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イルマ・ヴェップの作品紹介

イルマ・ヴェップのあらすじ

香港映画の人気女優、マギー・チャンはパリを訪れる。女怪盗が活躍する古典映画『吸血ギャング団』のリメーク作に参加するためだ。しかし、苦悩する監督に撮影は難航。異国の地で途方に暮れるマギーは、盗賊衣装のボンデージに身を包み、パリの街を漂流する。

イルマ・ヴェップの監督

オリヴィエ・アサイヤス

原題
IRMA VEP
製作年
1996年
製作国・地域
フランス
上映時間
99分

『イルマ・ヴェップ』に投稿された感想・評価

KAKIP
3.9
記録用
オリヴィエ・アサイラス監督作品。

主演はマギー・チャン。
役も本人役を演じている。
物語はフランスで「レ・ヴァンピール 吸血ギャング団」のリメイクを撮影現場に主演で呼ばれたマギー・チャンは言葉も通じない中、監督が製作に苦戦し現場は混沌としていく、、。

今作はメタ的視点を多く含み映画史的な流れを意識して鑑賞しないとテーマを汲み取れない。

当時の時代背景として日本やハリウッドも同じだが80、90年代フランス映画界でも
作家主義、フランス芸術映画の伝統性は失われて娯楽性とスピード感のあるルックを重視しスタイリッシュな映像を全面に押し出した商業的な映画が流行するムーブメントである「シネマ・デュ・ルック」が時代を席巻していた。
リュック・ベッソンなどはその代表格だろう。

つまりヌーヴェルヴァーグ時代の亡霊であり象徴として監督役にトリュフォー監督作品常連のジャン=ピエール・レオが演じている。
「レ・ヴァンピール」に至ってはさらに遡り10-20年代のモノクロ無声映画である。
これらはかつてのフランス芸術映画のメタファーでありそれが製作に苦しみリメイクという形で復興できるか足掻く映画ということだ。

マギー・チャンの存在も興味深く言語が通じないという非言語性、レザーボディスーツによる身体性をもたらされモノクロサイレント時代の再現のようにもなっている。
そしてレザースーツはどこかフェティッシュでもあり監督の個人の欲望が表現されていて作家主義のメタファーでもあるのだろう。
フランスの女性スタッフが「バットマンリターンズ」をディスっていましたが私は好きです😊

「バットマンリターンズ」というハリウッド的作品を否定しつつも結局ボディスーツを取り入れたことは上記の記した様にハリウッド的な要素を頭では嫌悪感はあれど迎合していかなくはならないフランス映画界の現場のアイロニーでもあったのだろう。
マギー・チャンの存在自体もそれにあたるだろう。

ゴダールの「軽蔑」も映画製作の映画であり商業的なプロデューサーとの対立も描かれていたがヌーヴェルヴァーグ時代の作家主義神話は崩れ去り国際的な波が浸透し伝統性が失われた。

これからのAI時代。もう波は止められないだろう。
だれで簡単に消費する映像、映画は作りやすい環境が整いそこから新しいムーブメントが生まれ新しい担い手が登場するかもしれない。
その時に独自の個性を持った作家主義が重宝される時が来るのか。
それとも質より量の力にねじ伏せられるのか。
その度に今作のテーマは議論されるだろう。
この映画が製作された90年代のように。

それはそれで楽しみではある。
香港のスター女優のマギー・チャン。フランスで国民的人気映画「吸血ギャング団」のリメイクでイルマ・ヴェップ役として参加する。ノイローゼ気味の監督のせいで撮影は進まず、スタッフ間の空気も険悪。異国の地で混乱した彼女はイルマ・ヴェップの衣装を身にまとい、盗みを働いてしまう物語。

公開当時から映画ファンの間でカルト的な人気を誇る作品と聞いていて、興味津々で鑑賞しました。香港の人気女優のマギー・チャンが本人役でそのまま出演。監督役にはフランスの名優ジャン=ピエール・レオとなかなかの布陣。

内容自体も「映画に愛を込めて アメリカの夜」のような映画製作の内幕を描いたもの。監督自身がフリーズ状態。製作は進まない。スタッフ同士もエゴとエゴのぶつかり合い。八方塞がりの状況な上にフランス語は喋れなくて、孤立するマギー。

正直見てて結構退屈です。面白いか?と訊かれてもそうでもないと答えるでしょう。でも映画が作られる裏側を見たい方なら興味深く見れますし、見る側は今では気軽にポンと見れる環境。その一方で作る側はトラブル続きながらも心血注いで大変な思いをして作っている。その差を見てて痛感しましたね。
benno
3.9
オリヴィエ・アサイヤス監督作品…初鑑賞です…。


サイレント期の連続活劇『レ・ヴァンピール 吸血ギャング団』(1915)がリメイクされることになり香港からアクション女優マギー・チャンがやって来ます…。

マギー・チャンは本人役で出演…衣装は身体のラインがバッチリの黒のピチピチボンテージに目と口だけ開いたマスク…イルマ・ヴェップという女盗賊役です…。

しかし監督ルネ(ジャン=ピエール・レオ)がスランプ状態で撮影は難航…。

スタッフたちもエゴと個性がぶつかり合い現場は喧々諤々な状態に…。

そして遂にルネ監督は降板…後釜には打算的なジョゼ監督(ルー・カステル)が引き継ぐことになりますが…何とビックリ!! とってもポッチャリしちゃって気づきませんでしたს …ちょっぴりP. シーモア・ホフマンに似ちゃったみたい…。

果たして撮影はうまく行くのでしょうか…??


大胆に激しく動く手持ちカメラはドキュメンタリー風で、よく喋るフランス人の畳み掛けるような台詞も面白い…。

マギーと対話するインタヴュアーの口を借りた辛辣な言葉は監督の本音を代弁しているようで結構ブラックです…。

衣装係のゾエとミレイユ(ビュル・オジェ)のキッチンでのシーンでは、ふたりがマギーの魅力について語る何でもないようなシーンですが、その演技空間に惹きつけられます…。

また、今作ではゾエによるマギーへの片思いがサイドストーリーに…パリの夜のタンデムシーンは素敵です…ふたりの関係もどうなるのかなぁ…。


突出してたのは、音楽センス…Sonic Youthの♪TunicやLunaの♪ Bonnie and Clyde は最高🎶 マギーの魅力を引き立てます…。


そして最高のラストシークエンス!! …映像遊びのコラージュにはやられたぁ〰︎ს


✎︎ オリジナル版『レ・ヴァンピール 吸血ギャング団』(395分)とドラマ版も観てみたいです…ෆ*

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