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ラサへの歩き方 祈りの2400kmの作品紹介

ラサへの歩き方 祈りの2400kmのあらすじ

チベット、カム地方マルカム県プラ村。ニマの家では、父親が亡くなり、まだ四十九日が明けず、法事が行われていた。父の弟のヤンペルは、兄のように思い残すことなく自分は死ぬ前に聖地ラサへ行きたいと願っていた。ニマは叔父の願いを叶え、叔父を連れ、ラサへ巡礼に行く決意をする。彼らの巡礼のことを知ると、次々と同行を願う村人が集まり、老人、妊婦、そして幼い少女タツォを含め一行は総勢11人になった。村から五体投地で1200km離れた聖地ラサへ、さらにそこから1200kmあるカイラス山への巡礼の旅がはじまる。

ラサへの歩き方 祈りの2400kmの監督

原題
岡仁波斉/Paths of the Soul
製作年
2015年
製作国
中国
上映時間
118分

『ラサへの歩き方 祈りの2400km』に投稿された感想・評価

riekon

riekonの感想・評価

5.0
チベットの小さな村で
巡礼に出ると決めた叔父さんたち。
「巡礼するんだって?
うちのも一緒にいいかな?」と
何人も頼まれ
(巡礼って大変なのに軽く頼むし
引き受けるね…)と思ってたら
もうとんでもなかった❗️😳
2400kmを1年かけて
五体投地(ごたいとうち)と言う
祈りながら身体を地面に投げ出すを
繰り返す歩き方で
聖地ラサ、カイラス山まで目指します✨
歩くだけでも大変な距離なのに
凄すぎますよ。
途中沢山の事が起きますが
感情的になったり、弱音吐いたりしない。
穏やかで笑いがあって
器の大きさが違う。皆さん素晴らしい。
フィクションですが
本当の村の人達がやっているんですもんね。
女の子も頑張ってた!
いや〜凄い作品でした😊
《図書館》
KUBO

KUBOの感想・評価

4.0
なんか、すごいものを見てしまったなぁ。

「ムヴィオラ」さまからいただいた映画『ラサへの歩き方 祈りの2400km』のDVDを鑑賞。

なんか、ヘッドスライディングみたいにうつ伏せに滑り込んで、地面に這いつくばって祈りながら前に進んでる⁈ 何だ、これは?

どうやらこれは「五体投地」というもので、チベットの人が聖地ラマを目指す時に行う最も丁寧な礼拝の方法だと言うのだが、

え? こんなやり方でずっと行くの? とても信じられない。

それも、タイトルにもあるように、目指す聖地ラマとカイラス山までは2400キロ! それって北海道から九州までの距離とほぼ同じ! 嘘でしょ⁈

本作はドキュメンタリーではなくて一応フィクションと言うことだが、脚本はなく、実際にチベットの村の人たちに本当にラマまで五体投地で巡礼をしてもらったものを映画にしたものだから、ほぼドキュメンタリーのようなもの。

1年をかけての巡礼だからテントや食料なども運ぶんだけど、それがトラックじゃなくてトラクター???

女性の巡礼者が腹痛を訴える。陣痛? 妊婦にあんなことさせてたのか!

女性は巡礼の途中で出産までしちゃうのだが、これも撮影中に実際に起こったことだと言うのだから驚きだ!

道凍ってても、道が冠水してても、地面に身体を平伏しながら一行は聖地へと進み続ける。

私も仏教徒で、日本ではある程度の修行と呼べるようなことをした経験もあるのだが、本作の中で見られるような数千キロの距離を五体投地で巡礼するなど、到底できるものではない。

それも特別なことではなくて、チベットでは広く行われているというのだから、もはや驚きを通り越す。

ひたすら聖地を目指し行く道の、周りの山々のなんと美しいことか! このチベットの景色を見るだけでも価値があるほど美しい。

見終わって、宗教って何だろうと改めて思った。これほどチベットの人たちが心の拠り所としているチベット仏教。だが中国に支配された今、その精神的支柱であるダライ・ラマの写真を持っているだけで違法とされ弾圧される。

監督のチャン・ヤンは北京生まれで、本作に政治的意図はないとしているが、やはりチベットと中国の問題を考えてはしまう。

ともかく内容も映像も、他に例のない、類稀なる作品。一見の価値あり。
壮大かつ心が洗われるドキュメンタリー、、、と思ったら、
観終わって、フィクションと知って驚いた。

フィクションと言えども、チベットの小さな村の村人を
そのまま本人役で出して、巡礼させているわけなので、
台詞は用意されているかもしれないが、ハーフドキュメンタリーと言ったところか。

五体投地という両手・両膝・額(五体)を地面に投げ伏して祈る、仏教の究極的に丁寧な礼拝で、なんと、聖山まで2400Kmを1年かけて巡礼するという気の遠くなる旅路を描いている。

このポスターの少女もこの苦行をひたむきに、健気に行っている。それだけで心に響くものがある。村人11人の中にはお爺ちゃんもいれば、妊婦もいる。で途中で赤ちゃん生まれる。
なぜ、そこまでして!

いちいち、数歩歩いては、うつ伏せに寝そべって祈るわけなので、そんなで進むか!という位、なかなか前には進まない。
途中で疲れて、仰向けになったり、動けなくなったり、、

それを、泥土の上でも(泣)吹雪の中でも(泣)
固い石畳でも(泣)急な坂道でも(泣)川のような
水たまりの上でも(泣)五体投地を行うのだ。
落石が落ちてきたりもする、、

ただ、村人の表情には苦悶というより、朴訥でありながら、
どこか清々しさと時に笑みを浮かべたやさしさに溢れていて、
観ているこちらは、彼らがただひたすらに、祈り、歩き、寝そべり、また、祈り、眠り、時に、笑う姿を観て心がす~っと洗われていくようだ。

もちろんチベットの山々の風景は美しい。雄大な空とゆったり流れる雲。時に雪景色も美しく、山々に光が差し込むと実に神々しい光景が広がる。そんな中、時折、色とりどりの旗が風になびくのも目に広がる。

なぜ、そうまでして巡礼を行うのか、、亡くなった仲間の供養という意味もあれば、家族の幸福を祈ってということもあるが、そんな意味を超越して、自然と一つになっていく彼らの姿を眺めていると、ぐっと来る瞬間がある。

旅の前半で生まれた赤ん坊が最後の方、大きくなっている。
途中で亡くなる人もいる。人は生まれ、生きて、死んでいく。

生きているということ。それだけで、奇跡、喜びなのでは無いだろうか。
彼らの営みを眺めていたら、そんな気持ちになった。





 

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