そして人生はつづくの作品情報・感想・評価・動画配信

「そして人生はつづく」に投稿された感想・評価

近親者を亡くした方々に
そのときの話を聞かせて
と淡々と迫るし話すし
神のご意志でどこまで耐えられるものなのか
菫

菫の感想・評価

4.5
映画だって嘘ばっかりじゃないんだ

1990年、イラン北部を襲った大地震。前作「友達のうちはどこ?」の撮影現場となった地域は甚大な被害を蒙る。監督は映画に出演した少年たちの消息を追うべく、息子とともに現地へ向かう。

倒壊した家。一面の瓦礫。たとえ身を切り裂くような絶望が押し寄せようと、人々は〈日常〉を営む。洗濯物を干し、花に水をやり、4年に一度のワールドカップに心を躍らせる。人生は続いていく。砂埃のジグザグ道のように。〈現実〉と〈虚構〉の交錯する、ドキュメンタリー的方式で撮られた作品。キアロスタミの映画論であり、人生論。
(ほんとに野暮だけどアハマッドの成長した姿みたかった)引きの画がほんとに良い
アマプラでキアロスタミ! 
DVDは廃盤、わざわざ電車乗り継いで図書館のLDを見に行った10年前とは隔世の感。
嘘みたいなロングショットの数々。エンストを起こすような急坂も、他人の手を借りれば乗り越えられる……映画的としか言いようのないラストだけは鮮明に覚えていた。
ジグザグ道三部作の第2作。
どれだけ険しい道でも"なんとかなるさ"の精神で前へと進んでいく。
辛いことがあってもいつも通りに時は過ぎていく。
そんな残酷とも言える日常を淡々と描きながらも微かな希望を感じる。
それを象徴するようなあのラスト。
こういう空気感を映画にしてもらえるのは何よりの喜び。
Yutaka

Yutakaの感想・評価

4.5
ジグザグ道三部作の第2作。前作をフィクションとして踏まえた今作は更にフィクションとドキュメンタリーの間を自由に行き交う魔術がかった映画。
3万人以上が亡くなったイラン大地震。ここで映し出される被害者たちはどこか達観している。地震という為す術もない自然現象の前に、死を神の為された事と考えるその死生観は、イランにおける宗教観がよく分かるし、自然を畏れる考え方は、日本の土着信仰によく似ている。
人々が必死に復興作業を行っている一方で、その瓦礫を囲む自然は残酷にも美しい。数々の美しいショットは酷な現実の映し鏡だ。
キ

キの感想・評価

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キアロスタミの、ざわざわとしている人々の内面を、どことなく淡々と描くところ、これが人生なんだよなあと思わされる
hirobey

hirobeyの感想・評価

3.7
イラン映画。
キアロスタミ監督作品。
「友だちのうちはどこ?」(1987年)に関連したドキュメント風異色ロードムービー。
1990年にイラン北部で起きた大地震によって、「友だちの〜」を撮影した村も被災した。監督は自身の息子を連れて車で被災地へ向かい、出演していた少年たちを探す。
その時の様子をドキュメント風に再現している。監督自身は出演せず、経済庁で働いていた男性を監督役としている。
実際の被災地で震災から半年後に撮影されており、交通渋滞、瓦礫の山など実に生々しく映し出されている。
農村部では木と土壁で造られていた自宅はほぼ崩壊しており、皆家族の誰かは亡くしている。そんな状況ながらも、残された人は生きていかなくてはならない。宗教観もあってか、実に逞しく生きている様子が描かれている。

黄色い車
砂埃
ジグザグ道
ワールドカップ
なんだこれー、ドキュメンタリーみたいなレベルでじわじわと現実味を出してきたかと思いきや、メタ視点があったり、
かす

かすの感想・評価

4.1
ジュースを買う時に紙幣が風で飛ばされないようにガラスを文鎮代わりに使ったりするような、どうでもよくも思える日常に溢れる些細な仕草までちゃんとうつしてくれるのが好き。
フィクションとリアルの織り交ぜ方も絶妙で、ロードムービーとしてもドキュメンタリーとしても良質。
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