notitleさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

3.1

ご存知、スティーブ・ジョブズの映画。
確かにキャストは実際の人物に似てるけど、映画自体はかなり普通だな。

スティーブがアップルを作ってから追い出されて戻ってくるまでのお話だけど、結局何がテーマだった
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リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

4.1

マシュー・マコノヒー良い人!ってなる法廷サスペンスの秀作。
凄腕弁護士マコノヒーが、暴行の罪を着せられた男を弁護することになったと思いきや…。

単なる犯人探しの話じゃなく、策略VS策略の頭脳戦。スト
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キャロル(2015年製作の映画)

3.8

レズビアンの聖典を原作とした恋愛映画ということだが、実を言うとこれは『ジョーズ』とか『ハロウィン』みたいなモンスター映画だ。もしくは『バットマンvsスーパーマン』のような。
ケイト・ブランシェットとル
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.4

ダニー・ボイルの撮ったスティーブ・ジョブズの映画。それ以上の意味はない。

ジョブズの功績やら波乱の人生などは映画の題材としてはとても良い素材なのだが、今回はそこにはほとんど触れることがないので肩透か
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美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

4.0

すっげぇ、こいつぁホントに見事な"美しい絵の崩壊"だぜ。メーン。

互いの親友の息子との恋愛って設定からしてドロドロしてるのに内容もかなりドロドロしてるぜ。
劇中で「いつかはこうなるとわかっていた」っ
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.3

親友以上恋人未満の幼馴染との甘酸っぱい恋愛を描いた映画。割とギャグが体張ってて面白いです。

イケメソの男役を英国人サム・クラフリンが演じてて好感度マックス。今期待の有力株だ。

正直、主人公の2人が
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

3.4

アカデミー賞監督のアン・リーによる中国映画。エロで話題になったけどそんなにエロくなかった。

ターゲットを暗殺すべく潜入する女スパイものっぽい話ではあるけど、そんなにスパイスパイした話でもなくラブスト
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.7

普通に良いっすねー。それ以上の感想が思いつかないけれども。

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.5

薬師丸ひろ子がヤクザの組長(名ばかり)になって奮闘する、というアイドル映画の金字塔。

お話自体は70〜80年代にありがちな荒唐無稽のバカバカしい内容なのだけど、相米慎二監督の長回しと仙元誠三氏の素晴
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最愛の大地(2011年製作の映画)

3.2

アンジェリーナ・ジョリーの監督デビュー作。アンジーの人道主義はすごくわかるのだが、それだけで映画作っちゃった感じだな。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を題材に映画を作るのは良い。民間人に視点を置くのも
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.5

マイティ・ソーがアベンジャーズの新作に備えてスパイダーマンを鍛えるべく白鯨に闘いを挑むお話…かと思ったら、小説『白鯨』の誕生秘話の皮を被ったロン・ハワード版『ライフ・オブ・パイ』だったでござる。

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エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

2.8

過去を無くしたヤク中のバイト戦士がスーパーソルジャーに覚醒する映画なのだが…。

ジェシー・アイゼンバーグのお喋りキャラがバイト戦士の悲壮感と相まって、冒頭のシークエンスから結構いい感じの映画になって
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.4

別名、超ストレスが溜まるイラン映画。
たかが小学生の宿題でここまで子供が苦しめられるのかとビックリする。

そりゃあ、宿題はノートにやって来いとか先生の言うことは聞けとか、大人からしたら当たり前かもな
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

4.5

イランの監督アッバス・キアロスタミが東京を舞台に撮った傑作。こいつはビックリだぜ。

この映画、ジャンプカットをあまり多用しない。カットは割れるけどシーン自体はリアルタイムで進むようになっている場面が
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不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)

4.1

アンジェリーナ・ジョリーが『スカイフォール』の撮影監督を引っ張ってきて、「私の考えた戦場のメリークリスマス」を撮った映画。

まず、主人公を徹底的にいじめるMIYAVIがいいですねー。
男だけどとても
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.8

中山美穂、可愛い。
しかし絵がふわーっとしてんな、ふわーっと。

演出は大味、芝居も過剰、カットも割と多めに割られている。映画というよりアニメ作品っぽいというかなんというか。
しかし、この過剰な感じも
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ロッキー2(1979年製作の映画)

3.9

シルベスター・スタローンの初期監督作品。
ボクシング映画というより人間ドラマにボクシングが載っかってるような感じ。
やっぱり良いモンは良いねェー。

HIT&RUN/ヒットエンドラン(2012年製作の映画)

3.7

証人保護プログラムで素性を隠しているイケメン彼氏がロサンゼルスまで送ってくれる映画。

コメディ映画だけど、あざとい笑いじゃなくて微笑ましい感じの笑いに包まれてる。カーアクションはあるけどガチのクライ
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

2.5

"国民的映画"という称号のついた過去の遺産。世界最長の映画シリーズということで有名だが、どうも私はこの映画とウマが合わないようだ。

約90分ほどの映画だが、冒頭30分間は主人公である寅次郎の大暴れが
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青髭八人目の妻(1938年製作の映画)

3.2

ビリー・ワイルダーの脚本をルビッチ先生が監督しているから絶対に面白いはずなのにイマイチ楽しめなかった。

ビリー・ワイルダーのセンスはピカイチなので、やはり台詞や掛け合いなど面白いところは面白い。
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.8

人間は自然発生的にポッと生まれ落ちるわけではない。一人の人間が誕生してから死ぬまでの人生には多くの人間が関わっている。

ロッキー・バルボアとはシルベスター・スタローンそのものである。
売れない役者を
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

3.0

近年増えてきた素晴らしい映画がそうであるように、映画とはアクションで語るものである。

このガールズ&パンツァー、テレビシリーズを一切見ていない身からしても、戦車戦のアクションには目を瞠るものがある。
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レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

3.7

CIAの分析官ジャック・ライアンが頭を使って困難に立ち向かう映画シリーズ"ジャック・ライアンシリーズ"の輝かしい第1作。
後のIMF長官がジャック・ライアンとか感慨深いとは思わんかね。

映画自体は雪
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東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)

2.8

良くも悪くもマジメな映画。
ベルリンの壁崩壊前の東ドイツのイヤーな感じが延々と続く。監視社会やら医者としての責務などもテーマには関わってくるのだけど、特段盛り上がりがあるわけでもなく、ドラマにそれほど
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ハルフウェイ(2008年製作の映画)

3.9

一部で「だらだらしているだけでクソつまらない」と評判だったので鑑賞してみた本作。なんだ、結構面白いじゃない。

所謂"映画"っぽい過剰なドラマがあるわけではないので、それを期待すると良くない。
しかし
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ヴァイブレータ(2003年製作の映画)

2.6

廣木隆一監督はまぎれもなく一流の映画監督であり、芝居の付け方や演出もさることながら自然光や情景や長回しを主とした映像表現は見事なものである。

本作でもその演出や映像表現は存分に活かされていて、トラッ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.6

戦争によって人は変わる。そんな中でどれだけ人間性を失わずにいられるかというお話。
映画を見れば「ユダヤ人を虐待し殺害するなんてとんでもない」と思う人は多いだろう。しかし、こういうことは今もどこかで起こ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

2.9

ギレルモさんが監督した有名な映画。
スペイン内戦をモチーフにした、ある意味ファンタジー映画といってもいいだろう。

監督がオタクなだけあって『千と千尋の神隠し』とか『となりのトトロ』っぽいシナリオでは
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愛の渦(2013年製作の映画)

4.0

セックスモンスター池松壮亮が大暴れする激エロ乱交パーティー映画かと思いきや、意外にもマトモな映画だった…!

元が戯曲で原作者が脚本も監督もやってるというから、原作の面白さもちゃんと活かされているのだ
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赤目四十八瀧心中未遂(2003年製作の映画)

2.1

寺島しのぶを見て修行をしようと思い立ったのだが、この代表作が思った以上にしんどかった。
長ったらしい上に辛気くさくてかなわんわ。

「難解な映画」という言葉があるが、それは解を出すのが難いことを指す。
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小さいおうち(2013年製作の映画)

4.1

山田洋次とスタジオジブリの世界観の融合!
我らのソフィー婆ちゃんこと倍賞千恵子さんが若い頃を山田洋次演出で語る回想録という形式のお話である。
そっかぁ、倍賞千恵子さんが若くなると黒木華ちゃんになるのか
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ベイマックス(2014年製作の映画)

5.0

人はいつか死ぬけれども、形を変えて生き続ける。その人の意思は、言葉やシステム、芸術、考え方、あらゆるものに生きていて、残された人々に多くの力を与えてくれる。人間はみんなそうやって力をもらって生きている>>続きを読む

アタック・ザ・ブロック(2011年製作の映画)

3.9

ぼいえが君がスターウォーズの前に出演した作品で、チンピラ少年ギャングが宇宙からやってきたモンスターの大群と戦うお話。

たぶん低予算の映画なのだろうけど、これがなかなか面白い映画だった。
少年たちの一
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英雄の証明(2011年製作の映画)

3.7

レイフ・ファインズ「お前らみたいなヴァカによ! いちいち頭下げるなんて死んでもゴメンなんだけど!」
民衆「なんだこのやろう!」
レイフ・ファインズ「なんだこのやろう!」

そんな映画。

レイフ・ファ
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第七の封印(1956年製作の映画)

3.9

ベルイマン先生の哲学映画。前作から一転してシリアスな映画に見えるが、やはり冴え渡るギャグセンスは健在。

第七の封印が聖書の黙示録からの引用ってことからもわかるように、キリスト教的なメッセージを扱った
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