或る夜ふたたびの作品情報・感想・評価

或る夜ふたたび1956年製作の映画)

製作国:

上映時間:99分

3.9

『或る夜ふたたび』に投稿された感想・評価

mingo

mingoの感想・評価

4.0

3万しかない退職金の三分の一1万円もの大金を出してコートを仕立てたのは乙羽信子がどうかしてたがそれ以外は放漫ぐうたら佐野周二38歳が絶対的にあかん。38歳と言えば働き盛りなのにこの放漫さは佐野周二し…

>>続きを読む

夫・佐野周二の失業、代わりに住み込みで働きに出た妻・乙羽信子の失踪が暗い世相の下で描かれる。佐野がもっともヒリヒリするのはいつも優しく隣にいた妻の身の上や現実をじつは何も知らなかったということ。ウク…

>>続きを読む
不甲斐ない男どもにくらべて、女たちの逞しさといったら···でも、旦那や勤め先に黙って居なくなったりはしないと思う。

五所は『寝言』2部作や『木石』といった面白くない作品には辟易させられたが、本作は脚本が良い。だからか、五所はこの後、長谷部と組むことが多くなる。
佐野は会社が倒産して、仕事が見つからない。退職金も満…

>>続きを読む
ENDO

ENDOの感想・評価

4.0

失業中に鬼怒川へ新婚旅行。出費が嵩めば心も狭くなる。あれこれ悩み嫉妬と無力感で愚痴りまくる佐野周二を糟糠の妻乙羽信子(しかも背後からハグして肩を乗せる仕草はやたらと官能的!)の甲斐甲斐しい包容力。野…

>>続きを読む
一

一の感想・評価

-

細かい金の話やら旅館の女中へ働きに出た妻・乙羽信子への嫉妬やらで終始イライラみみっちい38歳無職夫・佐野周二サイコー。失踪した妻が帰ってきてホッとふんわりハッピーエンドかと思いきや、過去の話をネチネ…

>>続きを読む

☑️『或る夜ふたたび』及び『朧夜の女』▶️▶️
日常⋅社会⋅世界の全てを洩れなく掴みきる宮島のカメラの恐るべき完成度と強固な深み、環境⋅個性による孤独な魂同士の夫婦の日常の闇と冷気を掴みだ…

>>続きを読む

失業して金欠夫婦がケチケチ細かい金のハナシであーだこーだ。佐野周二と乙羽信子の掛け合いの巧さに痺れる。こんな状況なのに居候してくる姪の野添ひとみを冷たくあしらい夫婦で鬼怒川に遊びに行ったそばから宿の…

>>続きを読む
csm

csmの感想・評価

5.0

無職の神経痛持ちで甘いもの好きな癖に子供扱いすんなとプンスカゴロン佐野周二38歳。後ろから抱きついて軽く耳掃除したり、そのエロ甲斐甲斐しさがどう見ても過去ありワケあり26歳乙羽信子。越前屋のゴシップ…

>>続きを読む
白

白の感想・評価

3.5

ジョセフ・ロージーの「歴史は女で作られる」のポスター。
野添ひとみは端役だったが銀幕で久し振りに目撃できて良かった。
あさぼらけに夫婦が河へ、踏切へと歩を進めるシーンの影の黒さ、アングルの低さには唸…

>>続きを読む
>|

あなたにおすすめの記事