深海心さんの映画レビュー・感想・評価

深海心

深海心

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ドールハウス(2025年製作の映画)

3.0

宣伝ではドール"ホラー"ではなくドール"ミステリー"と謳っているものの、とにかく観る者を怖がらせようという気概溢れる描写の丁寧な積み重ねで、ホラーファンとしては終始思わず口元が緩んでしまった。また、あ>>続きを読む

プレデター:最凶頂上決戦(2025年製作の映画)

2.5

人類の長い戦いの歴史の裏にプレデターあり…!
ヴァイキングや忍者、軍人といった地球の戦士達がそれぞれの時代や場所で、異能のプレデター達とガチンコバトル!
少年バトル漫画を思わせる展開に胸熱。今後のプレ
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ザ・コンサルタント2(2025年製作の映画)

3.5

非常に独創的なキャラクターと世界観をうまく引き継ぎ、9年振りというスパンも巧く活用して、続編としてはこれ以上にない出来栄えとなっている。性格も気性も全く異なるものの、固い絆で結ばれた2人の男達がわちゃ>>続きを読む

THE SIN 罪(2024年製作の映画)

2.5

巨大な廃墟で低予算映画の撮影をしていたクルー達が生ける屍達に襲われる。
単なるゾンビ映画と思いきや、色んな分野のホラーがごちゃ混ぜになった怪作。正直あれこれ詰め込み過ぎ。そこ必要?と気になる点もチラホ
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ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)

2.5

現在進行形で蛮行を続ける某国への風刺ととれるストーリーに気概や反骨心は感じるが、キュートな絵柄のキャラクター達に徹底的なグロ・ゴア描写を掛け合わせて、そのギャップでウケを取ろうというのはあまりにも短絡>>続きを読む

呪われの橋(2020年製作の映画)

2.0

ある心霊スポットで学生グループが肝試しをしたところ悲劇が起こる。
ありきたりなシチュエーションだが、俳優陣が結構頑張っていて、雰囲気や小道具も決して悪くはない。ただ肝心なところでジャンプスケアに逃げて
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邪悪なるもの(2023年製作の映画)

2.5

悪魔憑きを題材にしたオカルトものだが、非常に強い感染力で次々と人々が餌食になるウィルスパニックものの様相を呈している。とにかく主人公が終始悪手を繰り返してドツボにハマる様が悲惨。展開がかったるく感じる>>続きを読む

セプテンバー5(2024年製作の映画)

3.5

オリンピック開催地でアメリカのテレビ局が衛生放送を使って連日リアルタイムで試合を伝える最中、選手村でテロ事件が勃発する。
局内に場所を限定し、スタッフ達の緊迫した動きを間近で追うドキュメンタリータッチ
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カレンダー・キラー(2025年製作の映画)

3.0

予め被害者に犯行日を予告する連続殺人鬼にターゲットとして狙われた1人の女性。
偶然繋がった帰宅ヘルプホットラインの担当者が事態の打開を図ろうとする。
一応サイコスリラーものではあるが、実は女性に対する
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.0

第二次世界大戦末期、フィンランドの辺境で寡黙な老人が黄金を掘り当て、それをナチスが強奪しようと付け狙う。
驚異の戦闘スキル、不屈の精神、そして圧倒的な豪運!
たかが老人と侮っていたナチが1人また1人と
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.5

街を私物化せんとする悪徳市長と彼の汚れ仕事を請け合う汚職刑事、そして市長の悪事を掴む為には手段を選ばない検事。3人が己の生き残りを賭けて修羅となる。
欲望と裏切り、権力と暴力。行き着く先は血と掃き溜め
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サンダーボルツ*(2024年製作の映画)

3.0

「ヒーローとは?」という大きな命題を軸にしつつ、孤独、虚無感等といった人々が抱える闇をテーマに描かれている。MCU作品の中でも比較的予習が必須ではないので、「日の当たらない汚れ仕事をするはぐれ者集団が>>続きを読む

赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

4.0

不慮の死を遂げた青年が、現世の人々の縁結びを担う"月老"となり、報酬である転生を目指す。
色んなジャンルが互いの良さを損なわずに融合され昇華。モブは勿論、主役3人(+1匹)がとにかく最高に魅力的!運命
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ハボック(2025年製作の映画)

2.5

かつて汚職に手を染めた刑事が、ある事件の容疑者を保護しようとする。
"havoc"=大惨事のタイトルに偽り無し!
治安は悪いどころか無いに等しく、命は空気よりも軽いマッドシティを舞台に、善人も悪人も強
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ラストマイル(2024年製作の映画)

1.5

ネットショッピングサイトの大型倉庫からの荷物が次々と爆発。何者かによる連続爆弾事件である事が明らかになる。
同じ世界線というドラマ2作品はいずれも未見だが特に支障は無かった。主役2人に魅力が全くないの
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市民捜査官ドッキ(2024年製作の映画)

3.5

特殊詐欺の被害にあった女性が、かけ子の青年から情報提供を受ける。
人を信じやすく行動力抜群の主人公と彼女を手助けする仲間達とのシスターフッド。恐怖と暴力で抑えつける犯罪組織と冷酷無比な元締めの禍々しさ
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.0

巨大犯罪組織の後継者争いが勃発。有力候補の1人である幹部の義弟とも呼べる男は実は潜入捜査官であった。
裏切りと策謀の渦の中、2人の男の間に芽生えた歪だが純粋で残酷過ぎる情の美しさに心が打たれる。また、
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.0

見知らぬ同士の女性が古い電話で時を超えて繋がる。未来で知り得た情報を元に、互いの悲劇を避けようとするが、それが予想外の結果を産む。
『オーロラの彼方へ』の換骨奪胎とも言えるが、胸糞度と絶望感は比較にな
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.5

最強の暗殺者と最凶の殺し屋が、それぞれの復讐をきっかけに異国の地タイで激突する。
よどみなく、躊躇など一片もない、純粋で圧倒的な暴力・暴力・暴力!
そこにタイの茹だるような亜熱帯のムワッとした空気がま
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ベテラン(2015年製作の映画)

3.0

無鉄砲な熱血ベテラン刑事が悪名高い財閥御曹司の犯罪を暴く。
コミカルなシーンと緊迫したシーンがバランスよく配合。ヴィランの超クズで超小物な感じも絶妙。
クライマックス、もしも◯◯が◯◯だったらなあ…と
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ソニック × シャドウ TOKYO MISSION(2024年製作の映画)

3.0

強力な力を待つシャドウが東京に出現、ソニック達と対峙する。シリーズ第三弾。
サブタイトルはトーキョーミッションだが、東京なのは序盤だけ。
ストーリーや展開は物凄いベタ…だがそこが良い!安心出来る娯楽作
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オーダー(2024年製作の映画)

3.5

重犯罪を繰り返す白人至上主義団体と彼らを追うFBIの死闘を実話を基に描く。
派手さは無いが、手堅い描写で最後まで飽きること無く引き込まれた。キーアイテムとなる『ターナー日記』については一読してみたいと
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.5

カルチャーショックネタは最小限に「幕末の侍が現代にタイムスリップし、時代劇の斬られ役となる」という本筋をブレずに描き切ったのが良かった。また基本的に不愉快な人物や捻くれた展開も無く、人の善意や想いに重>>続きを読む

アビゲイル(2024年製作の映画)

3.0

破格の報酬で集められた犯罪者達が誘拐した少女は吸血鬼だった!
「バレリーナスタイルで戦う吸血鬼少女」というビジュアルが斬新。
意外とスプラッター度はかなり高め。
ポスターでも配信サイトの説明文でもガッ
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ロングレッグス(2024年製作の映画)

2.5

「今度近所に出来る、〇〇亭って店の麺類、めっちゃ美味しいらしいよ!」と聞いて、のれんをくぐってラーメン食べようとしたら、出てきたのはカ、カルボナーラ⁉︎いや、嫌いじゃないけど、今日はそれを食べる気分じ>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の絵世界物語(2025年製作の映画)

3.0

適度な伏線と回収、各キャラにある見せ場、やたらと強いヴィランと絶望的な状況、そしてドラとのび太の友情…と、とにかくドラ映画に求める要素が全て詰まった良作!ラストについては〇〇の方が良かったけど、その後>>続きを読む

悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.0

1970年代、TVショーの起死回生をかけた企画が前代未聞の放送事故を引き起こす。
「お蔵入りとなった昔の番組映像」である事がすんなりと受け入れられる程、とにかく映像のつくり込みが秀逸。
クライマックス
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トラップ(2024年製作の映画)

3.0

仲睦まじい親子が、若者に絶大な人気を誇る歌姫のライブ会場に訪れる。シリアルキラーが客として参加するという情報を手にした警察は会場を封鎖する。
非常に起承転結に忠実な構成で、特に「転」への切り替えが良か
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

3.5

破天荒な1人のバイク乗りに惹かれた女性を軸に、あるバイカー集団の黄金時代とその顛末を描く。
革ジャンに身を包んだメンバー達はワルではあるが、悪党ではない。
また、強がってはいるが強者ではない。
見栄と
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.5

一人の流れ者の登場により動き出した九龍城の覇権を巡る闘いを描く。
漢と漢の友情!
愛憎!
そして激闘!
何もかもが熱い!熱すぎる!
あらすじそのものは非常にシンプルなのだが、終始画面から溢れ出る巨大な
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

2.0

前日譚と本編の2部構成…なのだが、同じ世界の地続きの話とは到底思えない程、何もかもが全く別物で「結局どこを観て欲しいの?」とノリきれず。
あとメイン3人が、フワフワし過ぎて、薄っぺらいMVを見せつけら
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.0

〜怒れる養蜂家のレシピ〜
①まず始めに善良な市民を用意します。
②次に悪い奴らを加えると、善良な市民が消えて、悪党は増長し、観客の鬱憤が溜まります。
③そこにジェイソン・ステイサムを入れると血と銃弾の
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

4.0

ラーメン屋でラーメンを頼んだら、チャーシュー麺大盛りが出てきて、更には炒飯に餃子、果てはビールまでついてきた!…そんな風に、あれもこれもで盛沢山な欲張り満腹セットな作品。
エンドロールが始まった瞬間に
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密輸 1970(2023年製作の映画)

3.5

生活苦に陥った海女達が、海底に沈めた密輸品の回収を担い始める。
所々で編集やカメラワークに野暮った、古臭さを感じた。しかし主要キャラ6名の魅力と、予想をまんまと裏切るストーリー展開がそれらの欠点を補う
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レベル・リッジ(2024年製作の映画)

3.5

男から大金を奪った悪徳警官達が追い詰められていく。
ナメてた相手が実は…系ではあるが、主人公側がひたすら暴力で圧倒するという一辺倒な展開ではなく、静と動のシーンがバランス良く融合されて、最後まで程よい
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.0

裁判で陪審員に選ばれた男が、事件の真相について、ある深刻な懸念を抱く。
重い!開始10分位からラストまで、ひたすら胃がギューッとなるような極度の緊張感が続き、目眩すら覚える。しかし、正義とは?真実とは
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