ジャッカルとアラブ人の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ジャッカルとアラブ人』に投稿された感想・評価

たった一つの室内空間で、女、オフボイスの権力者、女の前に立ち塞がる顔のない(フレームで切られた)男の足、反抗としてのハサミ、によってそれぞれの対立構造が描かれるという意味でカフカの原作通りに物語のニ…

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煙
4.0
カフカを描出する試み(『アメリカ』など)。
正座して朗読する女性。自宅なのか。ハサミ。ラストショットがかっこいい(いつも)。
3.5

based on the short story
《Schakale und Araber》(1917)
by Franz Kafka(1883-1924)
György Kurtág
《Kafka…

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むかし原作を読んだ時には全然考えてなかったけど、シオニズムの話として読めるかこれ(→調べてみたらブーバーのやってた月刊誌が初出だった)

ジャン=マリー・ストローブ監督作品。

フランツ・カフカの寓話短編の映画化作品。朗読劇だけど、ちゃんと役ごとに朗読している。朗読されるのは、後期ストローブ作品でよく使われる部屋。顔が逆光であまり見え…

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3.8
カフカの小説は読んでて爆笑できるんだけど、その爆笑できる感じを映画にできるのはストローブくらいだ。もちろんハサミで爆笑。
3.9
テキストの内容はあまり頭に入ってこないけど、それを読み上げる人たちの演技なのか何なのかよくわからない佇まいが気になる。あとハサミ。すごい切れそう。
4.2

3作続けて観てずっと思ってたけどこの監督、自然の暗色が潰れすぎてないか?わたしの視力がわるいのか。深い森の緑、室内の影の部分などなど。そこより空のほうが広く青く撮られていたから、物体より空気感を大切…

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カフカの原作の時点でジャッカルとアラブ人が何の比喩かとかさっぱりだったし、元々ストローブの作品でテキストの意味を理解しようと思ってないからそういう考察は放棄したのだけど、演出的には画面に登場させない…

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