復員し妻の家の元別荘に実の両親を含め4人で暮らす大学で研究を続ける男が、亡くなった戦友の妹と親しくなり、アパートを追い出された彼女に部屋を貸すが、次第に親しくなり家庭が壊れそうになってゆく物語。面白…
>>続きを読む千葉と藤本真澄が組んだ初めての作品。
角梨枝子全面売り出しすぎだし戦後GHQに染まった話として非常に微妙なニュアンスだが昭和25年の鎌倉・逗子を堪能できただけでも良しとしたい。雑誌編集の若山セツ子は…
新東宝作品。伊豆肇主演、池部良は三枚目の役で、当時は池部良よりも伊豆肇の方が格が上だったのか。角梨枝子、山根寿子、若山セツ子、三人の女優の夫々の特徴が生きている。昭和二十五年の鎌倉駅、周辺の海岸の様…
>>続きを読む✔『妻と女記者』(3.4p)及び『俺は用心棒(3.9p)』▶️▶️
溝口や小津の様な大向こうを唸らせる、日本的美·その成果を見せつける決定的な様式·技術を持ったのは、すこしうっとおしいと言われ…
千葉泰樹のコメディ。しかし、コメディ演技は池部良と若山セツ子だけ。設定に無理があるから、伊豆、角、山根、菅井らは無神経としか言いようのないキャラクターになり下がり、辟易。部屋を貸してトラブルが発生す…
>>続きを読む30年代のMGM映画『妻と女秘書』を下敷きにしたらしいが、これが“悪しき”日本的家族形態からアメリカ的核家族への移行を奨励する、GHQの占領政策に沿った作品に見事にアレンジされている。このことは菅井…
>>続きを読むちょこちょこ動き回る若山セツ子のキュートが炸裂。時折挿入されるクロースアップが効果てきめん。暗雲立ち込める鎌倉駅、嵐迫る銀座のシークェンスは『サンライズ』顔負け。お話もサンライズっぽい。晴れ晴れとし…
>>続きを読む中々コミカルで、何度も会場内で笑いが起こってた。
バリキャリ女子と専業主婦のコントラストや、生活様式は当時とは違うけど、今時の家庭でも発生する家族の問題とか、テーマが古臭く感じられずに、鑑賞出来た…