1944 独ソ・エストニア戦線の作品情報・感想・評価・動画配信

「1944 独ソ・エストニア戦線」に投稿された感想・評価

ふじこ

ふじこの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

当事者でもなんでもないのに、支配され続け徴兵されて自国民同士で殺し合う。こんな悲しい事なかなかないのでは、と思う程。
敵だ!と撃ち合った後で、同じ国の人間同士だと分かり見詰め合うシーンは言葉にし難い。

さっきまで隣で笑い合っていた人間がいとも容易く抜け殻になってしまい、新たに配属された新しい戦友も、年若い人間も、親切に振る舞ってくれる農家の人も、よく知りもしない他国の他人の思惑に翻弄されてしまう。

ただただ道具のように使われるだけだったエストニアも、そこに生きる一人の人間の思惑も、最後には結局虚しさしか残らず、歴史の中の一つでしかないんだなぁ、と思わせるラストは悲しくも心に残る。
ガチガチの戦争映画(ハズレ率高)みたいなタイトルで勿体ないなと思う。
HIRO

HIROの感想・評価

3.9
エストニアの映画レベル高い👏🇪🇪俳優さんも素晴らしい。「命をかけた伝令」より感動😢しました。
JohnNY

JohnNYの感想・評価

4.0
4.0 AA
独ソ戦争の中でエストニアは両国の軍隊に徴兵され、同国人がそれぞれの違う国のために戦闘するという歴史的悲劇を描く。映画前半はドイツ軍のエストニア兵士の視点、後半はソ連軍兵士の視点で物語は進む。同国人と知って戦場で兵士たちが見つめ合うシーンは圧巻。エストニアの制作者はこのシーンを一番描きたかったのだろう。ソ連軍の兵士はドイツ兵士が書いた手紙を殺し合った兵士の姉に届ける。エストニア映画は初めて見たが、素晴らしい俳優陣、監督の創造力豊かな映像と演出、いずれも独特の表現力と高い質を持っている。前半のドイツ兵士の苦悩表現はまさに芸術的で素晴らしい。他のエストニア映画ぜひ見たいものだ。ロシア映画Tー34に匹敵する秀作だ。いかにも戦争映画的な邦題で見逃す人も多いのだろう。
けぶお

けぶおの感想・評価

2.8
ラストが微妙でしたが、戦車はカッコ良かったです。
冒頭で先輩達が死亡フラグを立たせまくるから笑いました。
【主人公が二人。見せ方が上手い…!!】

1939ソ連とドイツ不可侵条約
→1940WWⅡ開戦
→ソ連に併合されたエストニアをドイツが占領
→エストニア人はソ連軍とドイツ軍どちらにも徴兵される

わわ…元々同じ国の人間なのに敵味方二つに
分かれさせて戦わすなんて正気の沙汰じゃないけど、そもそも戦争が起きたのは正気の沙汰じゃなかったからなんだよな…
1番悲しいのは、世界ではこれが今現在も無くなっていないという事。

さて映画、
エストニア人でドイツ武装親衛隊に属している主人公から
同じくエストニア人でソ連赤軍に属している第二の主人公へのスイッチの仕方がもう…大天才(º̩̩́₀̑º̩̩̀)
イケメンのお姉ちゃんはやっぱり美人だった…
どんなに魅力的な主人公でも呆気なく人生の幕を下ろされるのが戦争。
みんなみんな、主人公だった。
「何の戦争なんだよ」

2021/09/01GYAO無料配信*吹替
UoxoU

UoxoUの感想・評価

3.7
戦争というだけでも残酷なのに同じ国の人間同士で戦うってこれほど残酷なことはない
突然兵士が目の前で撃たれるシーンが多く、命が一瞬にして奪われる場面を目の当たりにするので辛いことだけど仲間と同じ気持ちになれる、そしてどれだけ戦争が残酷なのかがよく伝わってくるので良かった
大体他の映画だとよく映る人物は生き延びるか最後辺りで亡くなることが多いけどこれは違って‘え?この人が?’と意外な人物が次から次へと撃たれ愛着湧いた頃にいなくなるので余計に辛い
本当に誰のための戦争なの?って感じる
かなで

かなでの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

淡々と進むのが良かった
主人公が入れ替わるところも伏線も良かったと思う
関連のみかんの丘も再履修したい
マヒロ

マヒロの感想・評価

3.5
第二次大戦中、ソ連に占領されたエストニアにて、それを迎え撃つドイツ軍との間で戦闘が巻き起こる。両国に挟まれた形となるエストニア人の兵士たちは、ソ連側・ドイツ側に分かれて自国民同士で戦う事になる……というお話。

自分と同じ国の人々と殺し合わなくてはならないというかなり過酷な歴史について、ドイツ側の兵士・カールとソ連側の兵士・ユーリの二人の若者の目線から描いており、戦争映画は数あれどなかなかハードな題材。
エストニアと言えば『みかんの丘』でジョージアとアブハジア自治共和国の戦闘に巻き込まれていたエストニア移民の主人公たちを思い出すが、自国でも二つの国の戦闘に巻き込まれた過去があるとは、なかなか苦労が絶えない国の様子(ちなみに今作の監督であるエルモ・ニュカネンは『みかんの丘』で主人公のお隣さんのみかん農家を演じていた人らしい)。

半ば巻き込まれるような形で自国民同士で殺し合いさせられる悲劇に尽きるという感じの映画で、全体的なトーンとしては割と明るめではあるが、気づかずに撃った相手が同じエストニア人だった……という場面の絶望感や、そうでなくても先ほどまで話していた仲間があっさり死んでいくところなど、戦闘による死がかなり容赦なく描かれており、その妥協のない描写が良かった。
主人公のキャラ付けが薄めで周りの兵士たちに埋没しかけているのがちょっと気になったが、概ね面白い良作だった。

(2021.139)

ドイツとソ連に分断されたエストニアの悲劇。
国を分断されるだけでも悲劇なのに、相手がヒトラーとスターリンとは。。

ソ連統治下のエストニアに、ドイツが不可侵条約を破って侵攻してきたため、占領された地域のエストニア人はドイツ兵としての戦いを強いられます。

忠誠心を高めるためか、なんとヒトラーのサイン入りプロマイド🤮まで配布されます。
要らねーよケツでも拭いたろか💩!と極めて健全な反応を見せるエストニア兵たち。


ドイツ側とソ連側の双方のエストニア人の視点で描かれますが、ソ連やドイツへの忠誠心などこれっぽっちもありません。
自国を蹂躙し、偉そうな顔で同胞を殺すことを要求してくる連中の為に戦い、戦場で死んでいくエストニア人の無念さたるや想像を絶するものがあります。

そんな戦いに、ドイツもソ連もエストニア人を可能な限り大量に徴兵した模様。

そして、互いに殺し合う悲惨な戦闘がもたらした、この状況でしか起こり得ない静かな人間ドラマが紡がれて、大国の思惑によって引き裂かれた小国の悲劇が浮き彫りになります。



ドイツの降伏により、エストニアは再びソ連統治下に戻りましたが、この時にドイツに協力して戦った人たちは、戦後ソ連の秘密警察に追われるというさらなる悲惨な目に遭っているようで、まったく救いがありません。


勝手にエストニア三部作
1944
こころに剣士を
みかんの丘
masa1

masa1の感想・評価

3.6
2015年エストニア戦争映画。

【1944 独ソ・エストニア戦線】

第二次世界大戦中のエストニア人は自分たちが始めた戦争でないのにドイツとソ連に分かれて戦った悲しい歴史があったとは知らなかった。

前半はドイツ軍に従事したエストニア人カールの視点の戦場、後半はそのカールを塹壕で撃ち殺してしまったソ連軍に従事するエストニア人ユーリの戦場。
撃ち殺してから同胞と気づき家族への手紙をカールの姉に届ける事に。そして恋に落ちるが……

主人公があっさり戦死して途中から主人公が変わってしまうのはなんとも。二人とも良い子なんだよな。

戦闘シーンは戦車も出てきて迫力があって見応えあった。
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