フランスのベルトラン・マンティンコ監督作品！！
でなかった、ベントラン・マンディコ監督作品です
短編を中心に制作している監督で、2017年の本作が長編デビュー作になります

タンギー（アナエル・スノエク）は深夜、熱帯雨林の島の海岸に打ち上げられます
タンギーはティンコがあって、胸が膨らんでいる両性具有者です
彼はそこで人面犬に出逢います
そして、ワイルド・ボーイズのことを回想します

ロミュアルド（ポーリーヌ・ロリラール）、ジャン＝ルイ（ヴィマラ・ポンズ）、ユベール（ダイアン・ルーセル）、スローン（マチルド・ワルニエ）、そしてタンギーの5人はそれぞれ裕福な家庭で育ち、いつもつるんで遊んでいる問題児でした
ある時、彼らは恐ろしい形相のイクトゥス仮面を被り、文学教師（ナタリー・リシャール）をレイプして殺害します

5人は裁判を受け、オランダ人船長（サム・ルーウィック）の元に預けられ、船で航海に出ます
彼らはそこで首輪をつけられ、過酷な労働を強いられます
食料は、毛むくじゃらのパッションフルーツのような果物を与えられるだけです
それを彼らは貪り食います
船長が帆をあげると毛だらけで、それはかつて航海を共にした若者の髪の毛だと言います
用を足している船長のティンコをユベールが覗き込むと、それは巨大で、タトゥーが彫られていました

やがてある島に到着します
そこにはティンコの形をした植物が生えていて、先っちょからピューっとほとばしる白い液体が飲料水だと言われ皆でゴクゴク飲みます
後ろを振り返ると女性の形をした植物が生い茂っており、セックスします
ここは楽園の島で、彼らは快楽に溺れます
やがて、彼らの胸は膨らみ、ティンコがポロッと取れて、女性化します

な、なんですかコレは！？良く分かりません（笑）
実はここにはル・ドクター・セヴラン（エリーナ・レーヴェンソン）という科学者がいて、性転換効果がある植物を研究し、非行少年を女性化して更生させようというプログラムらしい
いや、待ってよ、女だって凶悪な奴はいると思うんだけど、どれだけ効果があるのか・・・

画面は9割形白黒で、時々宝石の様な鮮やかなカラーになります

ネタバレすると、5人の少年たちは全員女性が演じています
後半、乳房が画面いっぱいに映し出されても、どうりで違和感ないはずです

スタンリー・キューブリック監督の「時計じかけのオレンジ」が、レイプした問題児アレックスをルドヴィコ療法で更生させようとして失敗するストーリーで、それに似ているのかなと思いました
ファッションとかも似たところがあって、もしかしてオマージュしているのかもしれません

ところどころハッとする様なシーンはあるけど、そこまで面白いとは感じられず、監督の才能も私には理解できませんでした

☆XXXXXさんのレビューを参考に鑑賞しました☆

ベルトラン・マンディコ監督作品！🇫🇷

女教師をレイプした少年5人組。謎の船長に預けられてしまい、謎の島へ向かう事になる。
そこは性と快楽の楽園で、彼らのジェンダーはどんどん境界を超えてしまう...！

これぞ、トンデモフランス映画でしたね。
謎の無人島は、植物が女性の形をしていて、植物とセクロスできる島です。笑
次第に、ゲイセクロスに浸るようになり、そしてなんと、少年達におっぱいが出来て、チ○コが取れます🤣

何のことやらって感じで、どんどん女性化していく少年たち！セクシャリティどころか、完全に女性になってしまう、トンデモガーエー！

『時計仕掛けのオレンジ』を思わせるファッションながらも、アングラ演劇の様な様相を見せて、着地点は誰も見た事がない方向へ向かっていきました。
モノクロ映像メインで、『ライトハウス』っぽい質感でした。
今のフランス映画トンデモだよ...！

あまりにもすざましすぎて、逆に書くことがないので、この辺でアデュ〜！🇫🇷

これももう癖でしかないけどなんでかって言うとClusterのEs war einmalが使われてるからって話で。んで中身も中身でこんなんを思春期に観たらちゃんと性癖歪むと思うけど、チンポばっかに囚われてフル勃起ライフを邁進するくらいなら一周回ってしまった方がいいのかもしれんよねって。『時計じかけのオレンジ』が挙がるのは最もだが、個人的に一番近いと思ったのは古屋兎丸の世界観、そこにジャン・ヴィゴの『新学期 操行ゼロ』に『アタラント号』が乗っかりファスビンダーの『ケレル』なんかが入って完全な闇鍋状態に（ケネス・アンガーも入ってる？）。性別が逆転するカキ島の奇妙なギミックもチープながら完全に世界観が成立していて良い。気を衒ってはいるがど直球のフェミニズム映画（ただし炎上しそう）。犬死にます。