この演出を見るにつけ、キアロスタミは天才であると同時に底知れぬ悪人なのだと思う。善人は人を感動させられないというが、こちらはキアロスタミの術中にはまって感動してしまうのだ。ラストシーンで一瞬見えた影…
>>続きを読むすばらしいですね!
突き刺さります。
ドキュメンタリー→フィクションが余計にリアルになりますね。
それでいいって思える、
人の無力、可笑しさ、愛らしさを感じられる
何と言っても遠景のショットが脳裏に…
1990年6月20日イタリアワールドカップのグループステージ、スコットランド対ブラジルの試合の次の日にイラン北部を襲った地震、ルードバール地震で4万人の死者と10万人の負傷者、50万人が家を失った。…
>>続きを読む「死を突然やってくる。せいぜい生活を楽しんでおくんだ」家族を亡くしても淡々と洗濯をする女性やワールドカップを見ようとする青年が印象的。終わり方も好き。生きてさえいたらどうしたって人生は続く。それって…
>>続きを読む友だちのうちはどこ?の続編。
ちょっと前に見たけど、割と記憶に残ってる作品です!
前作の男の子がメインというよりは、被災地にいるあの前作の男の子に監督が会いに行く話。
ほぼドキュメンタリーという…
イランの長閑な丘を走る黄色い車が忘れられない。最後のジグザグを駆け上るところ。
車窓に切り取られる悲惨な街と人々。美しい光と景色のせいか、沢山の親族が死んでいるのに皆とてもあたたかい心のように感じて…
大地震のあった地域へ 車はすすむ。現状と人々の言葉や体験をドキュメンタリー的につなぎながら 途中で虚実の境い目を ぶっこわす台詞が さりげなく出てきて どきっと する。なんなら にやっとしてしまう…
>>続きを読む(C)1991 KANOON