みんな蒸してやるの作品情報・感想・評価

みんな蒸してやる2015年製作の映画)

製作国:

上映時間:40分

3.9

あらすじ

かかしになりたいおとこは夢中 おんなは今更さよならふりむかせたい 私が結婚しても いつもの時間に きみがラジオきくなら、

「みんな蒸してやる」に投稿された感想・評価

 ちば映画祭にて、大河原恵監督特集により今ある中での4作品を一気に見たわけだが、本作が一番分かりやすい。でも、今回で見るのは3回目なのだけど、やっと話が分かった。

 鬼栄(キエエ)エビシューマイ店に働くカヨコは、ある男に恋をしているのだけど、その男は失恋したことで傷を植え付けられたので、案山子となって田んぼに自分を植え付けようと考えカヨコに振り向きもしない。そんな、カヨコも男に植え付けられたのだが、男に振り向いてもらおうとエビシューマイのようなプリプリな肌になって植え付けられた物に挑む、カヨコの恋模様を描いた作品。

 と、ざっくりしているけどこう言う内容だと思います。主演を監督自身が演じているわけですが、まあぶっ飛んでいる。三木聡作品をより大胆で切実にしたら、って感じでしょうか?

 何よりも本作が面白いのは、言葉を巧みに使うセンスが堪らない!!上の内容でも分かると思うのですが、「植え付け」と言う言葉から物事・物体を連想し台詞に盛り込み、それだけでなく映画として見せていく中で生きていく。タイトルになってる、「みんな蒸してやる」からも保湿シートだったり、サウナだったり、シュウマイだったり。次第には、「あの言葉は何だったんだろう?」と考えるわけで、もう虜になっている。それでいて、保湿シートをウェディング・ドレスにしたりと、言葉だけでなく美術センスも面白い!
 他の作品では、役者の見せ方が大胆で説得力を纏い気づけば胸を打たれていて、大河原作品は単なる偶然の産物ではない事が分かった。

 この面白さにハマるとクセになっていくし、出てくる役者皆が楽しそうで、意味を置き換えても身ぶり手振りな仕草は若々しくて可愛くってポカポカで、エネルギッシュな作品は元気を貰える。
 今後も彼女が生み出す、言葉と映画の化学反応に期待!
まり

まりの感想・評価

4.5
とても好き!海老シュウマイをとても食べたくなった。
洋服、小物がかわいい、えがかわいい。ストーリーもなんとなくでしかわからないし、理解するのは難しいけれど、いいな、って思う。
聞こえるか聞こえないかの声でセリフと言うところがとてもいい。聞こえなくてもきっといいんだなと思う、ポップだけじゃない
タイトル最高っスよね。

でも世界観が独特に過ぎて初見では理解も共有も難しいように感じました。

主人公の、世を儚み案山子として生きてゆくと決めた男に対する感情が軸にある物語と考えると何故みんな蒸してやる展開になるのだろうか、とか理屈で考えちゃやっぱ駄目っスかね。
ゆ

ゆの感想・評価

5.0
超絶すき。

大河原さんのポップな
アイデアが斬新すぎてインパクト強すぎるけどそれに負けない芯にある、言葉にならない歪な、熱い感情。
気がついたら主人公をがんばれーーって応援してました。
千濱藍

千濱藍の感想・評価

4.8
とても笑える
ぶっ飛び系映画だけど、
とても好きな感じです
春咲

春咲の感想・評価

3.5
PFF福岡にて鑑賞。監督のこれからに期待大。
1年前だけど、大河原監督の話題を観て思い出した。友達は否定的な意見多かったけれど、一周回ってこれを貫ける作家性は認められるべきだと思いました。
プロの監督が推す理由もわかります。自分の能力とぶつからなそう…しかし、独自性ばかり、とんがったところばかりがクローズアップされるのもどうでしょう?好みは別れそう!
しう

しうの感想・評価

3.9
蒸されたくなった。
さらに絞れば完全に蒸されにいく。
PFF2015京都にて
数々の映画祭で入選してきた話題作。
終止ずっと幸せでした。大河原節炸裂というか、人が誰でも持っている小さな苦しみとか悩みとかを監督ももっているんだという親近感と、それを大胆に字のごとく大胆に表現する才能の高さとのギャップにファンにならずにはいられない。かかし君の俳優さんも海老シュウマイ店のみなさんも、ありふれていながら個性的。
なによりテンポがいい。極限まで無駄を省き言葉を丁寧に詰め込んだ濃い作品。
大河原さんがお芝居をやる人で、映画をつくる人でいることが私は嬉しいですよ!
けん

けんの感想・評価

3.5
かかしになりたい男とか、設定がおもしろいね。
独創性豊かな映画ですね。
何が飛び出すやらのおもしろさがあります。
監督も兼ねる主演の大河原さんがはじけてて印象に残ります。
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