登場人物がほぼ3人の会話劇で120分引き込まれるほどに充実した芝居。
というか動き。とにかくよく動く。
動き、照明、立ち位置、家の配置、全てがこの映画の構造を物語ってて面白い。記号的な小道具とも言…
描写:
・細部に至るまで繊細に表現されている
→ヒロインが画面に向かって近づいてくるシーンでは、近づくにつれて無音から音が大きくなっており、第三者としての鑑賞ではなくヒロインの聴覚(五感)を追体験す…
愛されざる者。主人公が自己を一切変えることなく救われる映画。フィクション、特に恋愛映画においてそんなことが可能なのかと誰もが思うのだろうが、森口瑤子がその救済に至るまでの静かな闘いと切実な祈りのよう…
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