ことの次第の作品情報・感想・評価

「ことの次第」に投稿された感想・評価

s

sの感想・評価

4.0
キャンピングカー内の話が全てだなあ

物語は物語の中にしか存在しない
けど求めて生存したがる
人物と人物との空間で映画は作られる
フィルムが届かないため撮影ができず、監督は失踪したプロデューサーを探しにロスへ。ポルトガルのホテルに残されたスタッフと俳優はできることがないので、バイオリンを弾いたりお喋りしたり、合宿のような呑気さがすごく良かった
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.5
2012/2/13鑑賞(鑑賞メーターより転載)
ヴィム・ヴェンダースは今まで観た作品どれも好きな部類に入っていたが、これは何とも感想を述べがたい映画。完全にSF映画のノリで始まったと思ったら突然監督とか役者が出てきてトリュフォーの「アメリカの夜」のような舞台裏を撮る映画に変わり、そのまま撮影が進まない間の出来事を撮り続けるのかと思いきや後半は突然アメリカに飛び、いつものヴェンダースのロードムービー風味が強くなってくる...が時すでに遅しという感じ。やりたい事は良く判るし映画ファンとして嬉しい設定も多いが、一方まとまりなく腑に落ちない点も多い。
コッポラのアメリカン・ゾエトロープ社との確執からヴェンダースは「映画において物語とは何か」という問題を発見する。ラストシーンにその哲学的思弁性が伺えハッとさせられる。
映画男

映画男の感想・評価

3.9
良かった。好きや。

フィルムが切れた映画撮影。

困ってる監督
創作苦戦中のシナリオライター
トンズラしたプロデューサー
退屈な美人女優
二人組みの少女

物語の撮影の中にも
いろんな物語がある。
そして物語には死がつきものだ。

最後、じーんときたな。
milagros

milagrosの感想・評価

4.0
人類も映画も死に絶えつつあるなか、それでも映画を撮ることの気だるさと悲壮感。レアリズムもフィクションも過去のもの。でも私たちは「物語」を求めるのである。「生存」するために。
ヴェンダースの車は思考の蓄積の場である。
ラストがべらぼうに痺れる。まだ映画は死ねない。
サミュエル・フラーかっこよすぎ。

物語は物語の中にしかない、映画は死としか共存できない、名言のオンパレード
てる

てるの感想・評価

4.0
物語が入ってくると、生が逃げていく。
物語は、死としか共存できない。

ヴェンダース節炸裂って感じでした。
幾つになってもやっぱりいいですね。
フラーやコーマンの登場が、彼の映画に対する愛を表していて、何より映画の映画であり、「軽蔑」的な話でもある。
私的で詩的な映画。
ショットはかなり決まっていて、ミラー越しの十字など予見的なショットも素晴らしいが、対象は彼自身であるシネフィルに対してである。

追記
アルファビルが、ハリウッド参加ノワールやサスペンスへのポストモダン的作品であり、これはウエスタンに対するポストモダン的作品ともいえる。捜索者、群像、アンチヒーロー、十字架
見てる間はだるくて退屈な映画だなあ、と思っていたが、DVDを取り出す瞬間、「もう一回みたい」と思わされた。ヴェンダースの映画にはよくわからない中毒性がある。
ラストの銃の構えはマジで胸熱。本当に馬鹿みたいだけど熱い。厨二感出てる。映画制作に関わっている人がやる気が出ない時に見るといい。ヴェンダースがハリウッドで失敗したことを心から祝福したい。
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