ハッピーバースデー 命かがやく瞬間の作品情報・感想・評価

ハッピーバースデー 命かがやく瞬間1999年製作の映画)

製作国:

上映時間:80分

3.4

「ハッピーバースデー 命かがやく瞬間」に投稿された感想・評価

青二歳

青二歳の感想・評価

2.9

このレビューはネタバレを含みます

…“道徳の授業で観させられそう系”。母娘の関係がリアル過ぎて泣ける…萩尾望都“イグアナの娘”からファンタジー要素を引いたものなんですが、このプロットこわい。何がこわいって虐待の連鎖が鍵となってる点がキツイ…
【おはなし】母に“産まなきゃ良かった”と言われ喋ることが出来なくなってしまう妹。どう頑張っても話すことが出来ず、母からはなお疎まれ、学校へも行かせてもらえなくなってしまう。しかし兄の計らいにより福島の母方の祖父母の元へ預かってもらう事ができた。祖父母から無償の愛を受け、田舎の自然に触れていく中で、妹はようやく声を取り戻す。
その後は友人を得て、家族以外のコミュニティを作っていき、心の平穏を獲得していく妹。一方、変化した妹に感化された兄もまた、エリート詰め込み教育のストレスから逃れ、新しい価値観を見出すことに挑んでいく…
母との関係は難しいものを残しつつも、再構築への希望が伺えるラストとなっている。

虐待がテーマのアニメと紹介されますが、暴力の虐待などではなく。精神的な虐待というか…子供を愛玩として扱い、一方で子供を支配下に置く親を描いています。正確に言えばどちらも支配なのですが、妹は無碍にされる/無視される方です。
“イグアナの娘”ですね。この母親が、実は自分も過去に同じような扱いを父母から受けていたことが判明します。連鎖してしまう虐待。祖父母も孫を迎えて過ごす中で、初めて自分たちが同じ事をしてしまった事に気づきます。

良いプロットなんだけど、ただ…“道徳の授業で使われそう系”らしく、引き算をしないんだな…これも。虐待、無視、支配、搾取…母子の関係だけなら良作にまとまるのに、養護学級の障害児童との友情やいじめ問題まで盛り込むのはちょっとバランス悪い。主人公の少女が前向きに変わることができたことを表す場面だから、一応連続性はあるのだけど、やはりぎごちない印象。もっとドメスティックなドラマにした方が良い。後半になるとお兄ちゃんのエリート教育への反発とかもあるし(90年代って詰め込み教育批判が流行ってた気がする)、家庭内だけで盛りだくさん。しかし本当に引き算しないんですよねぇ…

テーマがとっ散らかっているけれど、メインテーマは“虐待の連鎖”でしょうか。同級生のいじめっ子も“虐待の連鎖”の犠牲者でしたし。何より母親がその連鎖のキーパーソンなのだから、養護学級やいじめ問題は省いて、母親を後半の主人公にしたら傑作になったと思う。彼女の回復をもっと丁寧に描いて欲しいところ。それでこそ虐待の連鎖を断ち切った主人公の少女の強さが光るのに。

このレビューはネタバレを含みます

児童虐待。でもママは一人だから。どんなことされてもママが好き。主人公は誕生日の日に、母親から生を否定され、ストレスで声が出なくなる。
歪んだ形の親子を取り巻く周囲の人々や自然との関わりが、次第に主人公の心の傷を癒やし成長していく。
そして翌年の誕生日では、母親と距離を置いた状態ではあるけれど、母娘ではなく友達同士の関係性を作り上げて一応ハッピーエンド。ここからが親子の関係性の再構築…となる兆しを見せて終結。

昔何度も読んだし、映画も1回は観たかな?
ゆう

ゆうの感想・評価

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小学校のときに原作を読んで感動した作品。おじいちゃんなど主人公を取り巻く人たちの言葉ひとつひとつが胸にしみる。
母娘の関係も主人公が強くなったことで変化が見られるのではないかなと期待。
hs

hsの感想・評価

3.5
声が出なくなっちゃった女の子の話。

学校で見たような気がする。