
マリファナのくすんだ煙霧が、フロアでゆらゆら揺れている──。サウス・ロンドンに住む青年ブルーは、白人たちの度重なる嫌がらせに耐える日々を送りながらも、昼間は整備士として働き、夜は仲間たちと結成したユニット<アイタル・ライオン>のDJとして活動している。この街のどこにも居場所はないが、力強いレゲエのリズムこそが彼らのアイデンティティであり、音楽活動の拠点であるガレージだけがメンバーにとって唯一の“楽園”だった。サウンドシステム競技を勝ち抜き、強敵ジャー・シャカとの決勝戦を前に意気揚々とする彼らだったが、ある日、大切なガレージが何者かによって荒らされ、ブルーはついに怒りを爆発させてしまう……。
経済破綻状態にあった1970年代のイギリス。市民が抱いていた不安と不満は、第二次世界大戦後 に増加した移民たちへ転嫁されていった。街は暴力であふれかえり、特に黒人たちが襲われた。そのなかで…
>>続きを読む今もなお、世界中でカヴァーされ続けている青春の名曲 “TEENAGE KICKS” は、紛争の続く1970年代の北アイルランドで1人のレコード店主が世に送り出した。真実に基づくテリー・フー…
>>続きを読む1965 年、ロンドン。広告代理店のメッセンジャーとして働くジミーは、今夜もクラブでどんちゃん騒ぎ。両親はガミガミうるさいし仕事だって大して面白くないけど、ドラッグキ メて仲間とつるんでれ…
>>続きを読む出口の無い経済の低迷が続く 1974 年、イングランド北部の町バーンズワース。高校生のジョン(エリオット・ジェームズ・ラングリッジ)は、学校にも家庭にも居場所がなく、退屈な毎日にうんざりし…
>>続きを読む© 1980 National Film Trustee Company Ltd