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蜃気楼の舟の作品紹介

蜃気楼の舟のあらすじ

主人公の男は、母親を亡くし、父親に捨てられた過去を持つ。 友人に誘われたことがきっかけで囲い屋で働き始め、能面のように無感情になった男は、ただ毎日を浪費していた。ある日、ホームレスのひとりに、自らの父を発見する。それまでホームレスたちをモノのように扱ってきたが、父との再会により、初めて揺れ始める男。男の揺れは、彼の日常ともう一つの別の世界とが交わるきっかけとなる。導かれるように父を連れて囲い屋を出た男は、自身の欠落を問うために車を走らせる。現実ともう一つの世界の間を揺れ動くドライブの中で父と訪れた廃墟に は、母親の幻影がさまよっていた。そして、並行して描かれる、現実と幻想の狭間を航海する一艘の舟の意味するものとは..

蜃気楼の舟の監督

竹馬靖具

原題
製作年
2015年
製作国
日本
上映時間
99分

『蜃気楼の舟』に投稿された感想・評価

No.2762

写真の展覧会に迷い込んだような美しい風景と、

「囲い屋」と呼ばれる、生活保護受給者からピンハネする低俗な悪の世界。

この2つの世界が入れ代わり立ち代わり、一体どこへ向かっていくのか・・・うーむ、よくわからん、・・・こりゃ駄作か!?

と思いきや、主人公の男が、ミツオの自宅に呼ばれたところで

「うっそーん!!ww」ってなる。

あとはもう、ファンタジーなのか何なのかよくわからなくなるんだけど、ますます美しくなっていくタルコフスキーのような風景がどんどん押し寄せてくる。

その風景に負けない存在感を放つのが、名優・田中泯。

74/77
https://www.uplink.co.jp/cloud/features/2311/
「生きる希望」を描く映画は数多くある中で、「生きることの無意味さ・虚しさ」をテーマに描いている作品はそれほど多くない気がする。戦争映画のように生への強い執着から反転して虚無感に苛まれる兵士を描く作品はあっても(こういう映画は好き)、原因も分からず最初から虚無感を抱えている人たちを描いたものは個人的にぱっと思い付かない。

ここに出てくる登場人物たちはまさに虚無感の塊。ホームレスしかり、そのホームレスの生活保護費をピンハネする悪徳業者の男しかり。彼らに「生きている意味とは?」と質問をしたら間違いなく「生きていることに意味なんてない」という答えが返って来そう。

この「生きている意味とは」という質問の答えについては、それこそ人それぞれで「家族のため」「趣味のため」「仕事、あるいはボランティアのため」「世界平和のため」など様々。反対に「生きていることに対してなぜ虚無感が生まれたのか」という原因については、ある程度答えは限定されるのかも。この作品を観て竹馬監督は既にその答えを持っているように思えた。

あと特筆なのが心象描写の巧さ。生きていくことに無気力・無関心で感情を持つ気力すら無い彼らの内面を色と音の無い景色で表現している。静謐で絵画のような映像は美しい反面、無機質にも感じられて空虚な世界を印象付けている。

正直アート色が強くて分かりにくい作品ではあるけど、言葉では表しにくい心象を映像で表現した稀有な邦画だと思う。
Osamu
3.7
今いる場所からの脱出方法も分からなければ、戻るべき家の場所も分からない。そんな男の精神世界の感覚を味わう映画。

ホームレスを囲って生活保護費を搾取する貧困ビジネス「囲い屋」でその男は働いています。社会で何も生産できなくなった人間を使って金を稼ぎ出すシステム。そこで囲われている人間はただ生きているだけです。

話が映画から少し脱線しますが、生活保護の相談に来たホームレスに行政が「囲い屋」を紹介することもあるそうです。ホームレス対策に困った行政が必要悪として利用しているとのことです。トークショーでゲストの方がおっしゃっていました。

だけど、この映画はそんなビジネスを糾弾したり、ホームレスの悲惨な現実を訴えるものではありません。

メタファーが散りばめられた詩のような映像を投げかけられます。

正直言って、僕には難しく何だか分からないんですが、完全ギブアップではない、という微妙なセンなのです。

分かるようで分らない。軽く取れば何だか気持ちが悪い、深刻に取るとパニックになってしまう、そんな感覚を味わう映画なのかもしれません。

観終わった後も、自分なりの解釈を考える楽しみがある映画ですね。考えるヒントを求めて他の人の意見を聞いてみたくなる映画です。

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