あんじょーらさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)

3.6

パリの18区を舞台に、それぞれの区で、それぞれの監督が短編映画を作り上げていて、どれも非常に面白かったです。



個人的に面白いと感じたのは、地下鉄の駅での旅行者の不安と擬音をコミカルに扱ったジョ
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バーク アンド ヘア(2010年製作の映画)

2.8

「ブルース・ブラザース」のジョン・ランディス監督、結構好不調の激しい監督だとは思いますが、時にはコメディ映画でも見て何も考えたく無いと思ったのと、何よりあのサイモン・ペッグが出演しているので見ました。>>続きを読む

夫たち、妻たち(1992年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

ニューヨークに住む大学教授であるゲイブ(ウディ・アレン)は妻ジュディ(ミア・ファロー)と共通の友人夫婦であるジャック(シドニー・ポラック)とサリー(ジュディ・デイヴィス)を夕食に誘っています。ジャック>>続きを読む

宇宙人王さんとの遭遇(2011年製作の映画)

2.7

「宇宙人ポール」があまりに面白かったので、その2番煎じであろうとは思われたのですが、思わず手にとってしまいました。「宇宙人ポール」は名作だと思ってます。



中国語の通訳、翻訳を仕事にしているガイ
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

とても綺麗な映像作品でした。よく考えると、私はキューブリック作品はあまり見てないんだと気がつきました。見た中で好きな作品は「時計仕掛けのオレンジ」、「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを>>続きを読む

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

SFの傑作との噂を聞いた事、何よりジョセフ・ゴードン=レヴィット主演!ということで観に行きました。タイムトラベルSFサスペンスアクションとも言うべきものであり、ネタバレを避けるために言えないんですが、>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.9

大人になってから原作は読んで、かなり好きな小説になりました、そのミュージカルを映画化したものです。原作小説の素晴らしさは言葉が尽きないです、ジャン・ヴァルジャンの一生涯を追いかけた物語ですが、まさに王>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

4.0

スピルバーグの出世作、ということで見ました。スピルバーグ監督は「ジョーズ」と「未知との遭遇」の人として私には認識されてます。「E.T」も「プライベート・ライアン」も素晴らしいけど、もう1つ個人的に好き>>続きを読む

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.8

名作「リトル・ミス・サンシャイン」の監督最新作なので観ました。



19際でデビューした作家カルヴィン(ポール・ダノ)はセンセーショナルに受け入れられるも、その後スランプに陥り、全く新作が書けなく
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.3

ジョン・ル・カレ原作作品なのと、ポスターがカッコよかったので劇場に観に行きたかったんですが、時間が合わず断念、DVDになったので早速見ました。スパイものですし、なにしろジョン・ル・カレ原作映画は友人に>>続きを読む

終の信託(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

1997年のある病院に勤める呼吸器科の折井綾乃(草刈 民夫)は医師であり充実した毎日を過ごしています。受け持ちの患者も多く、その中には最近入退院を繰り返す喘息患者江木 泰三(役所 広司)がいます。折井>>続きを読む

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

2.9

舞台は横浜、時代は1963年、来年には東京でオリンピックが開かれようとしています。坂の上の屋敷で家事を一手に引き受けながらも高校へと通う松崎 海(通称メル)は、毎朝の日課として屋敷前のポールに旗を捧げ>>続きを読む

レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)

3.9

麻薬密売人の仲介者である男(ダニエル・クレイグ)は4人を仲間とする割り切ったプロです。そこに直接のボスであるジミーから2つの仕事が舞い込んできます。ひとつは大量のMDMAを売りさばくこと。そしてもうひ>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.9

何気なく借りて見ましたが、なかなかシュールなSF作品でした。



ふと、気がつくととある電車の車内にいるスティーブンスは軍人であるのに、一般人のように扱われます。しかも見に覚えのない名前で呼ばれる
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

2.7

ジャスティンは外交官としてアフリカに降り立っています。妻のテッサはこれからアフリカの奥地へ向かうのですが、彼女が去った次の日に、同僚のサンディがジャスティンに、テッサの死を告げてきます・・・呆然とする>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

トイ・ストーリー完結編ですみませ。


アンディと仲間たちの最後がどうなるのか?もしくはこの「おもちゃ」という遊ばれる側からの視点を遊ぶ側である「子供たち」に見せる(主たるターゲット層が子供)話しとし
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.0

2は数年後、アンディの飼い犬である(1の最後に出てきたクリスマスプレゼントの)バスターともおもちゃは仲良くなっています。ウッディはいつもアンディと一緒に出かけているカウボーイ・キャンプにいくつもりであ>>続きを読む

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの標準的な家庭で育つアンディは小学生低学年くらいの男の子です。アンディは様々なおもちゃに囲まれて暮らしているのですが、中でもお気に入りはカウボーイハットを被ったシェリフであるウッディ(唐沢 寿>>続きを読む

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

映画「サマーウォーズ」が面白かったので見に行きました。が結果は個人的には残念な感じ。すべてがイヤなわけではありませんが、好みの映画では無かったです。





女子大学生「花」は大学に通いながらバイト
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

モンスターが住む世界では、子供の悲鳴が全てのエネルギーの基になっています。しかし、子供に触られると死んでしまうといわれている世界です。子供を怖がらせ、悲鳴を上げさせ、尚且つ触られないでエネルギーを貯め>>続きを読む

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大都会ミネアポリスでヤングアダルト小説のゴーストライターとして働くメイビス(シャーリーズ・セロン)は37歳。漠然と鬱屈とした日を過ごしているのですが、仕事は調度最終話(どうも打ち切り)の大事な時期です>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

結果は、残念。


誠に残念ながら「ダークナイト」を上回る映画ではなかったですし、どちらかというと「バットマン・ビギンズ」と同じような作品だと感じました。








前作「ダークナイト」で描
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ディフェンドー 闇の仕事人(2009年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

昼間は道路作業員として働くものの、夜な夜なダウンタウンを徘徊している怪しげな男が警察に突き出されてきます、彼は自らを「ディフェンドー」(綴りの間違いからのネーミングと思われる、もしくは・・・多少の精神>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予告編でその不穏さが際立っていた作品なので興味持ちました。ミヒャエル・ハネケ作品のような不穏さでしたので。



厳格な父親が絶対権力を握る家には子供が3人います。無邪気な青年である長男、ちょっと不
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ゴッド・ブレス・アメリカ(2011年製作の映画)

4.2

予告編を見る限りどうも「キック・アス」や「スーパー」や「ディフェンドー」のようなストーリィなのではないか?と思って期待して観に行きました。シネマライズで公開まだ2週間なのに既に夜1回レイトショーだけに>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

1.3

映画「エイリアン」の前日譚、ということやりドリー・スコット監督作品ということで観てきました。特に監督インタビューによるとIMAX3Dで観て欲しいとのことなので、またもやユナイテッド・シネマとしまえんで>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.3

夏に期待して観に行った作品どれもがもうひとつ納得出来なかったので(期待も大きかったし、バジェットも大きいものが多かったので)、一応評判の映画、しかも普段は手を出さない邦画に手を出してみました。>>続きを読む

突破口!(1973年製作の映画)

4.0

ケイパー(犯罪計画)モノの傑作ということで見ました。私が最初に『ケイパー』という単語を知ったのは中学生の頃。『魔少年ビーティー』で使われていた単語にグッときました。




地方銀行の入り口に止まる
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スーパーチューズデー 正義を売った日(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ジョージ・クルーニーは出演作のレベル高いと思いますし、演技も上手いと思うのですが、監督作品は見たことが無かったのと、なんと言ってもライアン・ゴズリングが出演している、という事で見ました。ライアン・ゴズ>>続きを読む

アドベンチャーランドへようこそ(2009年製作の映画)

3.6

「宇宙人ポール」のコンビであるサイモン・ペッグとニック・フロスト出演作は面白かったので、今度は、あの「スーパー・バッド 童貞ウォーズ」でも監督だったグレッグ・モットーラ作品を追いかけて見ました。 >>続きを読む

マージン・コール(2011年製作の映画)

4.2

やはりケヴィン・スペイシーで手にとりました。とはいえ全然興味が無かった世界でもなく、友人の1人が外資系に勤めていることで知った世界の話しのようなので、それで興味持ちました。基本的にはケヴィン・スペイシ>>続きを読む

おとなのけんか(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ロマン・ポランスキー監督作品でたぶん1番有名なのは「ローズマリーの赤ちゃん」でしょうか?私はあまり見たことがない監督ですが、なんといってもシャロン・テートの旦那さんとして認識しています、あのチャールズ>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.2

「セブン」の、「ゾディアック」の、そして「ソーシャル・ネットワーク」のデビッド・フィンチャー監督最新作!結構期待して観に行って来ました!公開から時間は経ってしまいましたが、それでも新宿で日曜日にはバル>>続きを読む

Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2011年製作の映画)

2.9

ピナ・バウシュ、有名はコリオグラファーです。私は1作しか見たこと無いですが、それをヴィム・ヴェンダースが3Dで映画化!!結構期待して観に行きました。3Dも初めてですし。ヴィム・ヴェンダース作品ではいろ>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

1.2

幼少期のブルース・ウェインはあるきっかけで こうもり を恐れる少年です。裕福な両親と何不自由ない生活を送っていますし、友人であるレイチェル・ドーズもいます。ところが、ウェインの住むゴッサム・シティは長>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

アスガル・ファルハーディー監イラン映画、初体験でしたが、かなりヤラレマシタ。映画の完成度や素晴らしさに国籍や撮影された地域監督の国籍などは全然関係ないですけれど、文化の違いから、ニュアンスとして、ある>>続きを読む