ピンクのカーテン3の作品情報・感想・評価

ピンクのカーテン31983年製作の映画)

製作国:

上映時間:72分

3.8

「ピンクのカーテン3」に投稿された感想・評価

美容室の経営者(望月太郎)と不倫関係を築いている娘(美保純)が、同居している恋愛下手な兄(阿部雅彦)との心的な同調を促していく。肉体関係を欲する気持ちを抑制させている兄妹の葛藤劇を綴っているロマンポルノ。ジョージ秋山原作。原マスミの楽曲が起用されている。

これまでのシリーズ同様、出演者は同じだが、独立した内容の作品。兄妹は同居しているものの、別行動により、日常生活ではすれ違っているという設定。兄が妹のことを一方的に好いているふうの描かれ方はされていない。

兄妹が相思相愛を胸のうちに秘めながら、別々に恋愛劇を繰り広げる。そうして、恋愛の悲喜を経験するうちに、心の隙間を兄妹で埋め合うようになる。妹の物語は影が薄く、兄の物語に訴求力がある。

とりわけ、兄とトルコ嬢(萩尾なおみ)の交流が見応え満点。兄はトルコ嬢とのセックスに妹の代替を求めて、トルコ嬢は自分の実兄の代替を兄に求めているという汲み取り方が可能。「トルコに行って、トルコ嬢に説教される」という、ど~しようもない迷場面も登場する。全体的にダウナーな雰囲気が強いけれど、シリーズ最終作にふさわしい出来栄えと言える。