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「マーウェン」に投稿された感想・評価

ワンコ

ワンコの感想・評価

4.1
変わらなかったもの
暴行の前後でマークに唯一変わらなかったことがある。
女性のヒールに対する気持ちだ。
収集したいというような執着心だろか。
ホーギー大佐と一緒にナチと戦う相棒たちが皆、女性でアマゾネスばりの強さであることを考えると、女性に対する何かリスペクトがあるのだろうか。
映画の中でも、マークは、こうした女性に対するリスペクトの言葉を話していたように思う。
それとも、女性恐怖症…だったりしてと、
イマジネーションは掻き立てられる。
ただ、マークがハイ・ヒールを履いて颯爽と歩く姿を見ると、ヒールで背筋がシュッと伸び、視線も高くなって、たとえ10数センチ程度でも、世界が違って見えていたのかもしれない。
僕は、ヒールを履いて歩いたことはないが、女性の皆さん、どうだろうか。
#KuToo で、ちょっとバッドタイミングな上映になってしまったところがあるのかもしれないが、女性が自ら望んで、颯爽と、かっこよくいられるのであれば良いような気もする。

マークのように、何か変わらず好きなものがあれば、そこから人の才能は膨らむのかもしれない。
いろんな分野で才能を発揮できるのかもしれない。
イラストでも、フィギュアを登場人物にした写真でも。

そして…、実は、マークにはもう一つ変わらなかったことがあるように思った。
それは、マークにもともと備わった優しさだ。
暴行をした5人を前にして、たどたどしくも、マークは、この人達はもう出てこれないんだから…と言っていた。
肝心な部分は聞こえなかったが、何か優しい言葉をかけようとしたに違いない。

ヒールで颯爽としてたら、優しくもいられるのだろうか。

颯爽としてれば、心も軽やかで、強くも、優しくもいられるのかもしれない。

デロリアンが登場した時には、バック・トゥ・ザ・フューチャーのワクワク感を思い出した。
この映画は、ゼメキスにとってのヒールのようなものではないか。

何か好きなものを大切にして、心配事はデロリアンで、遠い遠い未来に追いやってしまって、心を少し軽やかにして生きられたら、割と未来は明るく楽しいのかもしれない。
G

Gの感想・評価

-
これは本当にすごい映画だとは思う。それ以上につらすぎて…これは映画を見てる自分の話だと思った。これ以上映画を見ないように今すぐ殺してくれという気持ちになったのは初めてだ。
帰ってきたゼメキス!
実在の噺をちゃんとファンタジーに昇華させ、主人公を真っ当にワンオブゼムとして描くゼメキス節が最高すぎる このかなり毒気のあるファンタジーは限りなく80年代的野郎に捧ぐ
ファンタジーと現実とが混在した世界観。さすがのロバート・ゼメキスのVFXで楽しく見せてくれます。
主人公が若干イっちゃとてる感が、少し怖い?
sachi

sachiの感想・評価

3.7
65
女性靴を愛好するアーティストがヘイトクライムのリンチに遭い、記憶を失ってPTSDに苦しむが、フィギュア写真に取り組むことで克服していく。実写とフィギュアの合成映像が思ったより見事で驚いた。シンプルな話ながら被害者の苦しみが切実に伝わってくる。

マーク・ホーガンキャンプという実在のアーティストがモデル。よく「被害者にも落ち度が」と言いたがる層もあるが、それがどんなに無知で的外れで残酷な態度か、こういうのを観るとしみじみ思うね。

それでこの人を検索して見つけたブログに興味深い話があった。http://www.ishiyuri.com/entry/2015/06/06/man-learns-lesson-in-irony-after-mocking-catlyn-jenners-bravery-on-facebook
或るトランスジェンダーの人気に不快感をもった人が「真のアメリカの勇敢さ」を示そうと間違えてマークの写真をアップ。その後、自分の愚かさに気づいて反省。その姿勢もまた「真の勇敢さ」ですね。

女性靴によって女性の本質に触れる気がするそうで、それが(誰かにとって・自分にとって)受け容れられるかどうかは別の問題で、ただ、誰しも他者に理解されにくい何かを抱えているものではないか、という視点は持っていて良いのでは。世の中が風通し良くある為に。
HK

HKの感想・評価

3.5
ゼメキスの新作ですら単館でひっそり公開という扱いで危うく見逃すところ。私も子供の時にGIジョーで遊んだクチです。ドイツ軍将校や野戦基地型のケースも持ってました(男なのでバービーは持ってませんでしたが)。当時は映画にも出ていたジープが欲しかった・・・。子供時代は誰しもこんな空想の世界で遊んだ経験があるはず(ですよね?)。人形とCGの独特の視覚効果がとても面白い。ところが、主人公がこうなった理由を知ると複雑な気持ちになります。女性たちの主人公への優しさは、オモチャで遊ぶ子供に対する優しさです。一般的に多くのお姉さんたちは子供に優しく接しますが恋愛感情はありません。そこが男の子(主人公は大人ですが)からすれば悲劇だったりもします。
残念なのは、主人公がヘイトクライムの犠牲者というくだりがうまく伝わってこないため、視覚効果が凄いだけのマニアックなオタク映画ととられてしまいそうなところです。これは実話ベースであり、スティーブ・カレルはそのドキュメンタリーを見て主演を希望したそうですが、この映画の出来に満足してるのでしょうか。
セルフセラピー的な映画にはどうしても弱い。恥ずかしいけど。
ゼメキスが0年代に作っていた不気味なCG映画群が、ここにきて繋がってくるとは。

主人公に対してやさしすぎると観た当初は思ったが、現実なら奇異な目でみられかねないおじさんに全力でやさしくするその姿勢にむしろ感動してしまい、認識を改めた。
おもちゃが人間的な動きをするのではなく、まさにおもちゃが動いている!という感じの愛らしさが詰まったアニメーションがとても魅力的です。

僕はホーガンキャンプさんのドキュメンタリー映画の方は観てないんですが、予告とかレビューとかを見ていると、凄惨なリンチを受け、記憶を失ったことで自身の性的嗜好と向き合うこととなり、そうした苦しみも抱えていたことがうかがえました。

残念ながら、このフィクション映画化はそのあたりの要素をきれいに漂白してしまっているのではないだろうか…と感じます(ハイヒールをコレクションしているなどの描写はありますが)。

複雑で残酷で、しかし人間讃歌でもあるドラマが、「ある男性がトラウマを乗り越える」という単純明快なストーリーに押し込められているような気がして残念です。

ゼメキスのドヤ顔が目に浮かぶ自作パロディのスベり具合は、まあご愛嬌でしょうか。。
花梛

花梛の感想・評価

3.5
レビューもれてた。

暴行を受け脳にダメージを負ったマークが人形たちで自由に妄想しそれを場面写真にしていき、その世界観が面白いと評判を呼び、同時にリハビリにもなっていく、というような話。
人形たちが妙にバイオレンスでセクシーなんだよね。人形だからギリ見られたけど、実写だったら無理だったな……。
嫌いじゃないがマークに寄り添いすぎた結果リハビリにずっと付き合わされてるカンジがして教材っぽく思えてしまうところがある。
あと、まぁ、後遺症のせいと解っていてもストーカーじみて気持ち悪いのが難。
ゼメキスのニューシット😭💦
リアルマーファキントイストーリー😭💦
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