ローマ市警の殺人課長は、辣腕だが権力をカサに着た傲慢な男。ある日、愛人アグネスと学生パーチェの浮気を知った彼は、口論のあげくに彼女を殺害してしまう。しかも、自ら警察に通報し、殺人の痕跡まで残していく。前夫が容疑者として逮捕されたが、捜査は行き詰まる。現場に残された指紋や証拠品は課長のモノばかり、だが誰一人課長を疑う者はなかった。そんな矢先、有力な目撃者が現われ、課長は犯行を自供するが、警察上層部はその事実を揉み消そうとする・・・。
第2次世界大戦の終結から3年、ビデラ大統領は共産党員のネルーダを弾劾した。逮捕されるか逃亡するか? 大統領は直接警官ペルショノーにネルーダの逮捕を命じる。 ネルーダは追われる身として新…
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>>続きを読む警察学校を卒業したばかりのフランク・セルピコは正義感に燃えていたが、警察内部の腐敗を知り、次第に孤立していく。セルピコは不正を訴えるべく告発に踏みきるが、市内で最も危険な場所といわれるブル…
>>続きを読むナチス傀儡政権下のスロバキア共和国。戦乱にあけくれる小さな村に、レジスタンスの英雄ジャンの親友だと名乗る男が現れる…。ボルヘスの短編「裏切り者と英雄のテーマ」を下敷きに、L・ ピランデッロ…
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