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カラマーゾフの兄弟
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『カラマーゾフの兄弟』に投稿された感想・評価

あったか〜いボルシチを大鍋いっぱいまた作りました✨🍲✨
ビーツ🥔をいっぱい食べておけば一冬ずっと風邪惹かない、とロシア女性に教えてもらってもう何年になるかな。(実際、まったく惹かなくなってる。私に食べさせられる人々も。)
ハーブのディル🌿が毎回要るけど、買える店や畑が少なくて、方々で「ディルありますか?」と訊く私なものだから、最近は「ディルありますよ」「ディルのママが来た」「(畑から)抜いてきましょうか?」とか声をかけられるようになった💕

そして、冬は特にカラマーゾフ!(初めて読んだのは夏だったけども)
かつてキリストの神を肉眼で視たことも神からの電話を受けたこともある私は、一方では神が絶対いないことを理由つきで証明できる。(論文はまだ仕上げてないけど。) これはもしかしたらホームラン50本打ったシーズンにマウンドでは30勝するのと似てないかな😆と勝手にうそぶきつつ、やっぱりカラマーゾフをとても大切に思う。引き締まりもする。神様のことは、本当は冗談ぽく言いたくはない、人生最重大な事柄で。

さて、この映画。

「原作に匹敵する映画は絶対に作れない」「むやみに映画化すべきでない」「映画化する必要がそもそも全然ない」という三重苦を映画人にどっしり抱えさせる世界文学最高傑作(“読書の醍醐味の量が世界一”と誰もが認める小説だから、未読のまま他媒体で内容知ってしまったら人生の大損!) なのだけれど、ロシア(ソ連)だけは映画化の資格をまあ持つといえば持つのかも。日米独捷とかによる映像化は、ガチ勢日本支部?をうろちょろする私としてはもちろん粛清案件。
ドストエフスキー自身は、じつは19 世紀当時なりのメディアミックス(戯曲化)を多少念頭に置いてたらしくて、ナルホドこの映画は舞台演劇みたく “一人が覇気ある理屈っぽい長台詞を吐くあいだ、ほかの人が単に黙ってる” を工夫なしのキャメラワークで継いでいくだけで、映画になってない。19世紀の観客ならば腰抜かしながら歓喜しそう。

演劇的に生きる人々…が映されていく中、父親フョードル役の力演がまあ光る。
しかし息子役たちが、設定年齢よりもみんな枯れ見え。
粗暴でだらしなく純情な長男ミーチャ (女性読者に一番人気キャラ💕) は、私が長年勝手にノエル&リアムギャラガーみたいな顔立ちを想像してたので、白っぽいばかりでsexyじゃないこの石鹸みたいな男優さん(チョビヒゲあり)には終始違和感🙅 …慣れないことはないけど。
理知的で強気で揺れやすい人である二男イワン、清潔感ある穏やかで敬虔で美しい末っ子であるアリョーシャは、定番的イメージを裏切ってなくてセーフ🙆‍♀ …イワン役の風貌が癖強めなのが、良い意味でもチープというか一定の雰囲気をつくってる。
ほぼイメージ通りのカテリーナ役とイメージまあまあのグルーシェニカ役は、ロシア美人が好きでたまんない人にとっては目の保養🙆‍♂🙆‍♂だろうけど、舞台女優っぽい張り切り方が “選ばれしWプリマドンナの任務感” にキビキビ満ちてるもんだから、映画じゃなくますます演劇作品的になっていく、これについては戦犯。ロシアの人👩🏼👩🏼には敵わないから私は「…年とって太れ〜。…年とって太れ〜」とぶつぶつ😏

大事なリーザ、スネリギョフ、少年たちは出てこなくて、涙誘うサイドストーリーの数々もばっさりカット。
それよりも何よりも、文学哲学史上最重要な「プロとコントラ編 第4章反逆/第5章大審問官」をどう撮るかというところ(映画第1部の終盤)、オルガンでなく可愛らしくきらびやかなオルゴールが鳴る居酒屋にてイワンがアリョーシャに「神を信じてもいいが、神のつくったメチャクチャなこの世界を俺は絶対に受け入れない。罪もない子供たちの涙を土台にした天国などまっぴらだ!」と原作は地上最強の無神論を叫んで人類の良心を代弁し尽くしてるのだが、その悲しすぎる幼児虐待実例はすっ飛ばされ、猟犬をめぐる少年処刑だけは原作通りに語られるのだけれど映像化に際して普通真っ先に思いつくフラッシュバック的挿入がなく、言葉だけで押し通す。続く大審問官vsキリストはナシ(🍐)。ふーん、そうしちゃうか。。

ほかにもミーチャとカテリーナの出会いや道端での狼藉などなど回想場面で勝負しようと思えばどれだけでも挿し込みどころあるのに、(おしまいまで見れば) 映画全編にわたって一度も時系列を離れることなし。愚直なまでに本作は舞台上演的、ということか。19世紀の観客が混乱しないようにでしょう。
キリスト教の徹底的深掘りもやってない。これは、教会を軽視ぎみだったマルキシズムのソ連の作だから? 21世紀のやり直しの洗練ロシアで作られたすごく綺麗なドラマ版(私は未鑑🍊賞)ならば相当掘り抉ってる可能性はあるかな。(そっち観たい)

ところで、カテリーナがイワンをなぜ愛してるのか原作では私ピンと来なくて、それがこの映画の中でもピンと来なさが同じだったので、巧いというか、やっぱりキャスティングが (石鹸ミーチャ以外は) 的確ぎみかな。
舞台演劇的すぎるとともに当然小難しさが硬直して第2部はさらにすっかり退屈場面ばかりだったが、その2部の終盤のミーチャとグルーシェニカの宴のところでようやく小さな盛り上がり(〜警官)。やっと映画らしくみせてるけど、充足はない。

それで監督が (天罰なのか知らないけど😭) 死んじゃって、ミーチャ役とイワン役が監督代行して第3部へ。
すると、、イワン対スメルジャコフがすごくいい。スメルジャコフ役の渾身の魂の名演! 言葉も表情も圧巻!! やっと映画になったね!!!
その余波で?イワン対悪魔もなかなか。
さて、“裁判映画にハズレなし” のエネルギーが一応漲る終盤。やっぱり一年前のカテリーナとミーチャの出会いとかの回想映像なしの、ひたすらな語りのみで進められ、カテリーナの証言で私は涙滲む。もちろん原作の力とはいえ、次に証人台に立つグルーシェニカ、さらにイワン。さらなる修羅場でクライマックス。わかってはいても物語の凄まじさに私は泣きっぱなし! 映画としても第1部第2部が各「丙」だったのが第3部「甲」に駆け上がってる!!
シベリア送りの囚人に決意のグルーシェニカがついていくラストにも、もう一泣き。ほんと観てよかった✨ (アメリカへの逃亡を拒みつつ「ロシアは嫌いだ」とも言ってのける脚本は、冷戦時代のソ連ならでは?)
ただ、映画より原作のが100倍感動するし、魂と人生を貫かれる度は軽く1000倍。ドスト死後に革命が始まっていく真剣な真剣な真剣なロシアの歴史を私たちは思想愛・行動愛・何よりも理想への諦めなさで敬意を持って見つめたい。
カラマーゾフの未完(🍊)の続きを少しでも正しく生きるためにこそ私たちの過酷な21世紀22世紀があるのじゃないかな。。

【YouTubeモスフィルム公式チャンネルで1〜3部全視聴。自動翻訳の日本語字幕あり設定可能】

ちなみに、これの二十数年後にドストエフスキーの子孫らが参加して本作では省かれたスネリギョフ、イリューシャ、コーリャ、犬らのエピソードをアリョーシャ中心に描いて作った別映画「少年たち(カラマーゾフの兄弟)/MALCHIKI」のほうも、原題で探して無字幕で見た。イリューシャ役が時々可愛いだけで原作の非力なナゾリしかしてなくて既読の人にとって価値なさげと思った。
Omizu
3.5
【第42回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『白痴』でドストエフスキー原作にした映画をつくった腕を買われてか、監督をしたのはイワン・プイリエフ。しかし撮影中にプイリエフがなくなってしまったため、主演のミハイル・ウリヤーノフとキリール・ラヴロフが引き継いで完成させた。それまでの映画化作品の中で原作に最も近いと言われている。

原作は流石に長すぎて読んでいないが、本作も約4時間という大作。映画としてまとめるのは難しい中、かなり頑張った映画化だと思う。

それぞれのエピソードを丁寧に描きつつ、終盤にいくに従ってダイナミックになっていく。終盤の勢いが素晴らしいと思ったのだが、もしかしてそれは主演の二人の演出なんだろうか。そうとすると、プイリエフ監督より二人の方が映画的センスは鋭いと思う。

イワンの悪魔との対峙シーンの画角、現れ方はホラーのように恐ろしかったし、イワンの裁判シーンの狂いっぷりも勢いがあってよかった。

性格も考え方も全く異なるカラマーゾフの三兄弟、そして身分さえ異なる四人目の兄弟。それぞれの愛憎を丁寧に描いた力作。正直唐突な展開があるのも事実で、ドラマでやった方がより伝わるとは思う。でもこの長く難解なドストエフスキーの小説を頑張って映画化したと思う。
い
-
4時間弱って…短い……!!
原作小説がめちゃくちゃ面白かったしいたく感動したので、この映画を観てみたけど、圧倒的に尺が足りないように感じた。少年たちやリーザの存在をカットするのは仕方ないとしても、神に関する議論が断片的にしかでこない(大審問官のくだりが大きくカットされてるし、ゾシマ長老の法話もない)ので、ラストの法廷シーンに至るそれぞれ人物の行動や心の動きに唐突感がある。
映像としては当時のロシアの風俗などが興味深いけど、内容としては肝心のところが伝わってこないな〜…。大の大人が興奮して衝突しまくってるドストエフスキー節を映像化されると、迫力があるな、という感想。原作を読んだ時はイワンに注目したけど、この映画を観るとスメルジャコフって可哀想だな…と思う。長めの金髪アリョーシャ、眼鏡イワンのイメージはここから!?
ロシアの2008年版のTVドラマは9時間弱あるそうなので、そっちをいずれ観てみたい。

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