マーロンブランドよりも、小動物的で、でも凶暴で、圧倒的カリスマよりこっちのスタンリーの方が好きだった。カリスマが見せかけじゃないとスタンリーは成り立たないと思った。
ブランチも、高飛車で鼻につく感…
超有名な戯曲なのに今回の演出は非常に心響いた。役者や演出が違うとこうも違うのか…
正直演出の意図など玄人的なものは何も分からなかったけどジリアンアンダーソンのブランチが兎に角良かったです。儚げでコケ…
まず、登場人物全てを批判的に描いているのが印象的だ。
女性としての意義を若さと性的に消費されることにしか見出せない主体性のない双極性障害を患う女性。
マチズモむき出しの男性。
ゲイであることをクロー…
今の時代に観ると男女差別的なものがより色濃く感じる。
昔読んだ時はそれほど思わなかったが、ブランチの人生はとんでもなく悲惨で、どこかで救いがあればと思う。
医者に連れていかれて田舎で静養出来るのが救…
舞台ではあるけれど、映像ならではの表現が生きた作品でした(特に後半)。建物の隙間から覗き見するような撮り方、影に隠れて喋る壊れゆくブランチ等々。
正直なところ、あまり好きな話ではないのだけど、メイン…
①2025.0803☆4.0@tohoシネマズ日比谷
凄く良かったしやっぱりこの作品が好き。
だけど、ちょっと期待し過ぎた所もある。
もちろん全く飽きなかったけど。
真新しさなんか別にいらない作品…
映画は未鑑賞。
ブランチは魂の高潔さを最後まで持ち続けようとして、死から逃げようと望みへと手を伸ばし続ける、まるで燃え尽きようとする蝋燭のようだった。
Desireを”欲望”と訳す邦題は、窮状からの…
本物の感情と、リアルな現実が目の前に顕現している状態。ここまでくると、優劣や評価の範疇を越えて、もはや言葉がでてこない。
演技という響きが軽く感じてしまうほど、ある状態の人間が目の前に生きていた。
…
小田島さん親子のトークイベント付き公開イベント
お父さんの方は奥さんと『ハリーポッターと呪いの子』を共訳されていて、息子さんからしたら祖父の代から翻訳家。
トークの内容は興味深く、掛け合いは面白かっ…
ちょっと精神的に危ない人が、本当に壊れていくまでをとても丁寧に描いていた。
スタンリーは、本気でイライラしてしまうほど、リアル。
衣装のチョイスも、本当にこのキャラクターが選びそうっていうくらいリア…