qudanさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.5

硬軟織り交ぜたバディもの。
コメディ要素多めでそれによってアクションシーンも際立ち、エンターテイメントとしては◎。
最初は噛み合わない二人の心の距離が徐々に近づいていき、クライマックスに持っていく流れ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

ジャンルはサスペンスだけれども、登場人物の感情の起伏が表に出ないためサスペンス感は少ない。
どちらかといえば音楽の付け方も含めてホラーに近い。

得体の知れない症状という恐怖はあるが、患った二人の子供
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.0

アルツハイマーの元連続殺人犯 vs 現役連続殺人犯という中2心をくすぐる設定。

期待値が高かった分、やや期待はずれ。
主人公の記憶が本当なのか、妄想なのか、操作された記憶なのか、この辺りの揺らぎの繰
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.5

モチーフはちょっと邪道なガイコツ(死者の国)。
テーマは王道で、夢(音楽)と家族。

キャラクターの動きやカメラワークが生理的に気持ちよく、序盤はそれだけで観ていられる。
ガイコツならではのアニメーシ
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

女子の友達との距離感や男子の愚かさなど含めて、高校生の雰囲気にリアリティがあって良かった。

LGBTの人を見つけようとするくだりはサスペンス感があり、後半からの主人公の心の揺れや行動の選択も切ない。
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

原作があるため、駆け足のダイジェストにならないよう、緩急の使い分けを意識してるように感じた。
その緩の部分でキャラクターの心情を丁寧に表現できている。

その心情も分かりやすく単純化したものではなく、
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.5

雪原・雪山の舞台そのままに静けさが特徴的な作品。

セリフも削ぎ落とされ、ひとつひとつに重みがある。
悲しみと怒りといった感情も深く静かに表現されていて非常に上手い。
そういった感情に寄り添うような音
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.0

カメラワークが未来すぎる。
FPSのような一人称視点のアクションに始まり、どうやって撮っているんだ?というワンカット長回しなどなど。
バイク・カーアクションもカメラ動きまくりで、脳に負荷をかけまくる。
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

シリアス&ハードな世界観なんだけど、やりすぎのため笑いに昇華してしまっているジョン・ウィックシリーズ。

初っ端からキアヌ・リーブスの全員殺すマンっぷりが遺憾なく発揮されている。2作目にありがちな主人
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.0

ミステリーとして普通におもしろいが、事前情報で「すべての人がこの罠にハマる」「予測不能!」と煽りすぎてハードルが上がってしまった。

画作りや演出は分かりやすさを優先しているかな。
その辺がテレビの2
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前半はゾンビ映画+フェイクドキュメンタリーな形式。

ワンカットで手ブレがあり、途中で転んだり、レンズの血飛沫を拭いたりと明らかに撮影者がいると感じさせる。
だが、前半ではその撮影者が何者かを明らかに
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.5

タイトルからは予想できない、パンク+SFなボーイミーツガールもの。

パンクな導入からまさかそんな風に物語が展開していくとは思わず、パンクとSFの高低差が驚きにつながっている。
SFも良い感じのチープ
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(2016年製作の映画)

2.0

河瀨直美監督のと間違えて視聴。
全然好みじゃないというのもあるけど、反面教師的にいろいろ考えさせられる作品だった。

・どういう風に見れば良い映画なのか理解するのに40分かかった。普通の映画だと20分
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.0

銃撃犯を捕まえるだけでなく、撃たれた人を救助するところに感動がある。
人命を救うために軍に入隊した志がラストに繋がっている。

けれども、物語の大半を占めるのが仲良し3人組旅行なので、ドラマの構成とし
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.5

ホワイトスワンから、血塗られたレッドスパローへ。

冒頭10分が好みすぎた。
二人の視点を織り交ぜた編集で、美しさとサスペンスに満ちている。

スパイ養成学校のくだりも良い。

登場人物が多く、それぞ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

アフリカを世界観の主軸において、ビジュアルや音楽もアフリカン。
かつSF要素も加わって新鮮なものになっている。

主人公が黒人で側近の女性たちも大活躍。
この辺は非常に現代的。

一方でバランスをとる
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

描写がひたすら丁寧。
舞台美術や会話の猥雑さを出しつつ、見やすさ聞きやすさをバランスさせる職人芸。

これ以上説明したら野暮ったくなったり、説教臭くなったりするところを、観る側のリテラシーを信じて、あ
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泥棒役者(2017年製作の映画)

4.0

すれ違いコントのような設定で始まり、中盤で登場人物それぞれの悩みも解決した上でオチへ向かっていく脚本力がスゴイ。

本筋には絡んでこないヒロイン役の高畑充希が映画のトーンを決める重要な役割を果たしてい
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亜人(2017年製作の映画)

3.0

漫画・アニメともに未読。
死んだらリセットできるという設定によって、人対人のアクションは新しい見せ方になっていて良かった。
そして、綾野剛の存在感よ。

逆に黒い幽霊は便利すぎるがゆえに、この状況でな
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.5

ベタながらも圧倒的なテンポの良さで見せてくる楽しい作品。

パターソン(2016年製作の映画)

3.0

日常系映画。
本当に大きなターニングポイントがなく進行していく。
随所にちょっとした可笑しみや愛らしさがある。

繊細な映画ではあるが、うーん、もの足りない。

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.5

「主人公である現在のスーザン」、「元夫エドワードから送られてきた小説」、「過去のスーザンとエドワード」の3つのストーリーが並行して語られる。

それぞれのストーリーの中で、スーザン、小説の中の夫、過去
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

いやー痺れた。
密度が高く小気味の良い会話と早い展開で、132分があっという間。

勝利のためなら手段を選ばない、他者をリスペクトしない主人公のリズ。
そんな彼女が他者を尊重するようになり、仲間と勝利
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全員死刑(2017年製作の映画)

2.0

悪ノリな物語に、悪ノリな編集と演出で露悪的な作品。
セリフが聞き取りづらいのもあって、いまいち作品世界に乗り切れなかった。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

論理ではなく人間の感情や欲望がむき出しになるさまを、ここまでやりきって描写してくれるとおもしろい。

過剰なキャラクターも、エロい感じも、軽薄なセリフも、不穏な雰囲気も、上手くラストに収束するように設
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.0

非常にユニークで、監督・脚本の2人が馬鹿話をしながら考えたんだろうなと思わせる作品。
お馬鹿な一方で、ドリーミーな映像表現はMV監督っぽさもある。

自分が10代であればもっと響いたかも。

マザー!(2017年製作の映画)

3.5

登場人物の行動原理の説明がなくブッ飛んでいるので、事前知識として聖書の創世記を下敷きにしていることを理解していないと相当にキツい。

神・母なる大地・人類という関係性を頭に入れて観ると、人間の傍若無人
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

終始、不穏なサスペンスに満ちていて非常に良い。
各キャストの不気味な表情や、笑いと恐怖のギリギリのところを攻めるバランス感覚とか、ジョーダン・ピール監督のファンになってしまった。

黒人差別をテーマに
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

3.0

作劇の大きなターニングポイントを作らず、淡々と人と出会い会話を交わしていき進行していく、キャラクター中心の作り。

なので、主人公のフリアンとトマス(そして愛犬のトルーマン)を好きになれるかどうかがポ
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ハッピーエンドの選び方(2014年製作の映画)

3.5

尊厳死を題材にしているが、優しさとユーモアのある作品。
ラストもハッキリとは描写せず悲しみを誇張していないので、切ないながらも良い余韻がある。

主人公を、尊厳死の装置で人を死なせる立場と、愛する妻に
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

3Dを活かした画作りとアクションは「アバター」以来の衝撃があった。
仮想空間という設定ゆえにCG感を隠さなくても良いので、それが豊かな表現になり良い方向に作用している。
時折入る現実世界の描写も仮想空
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.5

今まで知らなかった価値観を教えてくれる映画。

訓練と教育で肉体と知能は高くなってるんだけど、独自の倫理観で動いているため、食料を盗んだりする行為にモヤッとする。
そのモヤッとした気持ちを、次男君が代
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