1950年代、戒厳令と白色テロの時代。学生のコー・ゲーシン(許毅生)は政治的な読書会に参加したことを理由に逮捕される。投獄されたコーは、思わず友人タン・チンイ(陳政一)の名前を明かしてしまい、その結果タンは死刑に処せられコーは釈放される。30年後、施設で暮らすコーはタンの墓を探して謝罪しようと旅に出る。その痛ましい過去は、発展する現代の台湾では跡形もなく消え去っているのを感じながらもコーは旅を続ける。
1953 年、 自由を口にするものは政治犯としてすぐに捕まる時代。政治的弾圧が続く中、罪を課せられた者は思想改造および教育・更生のため緑島に収監されていた。連行された者たちは、名前ではなく…
>>続きを読む1895年から1945年までの51年間、日本の統治下にあった台湾で教育を受け、日本語を話すことができる“日本語世代”の人々。酒井充子監督が“日本語世代”の5人にインタビューを行い、当時や戦…
>>続きを読む架空の地方都市で、元市長の墓が何者かに暴かれ、犯人の女性が捕らえられる。彼女の証言によって、元市長の独裁により、多くの市民が粛清されたことが明らかになってゆく。スターリン時代を描いたといわ…
>>続きを読む1977年、文化大革命が終結。20年ぶりに解放された陸焉識(ルー・イエンシー)は妻の馮婉玉(フォン・ワンイー)と再会するが、待ちすぎた妻は心労のあまり、夫の記憶だけを失っていた。焉識は他人…
>>続きを読む女優のリャンジンは映画『好男好女』で激動の1950年代に無垢な愛を全うした悲劇のヒロインを演じている。その役を演じるうちに、リャンジンと決別した恋人との日々が蘇ってくる。やがて、そのふたつ…
>>続きを読む日本統治下で日本語教育を受け、晩年を迎えた台湾の人々が、たくましくひたむきに生きてきた姿を捉える。敗戦により日本が去った後は、言論統制と弾圧の時代が長く続き、彼らの声は封殺された。今、彼ら…
>>続きを読む第二次世界大戦時、ヒトラーへの忠誠を拒絶し、ナチスに加担するより自らの信念に殉じた一人の農夫がオーストリアに実在した。 彼の名はフランツ(アウグスト・ディール)、山と谷に囲まれた美しい村で…
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