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雌牛
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『雌牛』に投稿された感想・評価

4.3
初のアレクサンドル ペトロフ作品。
アニメーションではなくて絵画が動く、この手の作品は手放しで好きなので
この作品の素朴なタッチにも始まりから引き込まれるようだった。
雌牛が子牛を想い、少年が雌牛を想う。
子供と引き離された雌牛の引き裂かれた心は人間の少年の柔らかい感触ではまかなうことが出来ず、一つの悲劇がまた悲劇を生むことになる。

広い農場と列車の線路が密接するという独特な立地、常に列車の汽笛の音を耳にしながら眠りにつく少年は毎日電車の夢を見るのだろう。
列車の音、走る哀しみの雌牛。
夢の中の出来事が混沌となりそれがやがて現実と知らされる。
死してもなお人間たちに与えてくれるばかりの雌牛に少年は何を思ったのだろう。

油絵の独特のタッチが雌牛の生命力の尊さを表現し、狂気にまみれた母性を細部まで描き切る。
短いけれど、強烈なエネルギーを感じられる作品でした。
3.5
チョコミントさんのレビューで教えていただき、アレクサンドル・ペトロフ作品をまとめて鑑賞してみました✨
1989年制作のアレクサンドル・ペトロフ処女作🇷🇺
オスカーノミネートなるも、受賞は逃しています💦

ガラス版に指で油絵具を付けて描く技法であるガラスペインティング技法によって、1989年に作られた作品。
最初に観た『老人と海』が風景で魅せていたのに対して、こちらは光と影を丁寧に描写した絵が印象的。
暗いシーンは敢えて荒く絵が描かれていて、少年と雌牛の感情が、画に表れているようでした。

これは元は小説ではないのかしら👀?
母性の象徴である雌牛と、その愛や子牛の喪失による痛みを感じ取れる少年の、心の交流を描いた作品。
でも暗くて辛いお話だったな💦
牛は、肉、ミルク、内臓、骨、全てをくれる。

咳、牛の鳴き声、列車の音、等、リアルな世界を絵画で作り上げている。

主人公は列車の通る線路の近くに住む男の子。家では雌牛を飼っていて、その牛に子供が生まれた。男の子の家はあまり裕福でない為に、まもなく子牛は売りに出されていってしまう。雌牛は悲しみのあまり、畑の耕し(?)の仕事をしなくなってしまう。男の子は雌牛に寄り添ってあげるが、雌牛には届かない。男の子は雌牛が列車に身を投げる夢を見、起きるとそれが現実になっていた…

牛は食べ物以上でもなければ以下でもない、という現実を叩き付けてくると同時に、人間が消費する命の大切さをストレートに物語っている。更に、絵画の美しさとリアルな世界観がそのメッセージを補強している。

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