徳川女系図の作品情報・感想・評価

『徳川女系図』に投稿された感想・評価

大奥に男は僕一人!子種欲しさにどの子もこの子も誘惑してくる!
…的なSODのエロDVDみたいな世界なのだが、どっこい異常性欲路線前夜の本作で描かれるのは、どこか強烈な女性不信に囚われた徳川綱吉(吉田輝雄が好演)の、無償の愛を探す様。三原葉子・三島ゆり子をツートップに、内田高子、一星ケミ、火鳥こずえに辰巳典子ほか、当時のピンク映画女優を観られる貴重な作品でもある。

石井輝男は東映京都というアウェー戦を、脚本に新東宝の盟友・内田弘三を招いて堂々と見世物小屋的趣向で飾り立て、それでいて身分制を逆照射してトップである将軍の、既に権力だけの存在であることの孤独を渇いたタッチで描き出す。裸映画であろうと石井の見据える場所はその先にある。

不良メイクでない賀川雪絵が新鮮、谷ナオミの姿も。小池朝雄、南原宏治が脇を固める。影は「十一人の侍」「仁義なき戦い」シリーズの剛腕・吉田貞次。
もち

もちの感想・評価

3.2
さまざまなことを振り切るために般若の面をつけて踊り狂うシーンがとても良かった!!

監督:石井輝男

野しょんをするシーンで竹の中から水が石の間をつたったりと官能小説みたいな表現が多い。

実質的な”東映ポルノ”映画のスタートとなった作品。
石井輝男監督と言えばエログロバイオレンスなイメージ。
しかし「異常性愛路線」と言う割には、なんだか大人しいというか、バカエロ?みたいな序盤。
後半、綱吉が女性不信からの人間不信になるも、何人かの人間のおかげもあってふっきれる的な流れで、エロも消えてしまう真面目なラスト。
石井輝男監督の「異常性愛路線」シリーズはドンドン過激になるらしいのですが、一作目は大人しいということで……。
masat

masatの感想・評価

2.3

このレビューはネタバレを含みます

谷ナオミ、にっかつ出陣への最後の(一般?)映画。と勢い混んで観てはみたが、なんかハダカで相撲とってました。
これでは脱出したくなるのも致し方ない。ただ、顔も妖艶ではなく、身体も持ったりとルーズ。一体『しなやかな獣たち』(72)までの2年数ヶ月、何が彼女にあったのか?

しかし、久々の石井輝男!
前半馬鹿やりながら、きっちり反体制と一人の男の迷いと彷徨いをベースに、骨太なドラマを作り、将軍・徳川綱吉の抱える“矛盾”を炙り出そうとしている。
流石東映、いや、石井輝男節だ。
青年・綱吉を支えるべく、妻を差し出し、夫婦で腹を切る名家臣、愛の為に目を潰し出家した大奥の女・・・さらに、柳沢“出刃の上”は、肉欲と私服を肥やす。
これぞエロとグロの東映映画の底力と言えよう。

それらを演じ上げる吉田輝雄(将軍)、小池朝雄(名家臣)、南原宏治(出刃の上)が、B級レーベルの顔として渾身。

ラストカットは、まるで黒澤明の『乱』(85)を思わせる。この無常の世に、盲が一人、佇むのだ。
なんか重い。たとえば最後刺されて室外によろめき出て倒れるというアクションは襖を倒すところを映してほしいし、その後の雨もなんかいまいちだし。能面を投げるとこもカット割ってアクションをみせない。女たちの顔が見分けられないのは私の責任だと思うが、どのみち感情移入はしづらい。
絶対脱ぐと思っていた三原葉子が乳首すら見せなかったので肩透かしされた気分で観ていたが、その後の入浴シーンで脇毛を見せてくれたので余は満足じゃ。
次のカットで賀川雪絵が出てくると予想したタイミングで本当に出てきたのが一番嬉しかった。「東映ポルノ」の走りとされる、映画史的重要作品だったとは。吉田輝雄のまじめエロキャラ(むっつりスケベと言うべきか)は良き。
REM

REMの感想・評価

1.7
2021-05-19 wowow
エロいけど普通だなあと思ったら、これがいちばん古いのですね。
まあ、史実はガン無視の性略絵図。綱吉くん壊れるの巻。
せっかく綱吉を描くなら、生類憐みの令、松の廊下辺りにまで触れて欲しかったなあ
帯でコマの様にくるくる。丘を下れば林もございます。お疲れになったら川の水も飲ませてさしあげます。
me

meの感想・評価

3.0
東映ポルノのスタートと聞いたら
なるほど〜だった

すっごいつまんなかったけど
最後の能のところは良かった

上様の苦悩と葛藤を赤髪の鬼が舞う能で表していてかっこよかった

鬼と濡れ場と家来の怒号と汗ばんだ太ももと女体の躍動と鬼の切り替えが危機迫っていた
>|

あなたにおすすめの記事