クルシメさんの作品情報・感想・評価

クルシメさん1998年製作の映画)

製作国:

上映時間:56分

ジャンル:

3.9

「クルシメさん」に投稿された感想・評価

もうなにがなんやらどないなっとんねん。
最近の井口監督の作品ってかなり初期作品と趣が近くなって来てるのではないであろうか。
源静香

源静香の感想・評価

3.0
井口昇初のドラマ性を持った作品。
愛する者を傷つけてしまう性癖の女が、舌がイカれた女と恋愛関係になり苦悩する物語。

おならとか良かった。
しまった!「わびしゃび」が早く観たくて収録順はこちらが先なんですが「わびしゃび」を先に観たのが失敗だった
「わびしゃび」が強烈過ぎてこちらは微妙だったかなぁ…

他人と親しくなるとついついその相手を傷つけてしまうヒロイン
舌先が別れていることを悩む女の子と親しくなるが…

社会的弱者を愛らしく描かせたら井口昇の右に出るものがあろうか?
でも、本作のクルシメさん…最初から最後まで嫌悪感しかありませんでしたよ…
それに対してもうひとりのヒロインである舌先キモ子さんが可愛らしくてね
ショートカットなせいもあるかもしれないが目元とか葵ちゃんに似てたよぉ

ってなわけでウンチを必死に我慢するシーンや、ひとりプロレスみたいなシーンはクルシメさんより舌先キモ子さんにやって欲しかったなぁ

最大の見所は井口監督のポンポコなおなか!
「わびしゃび」から10年で太ったねぇ
angryaoi

angryaoiの感想・評価

3.9
「キネマ純情」で井口昇に出会って、ほんと、遅すぎる出会いなんだけど、それで遡り観ている。「最近は井口昇観てる」って言うと、ああその手の映画好きな人なんだ、ってフィルター掛けられて見られそうでちょっと嫌だ。でも、そういったフィルターを感じさせる監督なんて多くはないなぁ、ってしみじみ。いやよいやよも好きのうち、みたいなこと?苦手に思われるって、言い換えれば、強い個性の持ち主ってことだなぁ、って。わっかんかいけど、こういったことをもっと綺麗事にして説教臭くした文章、フェイスブックで時々シェアされてきて、困ってる。
ぶっ飛んでる。
新井さんの病気は共感できる。
イジメにあった人、何かコンプレックスを抱えてる人には共感できると思う。
惡

惡の感想・評価

5.0
クルシメさんのレビューではなく同DVD収録の『わびしゃび』のレビューです


驚愕した。

こんな作品が埋もれているのか。
この作品を見るまで井口昇監督はただのエログロゲロB級監督だと思っていた。


ストーリー自体はいたってシンプル。
"高校を卒業した主人公であり被写体でもある井口昇は、自らの青春と過去に終止符を打つため二つ年下の高校の後輩にカメラ片手に告白するため、文化祭真っ最中の高校へ突撃しにいく"

必死に自分を奮い立たせるためにカメラ片手に仁義なき戦いのテーマを口ずさんでみたり、何のためにこの行為をするのか延々一人で歩きながら自問自答したり……とにかくこのときの井口昇の童貞感といったら……(褒め言葉)

到着した高校で(アポなし)待っていた"ミューズ"の可愛らしいこと!
絶妙なラインの可愛い女の子だ。クラスに一人はいたような気がする、こういう子。映像の中に思い出の中の自分の憧れの彼女と、一人相撲をしていたあの日の自分を見出してしまうのだ。

カメラ越しに井口昇の彼女へ注がれる愛が、見ているこちらにも痛いほど伝わる。

「どうしたんですか、先輩?もー、なんでカメラ回してるんです?」

ハニカミながら無表情な笑顔をこちらに向ける彼女は本当に可愛い。笑いあう二人の距離感が素晴らしい。この感じはフィクションでは出せないだろう。

コメンタリーにて
井口昇「文科系女子ってだけでご飯三杯いける」


しかし当初の目的だった彼女に想いを告げることは出来ず、失敗する。

「もう一度あの少女に、あの被写体に」

上野の某専門学校の屋上で一人、彼はもう二度と逃げないように決心する。
逃げないように被写体との距離が30センチにならないとピントが合わない接写レンズをわざわざ用いて井口昇は戦いに行く。



コメンタリーにて鈴木卓璽にこれはロードムービーだと評されていたが観ればわかる。これは自己を巡る旅の映画なのだ。

初期園子温や平野勝之監督作品のようなセルフドキュメンタリー作品なのだが両氏にあるようなアバンギャルドさは全くない。
しかし本作が今見ても心打たれるほどの焦燥感と感動をもたらすのはなぜか。


井口昇は教室と椅子を跳ね除けながら憧れの彼女に近づく。光降り注ぐきみとぼくしかいない放課後の教室で。

映写機に現像しないとキチンと撮れてるかわからない、というのは当時としては当たり前の時間差なのだろう。井口昇と彼女との時間差をそのまま象徴しているようにすら感じた。

全編を覆う青さと勢い。ある意味「元祖童貞をプロデュース」。
山戸結希監督絶対見てるだろうな。

後日談も聞けるコメンタリーは必聴。

クルシメさん目当てで見たが、完全に食っている作品だった。また一つ心のマスターピースが増えた。


「仁義なき戦いのテーマが聞こえるぜ」


(にしても終盤、若き井口昇が映るところは爆笑した)
井口監督のくるしみたい


井口昇監督。
 
公園内で起こるイジメ。

新井さんのチョー内気 
無口、
内面ドロドロ。

唯野さんの可愛いヒロイン、だけど作業着。

松梨さんのイジメ(平野監督繋がり)

不思議な三角関係をもとにじめじめっとした、女性同士の嫉妬と恋。

ラストなぜか飛行場は、監督の理想的な映画の完結とか?

何度か劇場で今作をみました。

井口さん、唯野さん見たさに。

DVDの安さに驚き!(「わびしゃび」《タイトルまちがってたらすいません。》は、特に好き)

裏井口監督(VアンドR含む平野勝之監督つながりでみました。)もみてます。

「片腕マシンガール」楽しみ!

2008年11月21日レビュー

追記
記憶曖昧ですが、20代の時、アップリンクシアターで見た想い出の作品。のち地元シネウインドでも上映鑑賞、
本作収録DVD購入(売却)

アップリンクさん、今も東京で大好きな劇場です!

今や裏ホラー映画とアイドルをプロデュースして、映画講師やコメンタリーでお馴染みの井口監督の自主映画。

同性愛から公園清掃いじめからどこか「ガロ」系まんがを彷彿させる素晴らしい陰湿とネアカを同居。

出演の唯野さんは、自主時代の「ウォーターボーイズ」の矢口作品によく出演していました。今や監督・小説家に転身。

井口監督ファン必見!の井口ワールドをぜひ!
人間関係を築くことができずにいる奥手の女性が、心を通わせられる親友をつくるために、自己の強迫観念と対峙する。今や世界中にカルト的なファン層をもつ、井口昇監督の初期作品。

素人に毛が生えた程度の拙さがあるけれど、作品の訴求力は絶品そのもの。井口監督が得意としている、社会的弱者の心理を鋭く抉った作風は、すでに完成形となっている。

過去にイジメ行為にあったり、友達の数がゼロになったりして、その劣等感をいまだに抱えている人ほど、感極まるものがあるだろう。逆にいうと、孤独の経験がほとんどなく、充実感が強い人ほど、まったく理解できない内容と言える。

心に欠陥をもつ人間に愛の手を差し出している、優しさに包まれた作品。
ZENRAchan

ZENRAchanの感想・評価

4.0
わびしゃびが凄すぎ…
とても他人事とは思えませんでした
涙が出た