片袖の魚のネタバレレビュー・内容・結末

みんながみんな、生きたいように自由に生きられてそれを認め合える社会ならいいのに。
映画やドラマのような展開もなく、あくまで日常の一部を見ているような作品。
そのごく一部でも、無意識の言葉のナイフがチ…

観賞用のお魚関係の仕事をするトランスジェンダーの主人公が、周りの声に心が引っかかるときに、水音で表現される。
その効果音がすごく心に響く演出だった。

本当はすごく傷ついたりイヤな気持ちになっていて…

観てよかった！
飲み会のシーンでひかりが「いつからそうなの？」って聞かれて、「ずっと」って答えるのいい。観賞魚屋さんでの回想が今のひかりと同じような姿なのも。
クィアが過去を回想する時、その時自分と…

トランスジェンダー役を当事者が演じた事自体にまず意味があると思った。
映像綺麗だしイシヅカユウさんの歩き姿美しい。
正直私はイシヅカユウさんがトランスジェンダーとカミングアウトしてなければ、シス女性…

飲み会のシーンが辛すぎて‥
部屋に入った瞬間の感じとかみても、きっと悪気は無いんだよね。
でもその後の彼らからすれば何気ない一言一言がクマノミの心を水中へと引き摺り込む。

彼女にとっては吐き出せる…

ずっと見たいなと思っていた作品。近くの図書館に所蔵されていることを知り、借りてみた。

マイクロアグレッションに晒される時の、水槽の音の描写が秀逸。
伏目がちに当たり障りなくその場を対応する感じも見…

主人公が魚関係の職場に勤務している設定を知った途端に、カクレクマノミが途中で性別を変える魚であることを想起し、それがモチーフになってくるだろうという見当がつき、その通りだった。

「プクプクと空気ポ…