abeeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

4.0

【愛がぼくらを高めてくれますように。】

「愛と青春の旅立ち」。
これはなんといえばいいのかなぁ。
鉄板のフレーズというか。3つの単語の集合体では最早無く、ことわざ的な⁇映画のタイトルというよりも若者
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ライフ(2017年製作の映画)

3.8

【宇宙るんるん滞在記 ○月×日 (△)〜
すなばであそんでたら見たことのない虫を見つけたよ。
かわいかったのでもってかえっていっしょうけんめいおせわをしました。
名前もつけてなかよくしてたのに、手をか
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シンプル・プラン(1998年製作の映画)

3.5

【i've made my mistakes
got nowhere to run
the night goes on as i'm fading away
i'm sick of this life
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.8

【西も東も関係ねェ。
真ん中のおれこそ中央フリーウェイ。】

クリント・イーストウッドの俳優としての代表作の一つ「荒野の用心棒」。
でも用心棒というより「荒野のちゃっかり者」って感じ。

マカロニ・ウ
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ダーティハリー5(1988年製作の映画)

3.4

【不死身のハリー】

遂に5作品制覇しました!
…なのですが第5作は前4作とちょっと雰囲気が違いました。

人気バンドとコラボしてホラー映画「ホテル・サタン」を製作中にそのバンドのボーカルが殺害されて
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デジャヴ(2006年製作の映画)

4.0

【踵が2つ 煉瓦の道
雨と晴れの隙間で歌った
匂いもカラーで思い出せる
今が未来だったころのこと】

親愛なるトニー・スコット監督作品。
なのですが、改めて観るとちょっと彼のいつもの作風とは違った印象
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.5

【醒めない夢を見よう】

自分でもびっくり。
「プリンセスなんて信じないワ」フィルター絶賛作動中の私の色眼鏡で観ても尚、最最最高の作品でした。

この作品が公開されたのは私が20歳の頃。
当時雑貨店で
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のぼうの城(2012年製作の映画)

4.0

【"力"に屈したら男に生まれた意味がねェだろう】

実は原作本の方に興味がありずっと気になっていた作品。
文庫版のイラストを担当したのが大好きな漫画家のオノナツメさんなんです。
この人の描く侍はやはり
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

【誰も知らないふり】

邦画はあまり好んで観ないので「面白そうかも」と思っても鑑賞はいつも後回しになってしまいます。
チャンスを頂き、ありがとうです。

一昨年「万引き家族」でその名を全世界に轟かせた
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ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

3.4

【何にだってなれない 何を着ようと中身自分自身
読み馴れたシナリオのその作者とおんなじ人】

懐かしいなぁ。
中学生くらいの時一回観たな。
あんまりシュワちゃん好きじゃないんですけど、監督が「ダイハー
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

【恐怖はどこからやってくるのか】

言わずと知れたスティーブン・スピルバーグ監督による海を舞台に繰り広げられるパニック・ムービーの金字塔「ジョーズ」。

凄いのはその表現力。
サメの恐怖と襲来の瞬間を
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美女と野獣(1991年製作の映画)

4.2

【普遍の愛の物語】

なんとこの有名なディズニーアニメーションを初めて鑑賞。

でも昨年実写版を鑑賞しましたし、幼稚園くらいの時にミュージカルは観たことがあるのです。
あれどこの劇団の公演だったのかな
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ダーティハリー4(1983年製作の映画)

4.2

【できる男ハリー】

クリント・イーストウッドの避けられない汚れ仕事④

シリーズ4作目にして遂にここまで面白いものを出してくるとは。
完全に想定外です。

そして、相棒を毎度死に至らしめてしまう死神
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.1

【ミステリーは偶然に…】

名前だけは聞いたことがある。
「犬神家」「金田一耕助」「スケキヨ」…
シーンだけは観たことがある。
白いゴムマスク、ガニ股で湖に突き刺さった肢体。
このストーリーを知らない
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

3.7

【生き残るため、人を殺めるのは罪ですか?】

近頃、テレビでよく聞く言葉があります。

「机上の正論」

もちろんこれは誤った日本語ですよね。
元々の言葉は「机上の空論」。
現場を知らない人間が机の上
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

【行きずりの男二人珍道中】

畑に立つカカシは作物が食い荒らされないようカラスを怖がらせるためにそこに立っている。
彼は言った。
「カカシはみんな変な顔をしているだろ?
カカシはカラスを笑わせているの
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ハスラー2(1986年製作の映画)

4.1

【男なら死ぬまで勝負師】

1961年「ハスラー」の続編。
手がけたのはマーティン・スコセッシ。
前作とは違いコメディタッチにストーリーは進みつつも男たちの闘争本能を刺激するような作品でした。

思っ
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.4

【命の重さと罪の重さはいつも同じじゃない】

戦争映画って難しいですよね。
観る側も覚悟がいるし、作る側も覚悟が必要だと思う。

再鑑賞ですが、初見の時はオープニングのキャスト欄にジョニー・デップの名
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デイ・アフター・トゥモロー(2004年製作の映画)

4.1

【地球にとってはやさしいのかも…】

私の憧れの女性はCharaさんで彼女のようにかっこよく歳をとりたいと思っています。
あんなキュートな大人に私はなりたい。

今月の頭にCharaさんがTwitte
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.4

【there is no place like home.】

一歩踏み出せば七色の世界へーー

昨今のコロナウィルスによって自宅隔離を強いられる人々のために自宅で映画をストリーミング鑑賞できるように
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.9

【探偵とハッカーと華麗なる一族】

デヴィッド・フィンチャー監督作。
元ネタの「ミレニアム」シリーズは小説、映画共に大ヒットを記録。
オリジナルは未鑑賞なのでいつか観たいですね。

こちら再鑑賞なので
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

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ゴールデンウィークが近づけば、
コナンくんの季節。

今年も金ローで鑑賞。

私が年を食い過ぎたのか、年々ツッコミが止まらなくなってきました。
でも今はこの楽しみ方がベストなのです、私には。

分かる
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ダーティハリー3(1976年製作の映画)

3.9

【死神のハリー】

クリント・イーストウッドの避けられない汚れ仕事③

このシリーズは期待してたより結構面白いな!
ハリーのキャラクターが徐々に板についてきてるのもあるかな。

サンフランシスコ市警の
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街の灯(1931年製作の映画)

4.1

【目に映るものだけで価値を判断してやしませんか?】

コロナ休暇によりBSでばかり映画鑑賞をしております。
それ故鑑賞作品に若干偏りのある今日この頃ですいません。
本当は観てないBlu-rayも溜まっ
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卒業(1967年製作の映画)

3.9

【終わりその先に 長く長く続く知らない景色
さよならはまだ言わないで
物語続く 絶望を連れて】

ハリウッド映画史に残る有名なワンシーンといえばコレ、という方も多いはず。

アメリカン・ニューシネマの
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ダーティハリー2(1973年製作の映画)

3.7

【色男のハリー】

クリント・イーストウッドの避けられない汚れ仕事②

前作、市警のやり方にクソくらえと言わんばかりに川にバッヂを投げ捨てたハリーでしたが、相変わらずサンフランシスコ市警でお仕事中です
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

3.4

チャーリー・チャップリンの作品の中でも最高傑作とも呼ばれる今作。

1890年代に起こったクロンダイク・ゴールドラッシュを舞台にした作品。

先週観た「モダン・タイムス」と違いテーマが読み取りにくく、
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.8

【汚れ仕事なんかしねぇ、おれは「助平のハリー」だ。】

イーストウッドといえば、「夕陽のガンマン」か「ダーティハリー」でしょう。

サンフランシスコ警察の刑事、ハリー・キャラハンを描いたサスペンス・ア
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.9

【正しいと信じられることがあれば、それだけが正義】

勝者こそが正義。
正義なんて存在し得ない場所で、何が正しいのかを考えたとき、それはやはり勝者なのかもしれない。

潜在意識の中で、敗者は悪だと思っ
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.1

【知らない間にただの「歯車」になっていませんか?」】

私は幼い頃テレビをあまり見ずに育ったため、先日亡くなった志村けんさんの番組なんかは特に縁が無かったんです。
お笑い番組やバラエティは子どもに悪影
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.8

【誰がために旗を掲げる?】

第二次世界大戦末期、太平洋戦争、最重要局面硫黄島にて撮影された一枚の写真。
6人のアメリカ兵が硫黄島の丘の天辺で星条旗を掲げる堂々たるその姿に「勝機は我が国にあり!」と国
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ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

4.1

【彼女は聖女か、はたまた魔女か】

この作品、相当攻めてます。

リュック・ベッソン監督作品、主演・嫁、という、初見の時は「公私混同甚だしいな、おい」と思いましたよね、本当。
(実際のところはミラ・ジ
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パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

3.0

【私に愛をくれた男は、「民衆の敵」でした。】

マイケル・マンと伝記物の相性が悪いのか、はたまたジョニー・デップと伝記物の相性が悪いのか。
そもそもそういう問題じゃあないのか。
どっちにしても、とても
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.5

【君と僕との間に永遠は見えるのかな
この門をくぐり抜けると
安らかなその腕にたどり着ける
また夢を見るその日まで】

人生は十人十色。

生き方は人それぞれ違うもの。
色とりどりのボタンのように。
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.6

【愛がないと泣いて耐えてないで踊り続けよう。】

名作再鑑賞。

でも、実は全編は観てなかったんですよね。
確か高校生くらいの時、夜中に目が覚めてたまたまテレビをつけたらやってたんですよ、「あの頃ペニ
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.3

【(it's not a joke.)】

「第一印象の良い奴ほど信用ならない。」

ベイトマン(クリスチャン・ベイル)のことを言ってるんじゃないですよ⁇
映画のことです。

先日「マシニスト」を鑑賞
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