東京アンタッチャブルの作品情報・感想・評価

「東京アンタッチャブル」に投稿された感想・評価

面白い。ただ前半が超退屈。バディ刑事モノの展開を見せ始める後半からがべらぼうに面白い。高倉健が脱獄犯(丹波)を逃すミス→上司・三國と衝突→協働で犯人を仕留める→和解、という一連の流れがバディ刑事感全開で最高。仕事を失敗した高倉健は女を宿に連れ込むこともできず(断られる!)、一方で同じ頃に三國は乗り気じゃないのに女から誘われる(カメラを外側から切り込む強烈なキスシーン!)。仕事できない輩は女をモノにできないという残酷さを三國との対比で無駄に強調してくる。なんだか80年代アメリカのバディ刑事映画みたいなノリ。時代を先取りしちゃう村山のセンスの良さ。

終盤の倉庫での闘いも最高で、三國の素早い動きにハッとさせられる縦構図がヤバい。

三國はカットが変わるごとに新しいタバコをふかしてるでお陰で画面が常に煙たい。

あと、三國があだ名で呼んでるほど馴染みのバーテンが殺されたってのに仏の前で名前ではなく「バーテン」と職名で呼び捨てにする薄情っぷりが怖かった。

丹波の最後を全部見せる村山のモンド魂も最高です。
三國連太郎タバコ吸いすぎで笑った
丹波哲郎が自分でピンセットで弾取り出すとこの寄りが面白い
丹波哲郎が脱走する下りと、ラストの倉庫での撃ち合いが連動するあたりが良い。三國連太郎と三田佳子の異様にねっとりしたキスと丹波哲郎が自力で肩から弾丸を抜くドアップが面白い。数本しか見てないですが、村山新治はメロドラマ路線の方が面白いのでは。