まず、主人公のケイコ。ろう者のプロボクサー。もうこの設定だけで胸アツなんやけど、映画は別に感動で泣かせたろ!みたいなこと一切してこなくて、めちゃくちゃ淡々としてる。ナレーションもなければ、説明セリフ…
>>続きを読む三宅唱監督の繊細な感性が全編にわたり息づく本作は、まさに「静けさの中にある強さ」を描いた一篇だ。監督らしい淡い色彩と淡い空気感が、冬の東京の街並みやジムの片隅に佇むようなケイコの存在に寄り添い、観る…
>>続きを読む三宅唱さんの撮る映画がとても好きだと思った。
人が生きている、人が人と関わっているということを過剰ではなく等身大で感じ取れる感覚がある。
鏡の前での会長とのシーンと、弟と彼女さんとの3人のシーンが…
小笠原恵子さんの「負けないで!」という原案をエンドロールで知り、佐々木隆雄会長(三浦友和)が視覚障害者の設定であることに腑に落ちる…というか、繊細なタッチで凄いな、と舌を巻いた。
変に主張するでな…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS