シノミーさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.6

ウッディたちのシリーズ最大の決断を是非スクリーンで。
待ちに待ったトイストーリーの最新作。
それは今まで見たこともない彼らの決意と覚悟の物語だった。
たかがおもちゃだと思うかもしれない。
だが、その心
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

3.6

人に創られたポケモンミュウツーの逆襲が始まる。
何のために、誰のために、何故生まれてきたのか。
ポケモンとは人間に使役されるだけの存在であり、言い換えれば搾取されているようなものなのではないか。
ミュ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.2

映画は考える映画と感じる映画に分けられると思うんだけど、これは完全に感じるタイプだ。
シンプルに片付けるなら人間関係。
でもこれはもっと複雑なやつだ。
青春。それはきっと人によって全く違う。
僕は静雄
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.6

事実をありのまま伝えることの難しさ。
今の日本を観た。
恐ろしいほどリアルで、日常的に目にする光景がスクリーンには広がっていた。
この映画も普段見ているニュースもすべて受け手次第だ。
それは自分の価値
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

4.0

こーゆー作品を観るたび、人と人との繋がりほど大切なものはないと痛感する。
人は1人では生きていけないんだって、
どんなに強くて、お金があって、明晰で、成功者であってもそこに縁や人脈が無ければ人生はどこ
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FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

3.5

王道パンデミック映画だけど、全然ハッピーエンドではない。
ゾンビ映画ではなくて、感染型の殺人ウィルス映画なんだけど、この手の映画はやっぱり突っ込みどころとか欠けてる部分があるのは否めないよね。
医師と
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運び屋(2018年製作の映画)

4.5

劇場で観てたら絶対上半期のランキングにくい込んでたって後悔するレベルの作品だった。
一緒に過ごすのにお金なんて必要ないのよってメアリーのセリフが刺さりに刺さった。
クリント・イーストウッドはやっぱり天
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.2

サノスとの激戦を終え、ピーター・パーカー(16)の夏休みが始まる。
ピーターの良さが全開の今作。
あのエンドゲームの後、どんな展開を見せるのだろうと期待して臨んだが、やはり良かった。
スパイダーマンは
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

4.1

特捜部Qシリーズ2作目。
今作の謎はさらに深い。
一作目より各要素が強化されているような気がする。
わかりやすいというか、スッと観られたのが一作目だとすると、今作はかなりヘビーな内容になっている。
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

4.0

ザ・ミステリーが観たい方にオススメの一作。
少しづつ謎が解き明かされていくってミステリーなら当たり前の展開なんだけど、どんな結末を迎えるのかハラハラしながら観られる。
ちょっと精神年齢高めのミステリー
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.4

生きるために戦う。将棋に全てをかけた男の物語。
執念。意地。矜持。
責任。愛情。諦め。
後悔。迷い。束縛。
これほどまでに将棋が熱く、熾烈なものだと僕は認識していただろうか。
三月のライオンは、アニメ
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.3

父と息子の疎遠な関係。それを救ったのは一本のゲームだった。
これを愛や優しさと言わずして何と言うのか。
父の考えていることって皆さんわかりますか?
僕は父とはそんなに深く語ったりはしないけど、割と厳し
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

4.4

できることを好きなだけ。たまには変化もいいものだ。
音楽好きな人なら間違いなく楽しめる一作だと思います!
家族愛、恋愛、友情、青春。
生活を彩る要素がふんだんに使われていて、そのど真ん中に音楽がある。
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アラジン(2019年製作の映画)

4.3

長年の時を経てアラジン、再び
アニメ版は先日鑑賞しましたが、結構内容変わっててびっくり!
どっちにもそれぞれの良さがありますが、
今作ではミュージカルに力を入れていたと思う。
ウィルスミスのジーニーは
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アラジン(1992年製作の映画)

4.2

不朽の名作、アラジン。
これが92年のクオリティなのかと目を疑うほど完成度が高い。びっくりした。
身分違いの恋、貧富の差、人間の欲望とか割と重いテーマをここまでポップに面白可笑しく再現できるのは紛れも
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プロメア(2019年製作の映画)

4.5

グレンラガンとキルラキルの製作陣が放つ、消しても消えないアツい一作。
ただの消防団が活躍して敵と戦うバトルアクションかと甘くみてましたすいません。
あの伝説のスタッフたちに限ってそんなことはなかった。
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.3

これも一種の青春なんじゃないかって観終わった後、ストレートに思った。
だって、犯罪を企てる彼らのすべてが、輝いていて、楽しそうで。
だけど、そのすべてが危険で、恐ろしくて、将来性なんて無くて、間違って
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.4

20代後半なんて、好きです付き合ってください。から始まる恋愛よりも、こんな風に流れで始まる恋の方が多いと思う。

共感できるという女性の声が多いのは、きっと心のどこかにテルコや守、仲原やすみれさんのよ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

今まで観た映画の中で1番面白かったと思えるのは今までの思い出があるからでしょう。
インフィニティウォーから1年。
ヒーローも観客も絶望と衝撃に包まれ、今作を迎えた。
今はただできることだけをするしかな
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キングダム(2019年製作の映画)

4.4

原作読んでても成功だと確信できるクオリティ。
原先生が脚本に携わったのもあり、キャラの作り込み、テンポ、構成、上手く噛み合って1つの映画として大成していた。
次に何が起こるのかわかっていても、僕はたし
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.0

見た目は大人、中身は子ども。
その名はシャザム!
ちょっと期待し過ぎましたけど、飽きずに最後まで楽しかったです!
ヒーローを通して、傷つきやすい心や、少年少女の繊細な感情を描いてました。
友達がいない
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.3

ラスト15分のためにこの映画があると言っても過言ではないほどラストで持っていかれた。
作戦内容、目標、達成条件、敵の情報、現地の状況などが視聴者同様、CIAのケイトたちにはほとんど知らされない。
あれ
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君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

4.3

正反対な2人の儚い春の思い出。
桜良ちゃんのキャラが確立されていたと思う。
実写版よりも2人の心情描写が分かりやすくてアニメもいいなって思いました。
やっぱりわかってても最後は悲しいし、泣いてしまった
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

小さくて不器用で愛嬌のあるバンブルビーと少女の青春のコラボレーション!
正直、トランスフォーマーシリーズはあまり詳しくないんですけど、終始飽きることなく楽しめました。
観る前は疲れていたのだけど、少し
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.5

めっちゃ泣く人と全然響かない人に分かれそう。
僕は御涙頂戴のオンパレードがちょっとくどいかなって感じた。
なんか演出が臭くてむず痒いというかね笑
それでも母の愛は伝わった。
一言でまとめるなら親子愛が
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凶悪(2013年製作の映画)

4.4

ピエール瀧さんが逮捕され、観られなくなるとかのならないとか噂があったので鑑賞。
久々に僕の中の胸糞映画ランキングが更新されたような気がします。
白石監督は本当にすごいですね。
大衆ウケはしないのは間違
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.8

最強のマーベルヒーロー誕生。
アベンジャーズ誕生前の物語。
失われた記憶にとらわれながら生きるか、過去は過去だと割り切って生きるかという選択がそびえ立つ。
この選択は自らの未来を大きく変えることになる
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

大いなる力には大いなる責任が伴う。
最高だった。映画はこうでなくっちゃ。
スパイダーマンの面白さが存分に詰まった今作はファンはもちろん僕みたいなそこまでスパイダーマンに詳しくない人にも楽しめる作りにな
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.7

映画館で観るべきだったと後悔させられた。
人を殺せない軍人、デズモンド。
戦時中にそんな生ぬるいことを言ったら日本なら殺されているかもしれない。
そう言った意味では彼は恵まれていた。
美人な奥さんと息
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

アメリカ人初のトリプルアクセルを成功させた、トーニャハーディングの壮絶な半生を描いた半ドキュメンタリー映画。
僕が生まれる前にこんな事件があったなんて、この映画を観るまで知らなかった。
前半もだけど、
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.9

それはまだ出会ったことのないミライの話
基本的にくんちゃん目線で描かれる。
何気ない日常の中で、僕たちが歳をとるごとに失ってしまったものはなんだろう。
幼少期なんて気づいたら終わってて、あっという間に
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

ニックとドクの友情が本当に素晴らしい。
実話ベースで、当時の社会状況が手に取るようにわかった。
日常的に散りばめられた差別と偏見。
ドクだけじゃなくて、黒人すべてがそれに苦しんでいた時代。
不条理も理
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.3

誰よりも強く、人間らしい古代兵器の美しくも切ないバトルアクション。
とりあえず映像美が素晴らしい。
今回は脚本らしいけど、お馴染みのジェームズキャメロンさんだからもう何の不安もなくアクションを楽しめた
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.7

完成度が高すぎて感服する他ない。
すべてのやりとりが通信室のみ。
そこから得られる情報がすべて。
相手の表情も空気もその場の状況もすべて察するしかない。
そんな環境下でここまで冷静に対応し、あらゆる手
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.1

ニュージャージー州の貧しい少年たちが夢を掴む伝記映画。
ごめんなさいハマりませんでした。
クリントイーストウッド監督作品はそんなに観てないけど、映画界の巨匠ですので、多少期待していたのだけど、2時間弱
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.4

日本社会を構築するのは果たして正義か。
組織に属し、会社のために利益を上げる。
これが日本のサラリーマンだ。
営業成績がすべて。
売れたらノルマを達成できる。
未達ならば、上司に叱られ、次はもっとノル
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