“適正な世界に不適正な僕が現れないように”
宇宙への夢。
遺伝子差別と、“不適正”遺伝子の僕。
殺人事件と指名手配。
恋の成就と、明るみになる秘密。
色褪せた海。
そして、哀しく叙情的…
成りすましの手法や、バレそうになった際の緊張感で序中盤を楽しむことができた。
最後の最後で医者にバレた際の対応が小粋でとても良かった。振り返ってみると医者はずっとうっすら勘付いていた感がある。よい。…
近未来、DNA操作により生まれた”適正者”が優遇され、自然に生まれた”不適正者”たちが見放される社会。そんな世界で宇宙へ行くという夢を抱いた”不適正者”のヴィンセントの姿を描くSF作品。
事故で下…
遺伝子操作された人々で構成されるエリート主義、努力や性格ではどうにも越えられない壁があるとされる社会の話。
そう遠くない未来の話というが、確かに結果的に優秀な遺伝子同士が交配して子孫を残すかそうでな…
不適正者であるヴィンセントが自暴自棄になっていた適正者のジェローム(ユージーン)の協力を得て、夢である宇宙に行く為に成り済ますが…という話。
何も持っていなかったヴィンセントがジェロームの協力で夢を…
海を印象的に出す作品。
全体的にシックなデザインでまとめられていて落ち着いていた。
伏線として弟との因縁が最後の方に再開という形で出てきたのは面白いけど、
あまりにもそのシーンまでに主人公を追い…
親がヴィンセントに対して、不可能だとか
言うシーンは無責任で腹が立った。
不可能だと言われても自分で行動に移し、
自分を偽ってまで夢を叶えたヴィンセント。
そこまで必死になれるのが羨ましいと思った…