パリを南北に走るRER(イル=ド=フランス地域圏急行鉄道網)B線沿いの、一括りに「郊外」と呼ばれる地域に暮らす人々を追ったドキュメンタリー作品。パリ北部ラ・クールヌーヴに暮らす整備士、サン=ドニ大聖堂でルイ16世の死を悼む信心深い人々、患者宅を訪ねて回る看護師、かつてドランシー収容所に収監された人々の記憶、夏の静けさを楽しむ若者たち、ジフ=シュル=イヴェットの作家、狩猟愛好家、監督自身の幼少期の思い出の場所…。数々の断片が全体を構成し、「私たち」の全貌が見えてくる。(C)Sylvain Verdet
今の私しか撮れない、手探りのセルフドキュメンタリー 一緒に暮らす母親、離れて暮らす父や兄姉との関係。就職や上京といっためまぐるしい変化の時期に、自らカメラを持って今見ている世界と向き合って…
>>続きを読むロマンチストで、遊び人で、内向的な哲学者のアルベール・カミュ。心を揺さぶるカミュの人生を、彼を愛した女性の視点から描く。
アトランタとニューヨークでセックスワーカーとして働く4人の黒人トランスジェンダー女性たち。彼女らの生の感情を捉えたインタビュー映像から、性労働の実態と構造的差別の存在が皮肉を交えて赤裸々に…
>>続きを読む東南アジア最大のスラムと言われるフィリピン トンドから車で20分程度離れた、 まるで”透明”かのように無視される小さなスラムを訪れた私。 フィリピン人の祖母との対話を経て、現実との向き合い…
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