慰めようのない者の作品情報・感想・評価

慰めようのない者2011年製作の映画)

L'inconsolable

製作国:

上映時間:15分

3.8

『慰めようのない者』に投稿された感想・評価

八つ裂きされる手前の吟遊詩人オルフェとの会話。これはやや視線劇的に読み取れてしまう気がして、やはりストローブの分裂の気配を感じたりする。
okachan

okachanの感想・評価

4.5
バッケー(トラキアの女?去年オウィディウス読んだけど忘れました)のポーズめちゃくちゃワロタ
めちゃくちゃミニマルな切り返し、から二人の位置関係がわかるカットに驚く。
Mypage

Mypageの感想・評価

-

「魔女 ー女だけで」と比べて、男がいて、女と男の会話だった。
前者のわかるわかる〜人間ってそうだよね〜、あんたもモノ好き〜みたいな雰囲気ではなく、
男が語り、女が歩み寄り、「おまえ、はなしがわかるな…

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煙

煙の感想・評価

4.5
シダが繁茂する森。うつむき加減で座っている老境に差し掛かった白髪の男。岩に片足を乗せて横向きに立っている赤いズボンの女。死と生のあわいについて。

ジャン=マリー・ストローブ監督作品。

イタリアの作家チェーザレ・パヴェーゼの未完の神話的対話篇集「レウコとの対話」の一篇の映画化。ストローブはこの原作の映画化作品が多い。

いつも通りの山々での朗…

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berThe

berTheの感想・評価

4.5
2018.06.16
パヴェーゼの試みに映画をもってここまで肉薄できるのはストローブ=ユイレの他にいないとさえ思わせる。破格。

最早馴染み深いイタリアの詩人パヴェーゼの詩か戯曲を引用した作品。

岩に座ったおっさんと小さな岩に片足乗っけたおばさんがただそのテキストを読み上げるだけなのだけど、その発せられる響き自体が心地良いし…

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yuria

yuriaの感想・評価

4.5
「過去は光であり、歌であり、躍りであった。だから俺は振り返ったのだ」という台詞に、ガツンときた。

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