ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~2013年製作の映画)

The Case Against 8

上映日:2016年01月30日

製作国:

上映時間:112分

4.1

あらすじ

「ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~」に投稿された感想・評価

harukapi

harukapiの感想・評価

3.0
結婚とは社会の権利ではなく、個人の権利。
一番響いた言葉。
「禁じられた歌声」でも思ったけど、神は、よく都合の良い捉え方をされる存在だ。
Mashimaro

Mashimaroの感想・評価

5.0
初めてのあっというまの、ドキュメンタリー。2時間が速すぎる。
さざ波のような気持ちで見られる。
なんでもない、素敵な、naturalで偉大な映画でした。
Aki

Akiの感想・評価

3.9
観れて良かった。
アメリカ、カリフォルニア州での同性婚裁判(結婚を男女間のものに限定する「提案8号」という州憲法修正案に対する訴訟)を追ったドキュメンタリー。

特に原告側の2組のカップルの裁判への重圧とか今までの思いとか不安とか喜びとか彼らの心情がよく感じとれ、何度か涙がこぼれました。かつて敵同士だった弁護士(しかもかなりの大物?)2人がタッグを組み、彼らも含めたくさんの人たちがこの裁判の準備をしている姿にもぐっときたり。LGBTに関してだけではなく、結婚とはとか他者を受け入れることとはとか色々考えさせてくれる映画でした。といっても重たいというわけでもなく感動ばかりでもなく所々笑いもあり観やすかったです。冒頭裁判予行演習シーンで難しいことばかり言っていてついていけないかもと不安でしたが、それも最初だけで気付いたら2時間あっという間。ただ終盤、何でもショー的なものになっちゃうのはアメリカっぽいなぁと少し感じてしまったり。
Osamu

Osamuの感想・評価

3.6
同性婚を禁止するカリフォルニア州法を違憲とし、マイノリティの人権を守るために闘う弁護団を映すドキュメンタリー。

5年間かかった訴訟を追いかけます。その間にアメリカ国民の同性婚に対する見方が変わっていったそうです。僕としては、その変わって行く過程をもっと見たかったです。

裁判が始まった頃、裁判所の周りで同性婚反対を叫んでいた、あの人たちはどう変わったのだろうか、変わらなかったのだろうか。そんなことが気になってしまいました。

この映画のメッセージには共感しましたが、何か釈然としないものを感じました。

昨日まで大統領に忠誠していた人民がクーデターを境に手のひらを返したように大統領狩りに躍起になる、それと同じようなことが起きているだけではないかという疑念が湧き上がったのです。

つまり、本質的には何も変わっていないのではないか、と。周りが賛成の雰囲気になってきたから俺も賛成に回ろう、無知だと思われたくないし少数派にはなりたくないからね、という具合に。そして、少数派を非難し、拒絶し、無視する。結局、マイノリティへの差別が横行しているではないかと思ってしまいました。

州司法長官とかいう女性の「私はあなたたちを理解してますよ」とアピールするような態度が白々しく感じられてしまったのが決定打でした。

裁判の周辺が気になってしまいましたが、観るべきところは裁判とその当事者たちですね。違うところに焦点を当てて観てしまいました。主題とは別のところが気になってしまい楽しめずに失敗するパターンに完全にはまりました。

偏見や差別の感情により奪われた人権を取り戻すための法的闘争を観る映画、ですね。
ちえ

ちえの感想・評価

4.3
彼らの嬉し泣きを見てたら、私まで感動して泣いてしまった。
究極のプライバシーだと思う愛の形にルールを決めること自体に平等平等と言ってる世の中に矛盾を感じた。
アメリカこそそういうとこ自由だと勝手に思い込んでいたけど、色んな差別も色濃いの事実。
そして、昔は異人種も結婚を許されていなかった...
今考えるとそんな法律必要なかったんじゃないかなぁと。
それで何人もの人たちが昔は殺されたりしてると思ったら、胸が痛い...
そこで立ち上がって戦ってくれた人たちがいるから今があるのか...
平等ってなんだ?
自由ってなんだ?
平和ってなんだ?
の世界。
永遠の課題。
odbo

odboの感想・評価

2.7
内容こそ歴史的に意義があることでしたが、当時の記録や映像に当事者のインタビューを交えただけの作品だということは早々に理解したので、後半は飽きが来ました。アメリカの歴史的出来事に立ち会えた気はしました。
LadyPotato

LadyPotatoの感想・評価

5.0
もう胸がいっぱい過ぎて何も言えない。とにかく自分が傍聴席にいるような緊張感と同性婚が再び認められた時の高揚感と感動は劇場一体が同じ気持ちだったと思う。周りも沢山泣いている方がおられました。

ドキュメンタリー調で時系列もよく追えてて、その時のご本人のインタビューを挟んできたりと、その時の出演者の気持ちがよくわかるようになっています。

とても良い作品の1つになりました。
tsuyoshi

tsuyoshiの感想・評価

3.9
内容もドキュメンタリーとしても一級品。
素晴らしい映画だと思います。
但し、少し分かり難い時系列と、エンターテイメント性は皆無なので、評価は3.9としました。
Sng

Sngの感想・評価

4.5
フォーカスされているのは同性愛者の人たちだけど、それを題材に、人としての生き方を学ぶ映画。「本当の自分っていったい何だ?」という問いが生まれ、自分らしさを貫くための勇気を貰いました。

こういう素晴らしい映画こそ全国で、ロングランして欲しい。本作品は公開前にクラウドファンディングで支援者を募っていましたが、それもあって何か会場の一体感を感じました。

公開初日だったので特別ゲストのトークもあって、日本人女性同士のカップルが自らの体験を話してくれました。映画の後にすぐリアルな人たちの話を聞けて、よりクリアに自分の中に落ちました。

クラウドファンディング(終了)
https://motion-gallery.net/projects/gendermarriage
小一郎

小一郎の感想・評価

4.7
いやー、よかった。感動した。劇場内あちこちからすすり泣く声。エンドロールで自然と拍手が起こる。こんなの初めて。水曜日の21時始まり。見るか否か迷ったけど、これは見て本当によかった!ゲイとかレズとかの映画では全然ない。差別を受けたマイノリティが立ち上がり、闘い、勝利を手にするドラマチックで感動のドキュメンタリーだ。

同姓婚が認められていたカルフォルニア州で2008年11月、住民投票により結婚を男女間に限定する、州憲法修正案「提案8号」が通過。同性婚は再び禁止された。

「提案8号」対して、「平等な人権を保障した州憲法に違反する」と無効を求める訴訟のために、2009年初めに「平等な権利のためのアメリカ財団」という組織がつくられ、男女一組ずつの同性カップルを原告として州を提訴。アメリカ合衆国最高裁判所で婚姻の平等が初めて争われた。

この提訴を、かつてブッシュ対ゴアの大統領選で敵同士だった2人の弁護士が引き受ける。法の下の平等のためとはいえ、保守派とリベラル派が協調することも驚き。5年以上に及んだ闘いの一部始終がおさめられている。

ドキュメンタリーでありながら、ドラマのようだった。理不尽とも思える結婚の無効。同性婚反対と見られた保守派の弁護士も闘うという意外性。嫌がらせを受けながらも家族の絆と、すべてのマイノリティのためにという高い志を支えに闘う二組の同性カップル。そして最後は、感動の大団円。

劇場に行ってビックリ。この日は東京大学東洋文化研究所教授の安冨歩先生のトークショー付き。先生は派手な女装でテレビにも出演し話題となった人。この日も女装で話をしていたけど、これも良かった。

先生は<ゴリゴリの保守主義者である共和党の弁護士が、「結婚という制度を保守するために、同性婚を認めるべきだ」と考えて、この裁判に立ち上がった、という事実に、深い感銘を受けた>という。安心で、安定した社会のため結婚制度が必要ならば、制度も時代の変化に対応しつつ変えながら、保守しなければならない。これこそが本当の保守主義なのだろう。

また、先生は「マイノリティの悲鳴を聞くのは、マイノリティを助けるためではない。マイノリティの悲鳴は世の中全体に潜む危険を知らせるサイン。マイノリティの問題はマジョリティの問題でもある」というような趣旨のことを述べ、私は思わず唸った。映画で見たヤクザ、障害者、捕鯨とつながった。もやっと感じていたことが、少しすっきりした。

この映画、東京ではシネマート新宿のみで2週間、しかも21時からの回だけという鑑賞ハードルの高さ。なんともったいない。2015年6月に全米で同性婚が合法化されたアメリカに対し、2015年12月、夫婦別姓さえ最高裁で違憲とされた日本。先生は「日本は家族を守る気があるのか」と憤っていたけど、上映館が少ないのは、まさかわざとじゃないですよね(冗談です)。感動だけでなく、いろいろと考えるきっかけを与えてくれる作品。未見の方はご検討を。