アンリ、アンリの作品情報・感想・評価

「アンリ、アンリ」に投稿された感想・評価

Hideko

Hidekoの感想・評価

4.0
原題: Henri Henri

2014年の映画だから、撮影に使われた電球は温かみのある電球色のLEDだろうか?
昔の白熱球より色が若干白めのような気がした。

物理的な闇と光の対比。
心理的な闇と光の対比。

アンリの手掛ける照明が人々の人生を照らしていく…

ほの黄色い光と緑や赤の映像がとても美しい。

アンリ役のVictor Andres Turgeon-Trelles, エレーヌ役のSophie Desmaraisとも表情が柔らかく安心感を与える。これからの作品が楽しみ。
志摩

志摩の感想・評価

3.5
鏡やガラスに反射する虚像も光からうまれるもの

シーンをつないでいくのは光
配色、画面の構成、照明どれも芸術的でワンカットワンカットが奥行きのある絵画のよう
登場人物が笑うと自分まで嬉しくてにっこりしてしまうような撮り方
視力を取り戻したエレーヌが見たのは電球じゃなくてアンリ本人の光

『Lock, Stock and Two Smoking Barrels』糸のつながる感触

ウェス・アンダーソンに似ているという評を見た、たしかに彩度抑えぎみのウェス・アンダーソンぽいかも

そしてふたりはいつまでもしあわせにくらしました
めでたし、めでたし
Aki

Akiの感想・評価

4.3
MUBIにて視聴。青緑を基底とした透明感のある色調とウェス・アンダーソンのようなキッチュな色彩が美しく、小道具の扱いが楽しい。(フィックスのショットと登場人物たちの横移動はまさにウェス・アンダーソンなのだけど、彼ほど徹底された様式は見当たらない)
アンリ・アンリという名の主人公が盲目の少女に恋をする。明らかにチャールズ・チャップリン『街の灯』が意識されている。主人公は電球を直すのが得意で、この電球のオンオフ及び修理には「復活」のモチーフが重なるのだけど、「(イエス・キリストの)復活」と「電球の交換」の二つのモチーフを接続した作品といえば、近年ではオリヴェイラの新作『アンジェリカの微笑み』がドンピシャで思い浮かぶ。ちなみに、父との再会に返却できなかったナイフがピタリと当て嵌まるのは三位一体のモチーフがそこで完成されるから。監督の長編第一作ということもあって脚本はやや単調で、内容はファンタジックでありながらもバートンのような禍々しさはなく、どちらかというとカウリスマキみたいなユルさ。(『ル・アーヴルの靴磨き』でも「復活」のモチーフがある)これはいいよ、名品。
童話のような映画だった。
導きを見落とさないように。純真に人に光を灯すようなアンリが素直でとても優しい気持ちになれた。孤独だった人たちに小さな明かりが灯っていく感じが良かった。
映像は終始かわいくて、音楽もよかった。エレーヌがとても美人だった。
skip

skipの感想・評価

-
おとぎ話風な心温まる物語だけど何気ない顔してきつい場面を挟んでくる。老人なんてしっかりとした現実問題よな。よくある説明なきダークファンタジーな設定と画面構成。正直少し安っぽい気も。終盤のハッピーエンドをどの程度楽しめるか。
Moca

Mocaの感想・評価

3.9
すごく好き。照明の仕事をしながら、孤独で心に暗い部分を抱えて暮らしている人々のことも温かい光でそっと照らすアンリ。彼の混じり気のない優しい眼差しが出会った人たちみんなを包み込んでいく様子がとても心地よかった。
『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督のような世界観だけどブラックな要素はそこまでなかった。本当に、とても素敵で心に残る映画。
MrTottori

MrTottoriの感想・評価

4.0
冒頭の歌謡曲には驚いたけど、ストーリーやカラーはとても好みです。伏線もしっかり。
主人公は能年さんに似てました(´Д` )