マーウェンの作品情報・感想・評価・動画配信

「マーウェン」に投稿された感想・評価

実話と言う事で見始めたけれど、最初から目を疑う。
大人のおとぎ話の様だけど、ゼメキスらしい作りになっています。
にこぺ

にこぺの感想・評価

3.5
最初に実話に基づくストーリーと表示が出ても、にわかに信じられない世界が広がる。何この世界?妄想?病気?
スティーブ・カレルが怯え、戸惑い、いい味出してます。PTSDで苦しむ上に、緑の魔女が取り憑き、ナチたちに狙われて、八方塞がりな感じ。
人形たちがちゃんと人形のように動くので、なかなか面白い。バービー人形の肌の質感や、ゴワッとした髪の感じもちゃんと再現していて見事です。
そして、ロバート・ゼメキス監督ゆえの、あのシーンでにやにやするのです。
takae

takaeの感想・評価

3.6
ざっくり言うと、過去に集団暴行を受け大怪我をしたことが原因で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症してしまったマーク・ホーガンキャンプが、フィギュアを使って空想の物語を作る過程で少しずつ前を向いて歩き出していく様を描いた作品。

オープニングから人間の動きや映像に少し違和感あるな...って思っていたら、人間じゃなくて人形が動いてしゃべっていたからちょっとびっくり。
空想と言っても頭の中だけで想像している訳じゃなくて、実際に庭や家の中に小さな町を作り、フィギュアを使って色々な場面を作り出す。マークの頭の中ではそのフィギュアたちが生き生きと動き出して物語が始まるんだけど、その内容はやっぱりマークの心の傷が投影されているもので。

空想の大半が、第二次世界大戦のジオラマを背景に、米兵のフィギュアとハイヒールを履いた美女人形がナチスと戦うシーン。
空想の中では決して物怖じせず敵と戦う米兵。ピンチの時には強くて美しい町の女兵士達が助けに来てくれる。でも、殺しても殺しても決して敵は死なずに戦いは続く。

こうやって自分の身に起きたことと折り合いをつけ、バランスを保とうとしているのかな、きっとこの空想を支えに生きているんだろうな...と思うと何とも切なかった。

でも、ここまでじゃないけど空想って自分を支える大事なものの一つかもしれないなって思ったりもしました。
辛い現実から一時的に避難するために空想の世界に入っちゃうとかない?私だけかな?

空想の世界から出て来られなくなっちゃうのは良くないけど、自分を守るため、バランスを取るための一つの方法だと思って空想の世界を使うのって悪いことじゃないような気がします。自分の推しと親友になって色んな話をするという空想を私はよくするけどね(引かないでお願い)

マークが自分の空想の中で敵と決着をつけるシーンは思いのほかハラハラドキドキ。
突然出てきたデロリアンにもテンション上がったというか、何だか愉快な気持ちになりました。監督がロバート・ゼメキスだからありか(笑)

そして、自分を暴行した加害者たちの量刑を決めるための法廷に立つマーク。自分の言葉でしっかりと語るマークの姿と、ラスト、空想の世界から少しずつ現実の世界に踏み出したマークを見ていたらやっぱり泣いてしまった。

トラウマって言葉、私も時々軽く使っちゃうけど、本当はそんなに軽いものじゃないし、それを乗り越えて先に進むのは想像よりはるかに苦しいことだと思います。
セラピーで言葉として語るんじゃなく、人形を使った空想で過去を乗り越えようとしたマーク。マークを演じたスティーブ・カレル、いつも嫌な奴を演じているようなイメージがあったけど、今回全然印象が違いました。さすが。

最後、ご本人の写真が出てきてまたもや現実の重みがずっしり。でも、人間って自己治癒力というか乗り越える力を持っているんだなって思えたし、すごく不思議な作品だったけど観て良かったと思います。

''It's hurts.
I know.but you have to love the pain''
暴行により記憶障害になってしまった男と、
自分を模した人形の空想劇で織りなす物語

2つがうまくリンクしているようで…
そうでもないような…

人形劇という特殊な手法を用いてるのはおもしろかったが、
空想劇に重心が偏ってしまっているのが難点。
おかげで現実の人間話がやや置いてけぼり感。
ヒューマンドラマの感動作としてはやや弱いかなぁ。

町にまで名付けられた大事な女性なのに、
その部分が投げっぱなしで消化不良感。
あと、伏線をにおわせておいて無関係だったり。
なんか惜しい感がする。
emi

emiの感想・評価

3.0
実話ってのが、すごい。
バービー人形もかわいいし、空想の設定がいちいちおもしろくて。
Maiki

Maikiの感想・評価

4.2
 〜ゼメキスが作る斬新すぎる実話映画〜

【Directing】
 ロバート•ゼメキスの安心感はやはりすごい。。
 『Back to the future』や『フォレストガンプ』などの不朽の名作を作り上げてきた彼が、新たな試みと共に作り上げた本作。

 物語は、映画自体をマークが実際に起こる実写世界と、大人気ピクサー映画『トイストーリー』を彷彿させる「マーウィン」という人形世界の二つの世界を交互に描き展開されていく。

 変化を拒む現実世界と、マークの心情の変化を表すマーウィンを同時に描くことによって、引き込まれる世界観と主人公の心情の変化がわかりやすく表現されている。

 その表現のわかりやさは洗練されたカメラワークや、最新技術を駆使して徹底的に拘り抜いた人形達やマーウィンの世界があってこそ。

 ゼメキスだからこそ許されるデロリアンのパロディは、ファンからするととても嬉しく、思わずクスッとしてしまいましたね笑笑

 【Story】
 トラウマを抱える人はPTSDに限らず、多くいるはず。さまざまな人がトラウマや悩みを抱え、今日も苦しんでいる。

 この映画はそんな人たちへの力強いエールだ。

 どこまでが実話に基づいているかは分からないが、自身の好きなことを武器に変え、強大な敵に立ち向かう姿はとても力強く、また勇気を与えてくれるだろう。

 絶対悪を打ち倒す正義の鉄槌という構図は、『Back to the future』の頃から変わらないのかもしれない。

 ただマークとニコルの関係性の結末や、新たなマークの人生など、いい意味でより人生の現実味を帯びた作品になったなと感じた。実話に基づいているのでどこまでが脚色かは分からないが笑

 【Summary】
 80年代に名作を叩き出してもなお、誰もがしたことのないような新しい試みをして且つ、長年の経験を元に安定した映画を作り上げるロバート•ゼメキス。
 彼の偉大さを中心に素晴らしい人財が集まり、素晴らしい映画が出来上がった。
 一度でも彼の映画に魅了されたのであれば、新たな彼の映画をぜひ見てほしいものです。
山桃

山桃の感想・評価

2.8
人間と人形の切り替えが上手いと思ったら、ロバートゼメキスでした。
ロバート・ゼメキス監督作品の実話ベースの話。
見終わった後にゼメキスと知って納得。

暴行を受けて重度の記憶障害を負った男性が、人形を使い自身の世界を作り出し撮影することで少しずつ人生が変わっていく。

話自体は凄く良かったしラストは感動したけど、人形劇のシーンがかなり多くてちょっと間延び感があった。
しかも戦闘シーンばっかりだったし、人形だから死にそうになっても「ん〜…😕」って感じで…。

それにしても人形が人形と人間の間ぐらいのリアルさで凄かった。おでこの皺とか。
製作は相当大変だっただろうな。

キャストもみんな魅力的だったから、もっと人間のシーンが見たかった。
レストランで一緒にミートボール丸めてたカラーラがエキゾチックで美しかった。
あとで調べたら、ベイビー・ドライバーのダーリンでした。美人だなー!
Teiran

Teiranの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

実話がベースという、この映画を観て
最初から最後までずっと思っていた事

この密度の高いフィギュアのジオラマの
「世界」構築には
かなりの大金が必要だと思った
人形、車、ドールハウス、ミニチュアの
調度品や小物の数々・・・

その金は一体どこから出ていたのだろう?

マニアックな世界の写真家って、
そんなに儲かるとは思えない

恐らく本物だと思う、
映画のラストの写真展の写真のサイズが大きく
フィギュアたちや世界観に
存在感があるのには驚いたけれど
*****
それにしても、ヘイトクライムによる
心の傷や記憶喪失、
「女ものの靴、ハイヒール」に対するマークの
異常なまでの拘り(女装趣味でも
靴フェチでもないらしい)があってこその、
この世界・・・と思うと
複雑な心境になる

皮肉な事だけど
イラストレーターとしては、ここまで
成功出来なかったのではないだろうか

随所に投入されるマークの現実逃避による妄想
(第二次世界大戦を舞台にしたジオラマを映像化)、
リアルな造形のフィギュアたちの人形くさい動きを
主にCGで表現したのは効果的で、本編の話より面白かった
「男目線」で描かれる女の人形たち(バービー人形)の
個性的なビジュアルと色っぽさが印象的

「女性の本質を知りたい」と何度も言っていたマークは
ニコルに振られたことで、ある意味目覚めたのかな
そう思えば納得いくラスト

しかし、
障害を乗り越えていくいい話っぽく見えるけれど
映画全体に
障害者を見世物のように扱っている感があって
手放しで面白かった、感動したとは言い難い

面白いと感じる部分もあるけれど
なんだかもやもや感が残る作品でした

追記:
マークを惑わしていたデジャー・ソリスの名は
バローズのSF小説「火星シリーズ」から
取ったのかな?懐かしかった

監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
の監督だったのですね
唐突な感じだった「タイムマシン作って
未来へ逃亡」って、これのパロディーかぁ・・・
良い話なんだけど、ただ単に好みじゃない。フィギュアの織り成す部分が長いくて主人公の心の葛藤が解りにくいので、何か作品の中に入っていきづらかった。正直、フィギュアの部分が長くて退屈だった。
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