スーパーシチズン 超級大国民の作品情報・感想・評価

『スーパーシチズン 超級大国民』に投稿された感想・評価

対話の映画です。気を抜くと寝ます。訪問して話を聞くドキュメンタリーさながらな映画でした。再度しっかりした頭でみたいです。そこかしこで現れる日本語が、とても気まずく居心地の悪さを感じました。
nagaoshan

nagaoshanの感想・評価

3.8
ワン・レン監督作品!

台湾映画特集⑧

50年代の台湾で読書会に参加しただけで16年の刑を受けたコー・イーション。

服役後、養老院に入るのだが取り調べの拷問の際に、仲間の名を売ってしまい死刑を受けた仲間の事を思い後悔の念に押し潰されて生てきた…

大陸では文革の嵐、台湾では共産思想を摘発し思想を統一に動いている時代(白色テロ)。
白色テロでは思想とは関係ない進歩的な考えの人達も多くが死刑になったとの事、正に悲劇…

生き別れになっていた1人娘との確執…

服役の際に離婚を告げた為に妻は悲しみのうちに命を経ってしまう…
 
生気を失いながらも彷徨うように友の墓を探し彷徨う…

白色テロで亡くなった方々は人知れず竹藪の中にひっそりと無縁仏として眠っていて
93年頃から名誉回復運動が始まったそうです。
とても辛い作品でしたけど勉強になりました。

良か映画!
橘

橘の感想・評価

3.6
許おじいちゃんの後悔の彷徨い…陳さんへの申し訳なさで出所してからずっと自分を許せなかったのだろう。佇まいに説得力ありました。
白色テロは不勉強で存じなかったけれど、台湾政府に歯向かう勉強会で投獄なのかな。理解が足りなかったので調べます。
思想犯への対応はどこの国でも厳しい。

奥さんと娘さんの気持ちを考えると許おじいちゃんへ寄り添うこともあまり出来ませんでした。夫にも振り回されてるし…娘さんは強くて優しいね。。
許おじいちゃんは自分の内心を外へ言葉で表現しないので娘さんは苛々したり悲しんだりするけど、最後日記読んでわかったのかな。


心が痛かったのは、おじいちゃんたちの日本語が完璧なイントネーションなところ。
漢字の印象でしかわからなかったけどエンドロールに日本語指導っぽい人がいないので、実際に日本語が出来る役者さんたちなんだろう。日本統治下で日本語教育受けた世代なんだろうな。アブラさんなんて軍歌を朗々と歌ってました。
陳さんへの謝罪が「すみません」だったのも悲しい。《追記:この世代の人は日本人として教育を受けているためきちんとした場(というより最上級の表現なのかも)では日本語になるということなので、謝罪も請原諒(←たぶん台湾語これ)でなく、「すみません」になるのですね…》


現在部分の役者さんと回想シーンの役者さんが似ていてそれも凄かったです。妻の淑恵さんも娘さんも美人だ。
台湾の街並みも興味深かったです。「あの頃ここは東本願寺だった」みたいな台詞も。
デモは本物なのかな。カメラ目線の人結構いた…一般の人では…?
meh

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4.4
Grandpa was born under the JP Occupation of TW and grew up during the White Terror. He had the same hat as 許さん’s.
碧

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4.0
戒厳令の時代と国光計画の時代が重なってるのか。
戦争が終わってもずっと戦争みたいなものだなあ。

地の台詞が台湾語で、北京語(外省人によって話される言葉)の台詞の字幕に外国語として<>が付けられてるのか。
聴いていると全然違う言語というわけでもないようだけど。区別されている意味は分かるけど、言語学的には方言レベルの差ということか。

昔の話をする時に日本語になるのは、当時は日本語を使っていたから、ということなんだろうな。状況は全然違うけど、韓国映画『南山の部長たち』でもそうだったな。






【ネタバレ】



終盤に娘さんが"理想というものの空虚さ"について語るのがいいなあ。というか、娘さんが可哀想すぎる。本人は何一つ選べていない。


↓東京国際映画祭での監督へのQ&A記事。
タイトルや内容についての理解の助けになったので。
http://2017.tiff-jp.net/news/ja/?p=46481
mmm

mmmの感想・評価

3.0
■2021/no.39
今では人気の観光地である台湾にも壮絶な歴史があったことを初めて知って、台湾白色テロについてこれを機にちゃんと勉強しようと思った
コーさんの娘さんの気持ちになったらとても胸が痛くなった @授業
Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.6
新宿K‘sシネマで開催『台湾巨匠傑作選2018』にて鑑賞。
この映画、「幻の傑作、劇場初公開!4Kデジタルリマスター版」とのことで観に行った

東野英治郎に似たお爺さんが主人公だが、説明的なセリフを排除しているので、観ているこちらは「なぜ、このお爺さんはこうした行動を取っているのだろうか?」と思う。
だんだんと経緯が分かって来て、面白くなる。

こうした素晴らしい映画が(映画祭のみ上映で)劇場公開されていなかったのが信じられないほどの作品だった。映像も美しい!

これまで、台湾映画も、ホウ・シャオシェン監督やエドワード・ヤン監督作品などは、それなりに観て来たが、まだまだ未見の傑作があるので、今回の台湾映画祭を契機にいろいろと観てみようと思った。
なごみ

なごみの感想・評価

3.3
女の叫びはいつも男の苦悩の舞台袖に押しやられるな……
と思ってしまう

日本語が入り混じることと、軍歌と
でも絵として一番綺麗だったのは
引きで撮ったソファに座る彼女の一幕だったわ
【詳述は、『バナナ·パラダイス』欄で】歴史の非情·個人の無力を、感傷を抑え、行き場無さを、正確に描きとおす。

このレビューはネタバレを含みます

長年探した仲間の墓前にたどり着いたときに、口から出た言葉は「スミマセン」と日本語。対峙の仕方は土下座3回の描写が印象的。
台湾で起きたことだが、日本統治時代が生々しく関与している。
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