誘惑者の作品情報・感想・評価

誘惑者1989年製作の映画)

製作国:

上映時間:109分

ジャンル:

3.4

「誘惑者」に投稿された感想・評価

これは面白かった!秋吉久美子の多重人格ぶりが凄い。もう一度じっくり見たいけどDVD化されてないのね…
みずか

みずかの感想・評価

4.0
シネマヴェーラ渋谷の秋吉久美子特集で。久しぶりの再見だったが、思っていた以上の傑作だった。サイコ・スリラー、あるいはサスペンス映画風の物語の中で、三つの形の恋愛を対比的に描くという構想が見事。草刈正雄演じる医師にとっての家族や社会の枠組みの中にある愛、石橋蓮司が語る感情のない性交渉、そして最後に現れる孤独な魂が寄り添うような、純粋ともいえる愛である。三つめの愛の姿をもっとじっくりと描いて欲しかった感じはあるのだが、シナリオの巧緻さ、抑制された演出に感心した。二重人格を演じる秋吉久美子が素晴らしいのはもちろん、草刈正雄も、声のよさが生かされており、見事な演技をみせる。
ENDO

ENDOの感想・評価

4.4
高純度の百合映画。2つの物語が並走する。冒頭のタクシー運転手の磯部勉の様子からして異常。草刈正雄が完全なる狂言回し。夕暮れのカウンセリング室で暗闇に溶けていく秋吉久美子の顔の翳りに背筋が凍る。空虚なセレブとしての石橋蓮司とのプールの会話。原田貴和子と河岸での思いがけない接吻の甘酸っぱさ。背景に通話者が映り込むセットによる電話の場面。土砂降りの中アパートの窓に直結する心中現場のCoca-Colaの赤いネオン看板。場違いな闖入者として無力に去っていく正雄…静かなる狂気。有無を言わせぬツアーガイド秋吉久美子の儚さが場を支配する!
buccimane

buccimaneの感想・評価

4.0
原田さん登場から可哀想な役に違いないと思ったけどまさかそこに落ち着くとは…。
でもセックスシーンないのにセックスの予感を振り撒く草刈さん萌えの映画て感じ。
終盤は石井隆監督作かと思った。
あの新聞読む機械!と思いながらも黒沢清監督だったの見落としてたし芹さんもどこに出てきた?と思ったけどバイク乗ってたのか。
h

hの感想・評価

4.3
両立しえないはずの2つの本気の誠実さが一画面に同居してる 強く抱きしめることしかできない原田貴和子の切実さといったら
teru1962

teru1962の感想・評価

3.5
原田貴和子ファンだったのが甦った。
映画は、丁寧に小さな工夫を重ねる感じが
良かった。
G

Gの感想・評価

4.3
やはり長崎俊一おもしろい!勝手にvシネマだと思ってたけどフジテレビ制作の劇映画なんだ。秋吉久美子の演技がとにかくすごい。後半に進むにつれてエスカレートしていく二重人格演技は怖い。そしてなんといっても序盤、カウンセリング中ゆっくりと秋吉久美子の顔に影が入っていくシーン、怖すぎる。役者の喋りをじっくり見せるような演出がなされていて、設定はトリッキーなのにショットが軽くないというのは面白い。合成して会話している二人を同時に見せる通話シーンなど工夫を凝らした場面や妙なディテールも良い。「2,3割とかもらえると思うんですけど」のバイカー。「連絡待つ」プレートの異様さ。最初の患者も怖かったなー。終盤、原田貴和子が全く似合わないウルフカット?で登場し驚愕&爆笑。劇伴のデジタルシンセ時代+当時流行りのスムース感が絶妙にむず痒く、クセになる。
冒頭の診療室で人格が入れ替わる秋吉久美子の場面からいきなり素晴らしい。運転車内や、窓を開けたらコカコーラの屋上の現場。巻き込まれたままの草刈正雄。いきなりショートカットで別人みたいになった原田貴和子も良い。図書館司書に黒沢清。
堊

堊の感想・評価

3.6
疲れたから長崎俊一見ようと思ってみたら『めまい』+多重人格+百合だったのでチビった。
201901

面白い。

わかりやすいけど。
当時頑張ってシチュエーションを作り込んでいるところとか。わかりやすい。

二重人格に悩む患者と
そこに興味を持つ精神科医。

2人目が出てきたときに思わず笑む正雄。
かっけーなぁ。

当時の正雄の映画は
必ず泳ぐシーンとか。
裸が出てくる。

そしてこの手の役回りでは抜群の演技力かましてくる秋吉久美子。地なのか?なのだろう。

今回残念で、怪演なのは。
石橋蓮司のタルッタルのおっさんなのに
秘密クラブでぶいぶいいわせて
若い子たぶらかしまくっている社長役。

色々面白い。
そして怖い。
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