イルマ・ヴェップの作品情報・感想・評価

「イルマ・ヴェップ」に投稿された感想・評価

創作に関するフランス映画ってことでいくつかのリヴェットの作品を思い出したけど、リヴェットと違って語られる問題が平凡だからか内容にはそのまで面白さは見出せなかった

あとまだ見ていないフイヤードの吸血ギャング団とかマギー・チャンが出ている武侠チックな映画とか、劇中の映画やこの映画より正直よっぽど魅力的に感じた

でもボンテージ姿のマギーは元ネタがあるとはいえ鮮烈だったし、そのマギーが宝石を盗むところとかノーマン・マクラーレン的で狂ったようなラストのコラージュの数々とか、後半には結構面白いシーンが多々あった

というかノーマン・マクラーレンの作品結構好きだから全編コラージュのようなシーンの連続だったら最高だったのにそこは残念
a

aの感想・評価

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アサイヤスって癖が凄いな。同じような服着た女の人が毎回出てくる。

傑作ではないけど嫌いになれないな。

アサイヤス、ヘンテコ。
寂々兵

寂々兵の感想・評価

3.4
90年代フランス映画界の迷走っぷりをそのまま映し出したような映画で、『アメリカの夜』のような群像バックステージ物を期待するとえらい目に合うのだが、なかなかどうして滑稽で面白かった。マギー・チャンが「ルネ(劇中監督)の映画は香港で公開されてないので字幕なしで観たが、画はとても良かった」とシネフィルみたいなことを言うのに対し、アクション映画好きのインタビュアーが「芸術映画はインテリ向けの自己中映画。本当の映画ファンはシュワちゃんやヴァンダムが好きだ」と言い放つ鬱屈したやり取りがいかにもアサイヤスだなあという感じだった。アサイヤスのこと何も知らんけど。あと悩める青年レオーは中年になってもやっぱり悩んでた。
ルイ・フイヤード『吸血ギャング団』のリメイクを依頼された監督=ジャン・ピエール・レオーが主演に中国人のマギー・チャンを選んで撮影するって話。映画内映画。『デーモンラヴァー』といい、アサイヤスがボンテージ好きなのはわかった。

レオーはもちろん最高なのだが、その後任の監督役で、なんとルー・カステルが出てくる。こいつもまた、異様な風貌で最高でした。ラストの気が狂ったのか!?と思わざるを得ない映像なんだろう・・・ 怖いんだけどw マギーチャンの目玉からファスナーが飛び出るのだ。

一番好きなシーンは、衣装担当のねーちゃんが、タバコ吸いながらボンテージのマスクかぶると、穴という穴から煙が吹き出すシーンと、芸術映画嫌いでジョン・ウー信者のフランス人インタビュアーとのシーンですかね。

この映画見てると、俳優の所作がいかに映画の中で重要であるかが再認識できる。結局映画なんて、俳優の所作をひたすら見るだけのものじゃん? 
イルマが男にクロロホルム吸わされるシーンのもがき方だとか。
どう動くかだよなぁ。
ロラン

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3.0
アサイヤスの中では動的な映画。雷雨の夜、マギー・チャンがホテルの屋上から盗んだ宝石を捨てる場面が印象的。キャストが豪華。
tjr

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4.5
ジャン=ピエール・レオー監督率いるスタッフ陣はルイ・フイヤード「吸血ギャング団」のリメイク映画を撮っている。
「イルマ・ヴェップ」に扮するマギー・チャンの軽やかなアクションと共に、撮影過程や日常風景はラッシュや夢の中へ自然とジャンプする。
そして監督の苦悩、同性愛やドラッグ、現場での混乱の数々、あらゆる物語をあっさりと飲み込んで行くラスト。どこまで行っても映画、まさしく映画の為の映画といった傑作と思う。
エリック・ゴーティエのカメラが目まぐるしく、しかしただならぬ求心力がありすさまじい。
「何故主演が中国人なのか?」という別監督の問に対する回答はレオー=アサイヤス自身が彼女に惚れてたから、としか言えないような気がするのも凄い(後にアサイヤスとマギー・チャンは結婚)。彼女の手から宝石が零れていくシーンの美しさといったら。
conaxxxo

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5.0
アサイヤスのフェチズムに特化した作品。ボンテージ、中国女、ノイズ、アナグラム、レズビアン、ジャンキー、吸血ギャング団、カンフー映画、ソニックユースとメインストリームとは一線をかくす題材を散りばめた傑作。コンセプトからエンディングまでどれをとってもパーフェクトで非の打ち所が無いのです。嫁さんがマギーチャンて私生活もパーフェクト。
うまる

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3.7
「Irma Vep」は「Vampire」のアナグラム。

「吸血ギャング団」のリメイクの為呼ばれたマギー・チャンが、全身ボンデージでキャッツアイみたいな役に扮するよ。

Sonic Youthなんかも流れてて、「デーモンラヴァー」にも続くアサイヤスの作家性は全開という感じ。

ラスト5分には度肝を抜かれた。
teruteru

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4.1
後になって思いだすのはやはり映画内映画の動的なシーンです。
格好良さにグッときて思わずビデオテープを買ってしまった記憶があります。