脱獄囚の作品情報・感想・評価

脱獄囚1957年製作の映画)

製作国:

上映時間:87分

3.7

『脱獄囚』に投稿された感想・評価

鈴木英夫のスリラー。面白いけど、妻を囮に使うという設定はあまりにも無茶。ありえない。そこに目を瞑れば楽しめる。

凶悪な脱獄者との息詰まる攻防と切れ味
鈴木英夫特集にて鑑賞

主演は池部良ですが、のちの曲者俳優の佐藤允が準主演に初抜擢された鈴木英夫作品で、撮影が成瀬巳喜男と名作を連発している玉井正夫なのでそこも…

>>続きを読む
3.5

刑事対彼に恨みを抱いて脱獄する犯罪者との対決というシンプルな内容をシャープな映像、緊迫感のある演出で彩り映画のテンションを下げることなくラストまで持っていく鈴木英夫監督の技術に唸らされる一作。ハード…

>>続きを読む

滅茶苦茶面白い。傑作。序盤はとにかくサバサバテキパキ話が進み、中盤以降は息詰まる、見る/見られる監視の持久戦。それにしても拳銃隠すの上手いな佐藤允!鈴木英夫もっと見ねば…

2018/01/31 (…

>>続きを読む
mira
3.5
かっこいいし、面白いんだけどあんまりにもアホくさい話じゃない?って思ってしまった。警察がマヌケにしか見えないのは面白味のひとつなんだろうけど…。犯人と奥さんが同室内にいる緊張感はよかった。
佐藤允が拳銃を下ろしてから警察の前に出てくるところが凄い。なるほど、という一瞬。草笛光子の表情が強く印象に残る。
やはりリアリティ、必然性において、満足いかない…

こんな洋装でヤングな感じの草笛光子は初めて見たかもしれん

関町5丁目、東伏見
tBi
3.5
Rec.
❶19.09.27,新文芸坐(35mm)/精緻と克明 鈴木英夫の手腕
ひと時も心休まらないサスペンス。息を呑むほどに美しい妻の草笛光子を囮にして脱獄囚を挙げようとし、恐怖に負けた奥さんに泣きつかれても作戦を中止しない非情の鬼コップ、池部良の陰のある表情に魅了される。
池部良だけシャツのボタン一つ多く開けさせる、おばさま心わかってんな〜。
観客側も息できない、真っ暗無音の時間。

あなたにおすすめの記事