1968年、学生たちによる革命運動のうねりのなか女性革命家として名を馳せた重信房子とウルリケ・マインホフ。ベトナム戦争で行なわれた虐殺に戦慄した彼女たちは、世界革命による資本主義勢力の打倒を目指し、それぞれ日本赤軍とドイツ赤軍を率いて活動した。本作はふたりの娘である作家兼ジャーナリストの重信メイとベティーナ・ロールが、母親である房子とウルリケの人生をたどり、現代史において、最も悪名高きテロリストと呼ばれた彼女たちの生き様を独自の視点から探ってゆく。母親たちが身を隠すなか、ある時はともに逃走し、誘拐されるなど、メイとベティーナは過酷な幼年期を過ごし、壮絶な人生を生きてきた。再び民主主義の危機が叫ばれるなか、彼女たちは自身の母親たちが目指した革命に向き合う。 彼女たちは何のために戦い、我々は彼女たちから何を学んだのか?
パレスチナで自爆攻撃に向かう二人の幼馴染みの若者の友情の物語。イスラエル人プロデューサーと手を組んだパレスチナ人監督ハニ・アブ・アサドが、ヨーロッパ各国と共同で制作を行い、これまで語られる…
>>続きを読むベトナム戦争や文化大革命など世界が革命にうねりを上げていた1960年代。日本国内でも学生運動が活発化し、先鋭化した若者たちによって連合赤軍が結成される。1972年2月、革命のために全てを懸…
>>続きを読む1906年、ロシア革命に触れたローザはその火を広めるために活動していたワルシャワで投獄された。釈放後にドイツへ帰国するも、かつては情熱的だったドイツ社会民主党が保守的になりつつあることに反…
>>続きを読む反ファシストグループに参加した法学部の学生は、次第に危険な状況にのめり込んでいき、暴力も辞さない思考へと陥っていく。
1952年に北朝鮮から8人の若者がモスクワ国立映画大学に留学した。だが、彼らは北朝鮮に帰らず、当時の金日成首相を批判して、エリートとしての約束された将来を捨てて、1958年にソ連に亡命し、…
>>続きを読むダーヴィットはフランクフルト近郊の実家へ帰ってきた。認知症になった母グレーテル の世話を手伝うためだ。父マルテは、長年妻を介護してきたが、さすがに疲れてしまっ たらしい。ダー…
>>続きを読む© Transmission Films 2011