ひつじ村の兄弟の作品情報・感想・評価・動画配信

「ひつじ村の兄弟」に投稿された感想・評価

bavaroa

bavaroaの感想・評価

3.8
思いもしなかったラスト。
羊飼いの牧歌的な話かと思っていたが、全然違った。

北欧の薄暗い雰囲気と素晴らしい大自然の中で、隣同士で羊たちを育てている仲の悪い兄弟の話。

ドラマといえばそれまでだが、騒動記とあって納得。

華はないが、この雰囲気、空気感がとても好き。アイスランドの作品、良い!
大切な大切な羊のためなら兄弟ゲンカは後回し。感染症がらみの話なので身につまされる。
静かな村の静かな兄弟喧嘩。
どちらにも可愛がられる羊と犬。
多くは語られない二人の関係性が少しずつ伝わるが、カンヌで「ある視点」部門でグランプリを受賞したって、こんな視点なのかな…。老体同士の雪解けの時機に現実は厳しい。
Yucar

Yucarの感想・評価

3.0
アイスランドの大自然を見たくて見たら、ラスト重い。見てる最中は、画面や語り違和感なかったけど、ラストの置いてきぼり感、どう見せたい&撮りたいか謎に感じて微妙。
温度。北欧ってかんじ


家畜という大事なものを失って、それで元に戻る関係性があって、

それでも全てを捨てきれなかったが故の結末よ。

犬がよかった。
tarupon

taruponの感想・評価

3.8
カンヌで「ある視点部門」でグランプリをとった作品。
私自身は、アイスランドが舞台ということに惹かれて鑑賞
(windowsスポットライトで表示される画像で、すごく好きと思うとアイスランドの風景であることが多々あって、アイスランドへの興味が高まっていた)
アイスランドの片田舎で、隣に住みながら40年来口も利かず仲違いしている老兄弟の羊愛にあふれる物語


若干、ネタバレ気味なので、ご注意くださいませ





まず、このこじれまくったグミ―とキディーの違いを描いていく様が興味深い。2人ともおそらくは60代~70代設定、2人とも独り者でだが、グミーは料理を作り酒もほどほどにていねいな暮らしの様に人柄が現れるし、対するキディーは無頓着で傍若無人な感すらある。2人とも同じように羊愛にあふれているが、羊に感染症が発生し、処分を迫られるようになった時の対応も異なる。後半に示唆される仲違いの原因もこういうところの積み重ねにあるんだろうなということが良く伝わってくる。

そして、本当にこじれにこじれまくっている2人だからこそ、最後に羊のために団結する様子がストンとおちる。
彼らにとって、羊が、彼らが親の代から引き継いできた純血種のこの羊たちが、どんなに大切なものであるかがわかるから。

ラストシーン、あの後はどうなるんだろうか。でも、現実を前に最終的にはどこにも行きようがないとすれば、あの最後はある意味最高にハッピーな幕切れなのかもしれない。


羊が本当に可愛かった。国全体で人口の4倍いる羊。羊が彼らの生活に本当に深く根差していることが伝わってくる。毛並みもすごくきれいで、良い毛がとれそうだなぁって思う。
兄弟がまるでおそろいの様に来ているノルディック柄のセーターもすごくあったかそう可愛かった。
期待していた風景もよかったです。
アイスランドは寒いから、木も少ないんだよね。そしてこけに覆われた大地。荒涼としているよね。
シャベルカーで人を運ぶとか、衝撃の場面も多かった(笑)
あろは

あろはの感想・評価

4.0
2015年公開のアイスランド映画であり、カンヌ映画祭において"ある視点賞"を受賞した作品。

原題英語「RAMS」なので、羊が物語の中心であり、舞台となるアイスランドの人里離れた村も、羊を中心にして生活が成り立っている。

しかし、主人公はその羊ではなく、この村で先祖代々羊飼いを営む、40年間も口をきいてない不仲な兄弟。

そんな兄弟を含む村の人々の生活を、羊に関係するある事件が襲う。そして、その事件をきっかけに兄弟の"仲"は大きく動き出す。

羊たちに導かれるようにたどり着いた、40年間のわだかまりを溶かす兄弟愛。

製作費175万ユーロ
mars31

mars31の感想・評価

3.5
可愛い羊と美しい牧歌的な物語かと思ったら、 アイスランド辺境のある村を舞台に羊飼いの兄弟の物語。
厳しい自然や疫病との闘い仲の悪い兄弟の確執などを時にはユーモアも交えて語られる。
きょん

きょんの感想・評価

3.3
暑いので、涼しそうなアイスランドの映画をチョイス。

おじいさん兄弟の区別がつかん。

あんな凶暴なお兄さんがいたら、そりゃあ、40年口を聞きたくないよね。

でも、根っこのところは似たもの同士。

犬が伝書鳩ならぬ、伝書犬(笑)

病気は自然発生するみたいだから、あんな大切で可愛い羊さんたちを処分しないといけないなんて羊飼いのおじいさんたちにとっては恐ろしいことだわ。

おじいちゃんたちの心情に感情移入する前にストーリーが進んで終わってしまうんですが、アイスランドの山奥の風で揺れてる草木を眺めながら、自然を愛でる映画です。
アイスランドでの牧羊の伝統と兄弟の絆の物語。
全体的にはユーモラスに描いているのですが、アイスランドでの人と羊の深い関係と牧羊の苦悩がみてとれます。
ラストの映像の力強さと美しさにグッときました。。
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