LalaーMukuーMerryさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

LalaーMukuーMerry

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三つ数えろ(1946年製作の映画)

3.6

これはアカンでしょ。複雑すぎる話の展開に完全に置いてけぼりのまま、終~了~!となってしまったサスペンス。(投げ出さずに最後まで見た自分を誉めてあげたい)
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もう一度見る場合でも、
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.6

MARVELだけど今のところ他作品と関係ないので、私のようなMARVEL初心者でも安心して鑑賞可能。MARVELにつきもののヒーローがまとう特殊スーツが真っ黒なパンサー顔だから、このタイトル。そのヒー>>続きを読む

怒りの葡萄(1940年製作の映画)

4.4

「シェーン」のレビューでも書いたホームステッド法(自営農地法1862年)により、アメリカの西部開拓者は自分の開拓した土地を所有できるようになり、自営農として希望を持っていたように見えた。それから70年>>続きを読む

或る殺人(1959年製作の映画)

4.0

殺人事件の裁判もの映画。弁護士(=ジェームズ・スチュワート)と検事(=ジョージ・C・スコット)の論戦がメインの作品。と書くと固い感じがするが、いい感じのジャズがBGMでなかなか面白いサスペンスでした。>>続きを読む

シェーン(1953年製作の映画)

4.3

私の大好きな「遥かなる山の呼び声」(山田洋次監督)はこの映画を日本用にリメイクしたというのは有名な話。元の方を見たこと無かったので、恥ずかしながら初鑑賞。
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主人公シェーン(=ア
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めまい(1958年製作の映画)

4.2

高所恐怖症の男の話ということだけは知っていたが、いやぁ、驚きの展開でした。
          *
普通ではない行動をする妻マデリン(=キム・ノヴァク)を尾行するよう友人から依頼を受けた元刑事の主人公
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パッチギ!(2004年製作の映画)

4.4

「かぞくのくに」、「青 chong」、在日コリアンに関する映画を2つほど見たのに何も書けず。モヤモヤがつのる中、昔見たこの作品を思い出し再鑑賞することにした。 当時はボーっと生きてたから(今もだけど)>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.7

俯瞰でみた精緻な街から空へカメラが動く・・・、絵のきれいさには定評のある細田作品。そこは流石。
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でも私の中では、「何だか変だぞスイッチ」がしっかりONになって、気になって話に入
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.7

もの凄く突き刺さる映画だった。そのぶん泣けた~。
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「どもり(吃音)」と聞いて普通思い浮かべるのは同じ音が続けて出てしまう「連発性の吃音」というもの。主人公の志乃はそれとは違う症
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

凄~くいい話でした。クラシック&ジャズの黒人ピアニスト、ドン・(ドクター)シャーリーと、彼のdriver & bouncerの白人トニー・(リップ)ヴァレロンガ。1962年という時代を考えると、二人の>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

4.2

日中戦争の始まった年から(1937)、日米開戦まで(1941)、九州・唐津を舞台に、三人の若者と三人の娘の青春の形見。
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迫りくる戦争を感じ、時代の抑圧に抗って自分らしくありたい
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.4

終わってみれば、ストーリーに釘付けになっていた自分がいた。カンニングを組織立ててやって金儲けをしていた天才的頭脳の持ち主、タイの少女リンのお話。ちなみに1バーツは約3.5円(金額感覚理解のため)
  
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.6

ハリウッド映画で初めての黄色人種が主人公の映画、と町山さんが紹介してました。
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白人のアメリカ女性とシンガポールの中国系金持ち一家の青年、二人の恋のお話。玉の輿を夢見る女性には
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居酒屋(1956年製作の映画)

3.7

普仏戦争(1871)で隣国プロイセンに敗れてナポレオン三世が失脚した後、パリにエッフェル塔がまだない頃に、自然主義文学の文豪エミール・ゾラが書いた代表的小説を、ルネ・クレマン監督が映画化した作品。洗濯>>続きを読む

青の稲妻(2002年製作の映画)

3.0

北京オリンピック誘致が決まったころの高度成長期の中国(2002年)、山西省大同、世間がせわしなく急展開する陰で、仕事にもつけず疎外感を感じる若者たちの物語・・・
          *      
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

4.3

大阪万博で盛り上がっていた1970年頃の大阪の伊丹空港の近く、コリアンたちが集まってあばら家で暮らす地域、そこで焼き肉屋を営む在日コリアン一世の夫婦とその子供たち。年頃の三人娘のうち上の二人は前妻との>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.5

前作「アントマン」のレビューで、ストーリーと関係ない事ばかり書いて、勝手に悦に入っていたので、アリサイズになって大活躍ということは覚えているが、肝心のストーリーは何ひとつ覚えてない。どうやら話は続きの>>続きを読む

ある日どこかで(1980年製作の映画)

4.4

ロマンチックでしたねぇ~、音楽もまた切なさを煽ってきますね~、これは名作ですね。(外見はともかく)ロマンチックな心の持ち主にはもってこいのオススメ作品
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シカゴ郊外の白亜のリゾー
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マクファーランド 栄光への疾走(2015年製作の映画)

4.6

とても良いお話だった。感激した。高校のスポーツの先生によって、夢を持つことができ、やる気スイッチが入って人生を切り開いていった生徒たち。長い人生に比べたら、人が変わる時は一瞬でしかない。でもその一瞬は>>続きを読む

ドラフト・デイ(2014年製作の映画)

4.3

アメリカン・フットボールNFLのドラフト会議のルールはこんな風になってるんか! 
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(1)一人の選手を複数チームが指名できない。
(2)今年の指名権を渡す代わりに来年の1巡指名権
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

4.4

日本のほぼ最南端の領土、硫黄島。第二次大戦の終盤、当時アメリカ軍は、マリアナ諸島の基地(サイパン)から出発して日本本土を空襲して帰還するのは燃料的にギリギリで(片道約2300km)、途中に補給基地が是>>続きを読む

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.4

「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」は、一人の監督(クリントイーストウッド)によって、敵味方それぞれの立場から一つの戦争(硫黄島の戦い)が描かれた稀有な作品。2つともとても良いので、是非とも2つ>>続きを読む

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

4.3

第1作を見る前に、タイトルから何となく想像していた、大学当局の理不尽なやり方に心ある教授たちが抵抗をみせる・・・的な、人として共感できる物語に、なんと第3作はなってました! 
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

4.4

1作目終盤の怒涛の急展開についていけなかった人も(私のことですが・・・)、2作目の最初できれいに回収してくれるので、そこでアゲアゲになれる。
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2作目は警察の麻薬取調べ捜査官、美
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

4.2

こいつは面白かった。三部作の2作目まで見終わって1作目の感想を今書いてます。インファナルアフェア三部作のように(テイストは全然違いますが)、ストーリーに上手な仕掛けがあるから、これは続けて順番に見なけ>>続きを読む

最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション(2012年製作の映画)

3.7

ジャレド・ダイアモンド著「人間の性はなぜ奇妙に進化したのか」はなかなか面白い本だった。それによると、ヒトが霊長類から別れて独自の進化をとげて大繁栄するまでになった原動力は、姿勢(直立二足歩行)、大脳の>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

4.0

私はクリスティン・エバート、雑誌ヴァニティ・フェアの女性記者。スターク社に取材に行ったのに、カリスマ経営者のトニーさんに口説かれて一夜を過ごしてしまったのは、私としてはウカツでした。軽薄な女とお思いで>>続きを読む

アルジェの戦い(1966年製作の映画)

4.2

この作品はかつてフランスの植民地だったアルジェリアが独立するきっかけとなった、地下活動家たち(アルジェリア民族解放戦線FLN)の抵抗活動を克明に冷静に、そして熱く描いた作品。緊迫感が凄かった、音楽も良>>続きを読む

火の山のマリア(2015年製作の映画)

4.0

人生初のグアテマラ映画。グアテマラは中米メキシコの南隣りの国。メキシコの南部とグアテマラはかつてマヤ文明が栄えたところ。今でもマヤ系先住民が人口の4割。(残りは非先住民、つまり白人と、白人-先住民の混>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.3

サンフランシスコ近郊の町サクラメントに暮らす、ごく普通の高校生女子クリスティーン(自称レディ・バード、3年生)のごく普通のお話。傍から見て特別なことは何も起きないのだけれど、なんだか後味のよい映画でし>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.5

想像してみて下さい。ある日突然、理不尽なことで愛する家族がみんな死んでしまったら、どんな気持ちになるかを。この作品は、夫とひとり息子を爆弾テロで失ったドイツ人女性カティア(=ダイアン・クルーガー)の心>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.3

子供の頃、何にもしないで、ぼ~っとしてたことがよくあった気がする。そういう時間が実は大切なんです。その間に子供は心と頭の中で何かを育んでいるのです。大人になると、そんなゆとりがなくなるんだよねぇ~
 
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独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

3.7

独裁的な大統領が支配する架空の国。宮殿の下に広がる町のあかりを全部を消す(停電させる)命令を、かわいい孫(5歳くらいの男子)に出させてご満悦のバカ独裁者。そこに突然のクーデター発生、命を狙われる身とな>>続きを読む

十年(2015年製作の映画)

4.3

10年後の香港の様子(制昨年が2015年だから2025年の様子)を予想して、5人の若手監督が描いた小作品のオムニバス。どれも次第に入り込んで来つつある中国共産党によって香港がディストピアに変貌する過程>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.1

私はピーター・パーカーのおばさん。お話では彼がスパイダーマンだってこと知らないことになってるでしょ。あれは、そういうふりをしてるの。知ってるそぶりを見せてはいけないと、スタークさんにきつく言われている>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.2

民主主義vs独裁という構図の中で、民主主義の擁護者の代表としてヒトラーに敢然と立ち向かったとされるイギリスの指導者チャーチル。
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第2次大戦勃発以降、ナチス・ドイツが破竹の勢いで欧
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