ストローブ=ユイレが温めていた企画なだけあってとても素晴らしく映画史を語る上で欠かせないと同時に異端な一作。
60年代アメリカやフランスで資金難などでリッチな画面を撮ることができなくなった映画作家た…
音楽伝記映画というより、バッハの時間をそのまま差し出すような作品。ドラマ的な演出はほとんどなく、妻アンナ・マグダレーナの淡々とした語りと、実際の演奏風景が時系列で積み重なっていく。
固定ショットで捉…
グスタフ・レオンハルトがバッハを演じていて、バッハの2番目の妻アンナ・マクダレーナがバッハの後半生を回想するという形式の映画。バロック時代の古楽器が使われていて、出てくるのがレオンハルトだけでなく、…
>>続きを読むざくろの色アンナ・マグダレーナ・バッハ版こっちの方が100倍優しいが。
また、最初の引きのショットは最高。ホーリーマウンテンのラストを思わせる。
マグダレーナの生涯を描く訳でなく、三国志で言う諸葛孔…
固定ショットと最小限のカットで演奏をそのまま提示し、ドラマ的な感情移入の経路をあえて閉じる。そのことで観客は物語に浸るのではなく、画面と音を前に能動的に思考する鑑賞態度を強いられる。
語りはほぼ全…
耳が幸せでありました。演奏シーンはすべてワンシーン・ワンショットで動きは皆無かあるいはわずかな寄せ引きのみ、しかも全編同時録音という。バッハを聴かせるのに映像は不要、と言わんばかりの(映画なのに)非…
>>続きを読む真に音楽的な映画。
風景をみるように、
木々が風に揺れるように、
音楽を奏でる人々を見つめる行為。
ロベール・ブレッソンが「田舎司祭の日記」にて試みた、文学→映画の素直な翻訳の手法を音楽で試みら…
数いる作曲家の中でバッハをこの上なく好む自分にとってなんと私得な映画!
バッハの楽曲を皆頭に入れた上で観なければ本来の面白さも分からないだろうし、映画だから仕方ないないが高音で音割れするのが何とも…