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『コンビニエンスストア』に投稿された感想・評価

【一言で言うと】
「搾取の“奴隷”」

[あらすじ]
モスクワ郊外の小さなコンビニエンスストアで働く移民のムハッバトとその移民たち。店主のザンナの鉄の掟のもと、労働者たちの疑似家族の一員として、昼夜を問わず窮屈な思いをして働いており、常に苦しい状況下の元で労働をしていた。
しかしある事件が起きたことをきっかけに、ムハッバトはここから逃げる決意をする...。

第35回東京国際映画祭にて鑑賞。

ある一店のコンビニから滲み出る搾取の“闇”。移民からパスポートと自由を毟り取り、強制労働かの如く労働を強いてこき使う劣悪さに身震いしますし、そこから逃走した後に待ち受ける“罰”の残酷さはまさに現代に甦る“強制収容所”のような恐怖を感じましたね(・・;)...

やっぱロシアって、信じたくないけど本当に“ヤバい”国なんだろうなって思う。低賃金で強制労働、警官の買収、更にはレイプや虐待…あらゆる“悪腫”が蔓延るこの国に救いは果たしてあるのだろうか😔...

ただ個人的にはストーリーもそうだが、搾取などに対する問題提起だけに徹するのかと思いきや意外とファンタジー要素を取り入れてるので、ある意味予想外すぎてイマイチ作品のリズムに乗り切れなかった。

列車内を横切るアヒルや“空中浮遊”のシーンなど、何か意味があるのだろうけどその意味もなんとなく分からない、むしろあるのかどうかも分からないという全てが有耶無耶で終わってしまった感じがして、最後までその“しこり”が取れないまま劇場を後にしましたね😫

しかしそれでも問題提起についての描き方は重々しくも目を据えた“眼差し”をも感じましたし、特異な描写に困惑しつつも、前半と後半での“搾取”の構造の違いだったりと、この逃れられぬ自由の“束縛”から解放される時をただただ願うばかりです...



最後に一つ余談を挟みますが、遂に昨日から東京国際映画祭が開催とのことなので、今回は十分な予算を携えて11月2日の最終日まで出来る限り多くの映画を観る予定です。
ですが流石にテンポ良く観てレビューを投稿するにはかなりの労力がかかりますので、映画祭で観た映画に関してはコンスタントに投稿するため短文感想でのレビューとなってしまいます。ですので何卒ご理解の程よろしくお願いします🙇‍♂️

去年は数本しか観れませんでしたが、今年は時間もかなりあるので20本そこそこは観ようかなって思ってます!!😤
sashaice

sashaiceの感想・評価

4.2
絶対に逃げられないコンビニ24時間。テーマにしては闇が深すぎる。。世界一陰鬱なコンビニへようこそ。全然コンビニエントじゃないけどそれは置いといて。ジャンナのキャラがもうホラー😨 今や逆にロシア人がウズベキスタンに大量流入してるという皮肉もあるけど、描き方としてはモスクワの個人商店で奴隷のように搾取されるウズベキスタンの出稼ぎ労働者。住み込みってのが怖い。バックヤードで繰り返されるロシア人クライアントへの"接待"、女主人に歯向かう者への容赦ない暴力、出国手段の剥奪、子どもを産ませて略奪、、最後の演出ちょっとよく分からなかったです、、😅
ギルド

ギルドの感想・評価

4.5
【狭い空間にいる奴隷たちの恐怖】【東京国際映画祭】
■あらすじ
モスクワ郊外の小さなスーパーマーケットの奥の部屋で、ささやかな結婚式が行われている。
移民労働者の和気あいあいとしたコミュニティ、と思うかもしれない。しかし、ムハッバトの顔は困ったような顔をしている。
彼女は「Produkty 24」で働く移民労働者である。
妊娠中にもかかわらず、店主のザンナの鉄の掟のもと、労働者たちの疑似家族の一員として、昼夜を問わず窮屈な思いをして働いている。
逃げ出そうとする者は残酷な虐待を受ける。一方、警察は見て見ぬふりをし、店のものなら何でも、人間でも、ただで食べさせてくれる。
しかし、ムハッバトはパスポートだけでなく、人生で最も大切なものを奪われたとき、脱走を決心する。


■みどころ
面白かったです!
モスクワのコンビニエンスストア「Produkty 24」で働く移民労働者ムハッバトの話。

本作はコンビニで働く外国人労働者の息詰まる生活を描いた映画であるが、コンビニで働く空間の狭さが薄暗くて先の見えない辛さとして見事に描いていると感じました。
ムハッバトはコンビニでは酒コーナーで販売しているが、酒を買う客の日本でいうタバコ買う時に番号で言わずに銘柄で言うレベルの横柄さからスタートして、そこから料金違うと指摘すると逆ギレして殴られるクソ客対応から映画は始まる。

その後にもタコ部屋のような部屋でプライベートのくそったれもない部屋で寝たり、急なタスクで叩き起こされたり、店長の謎の雑用に疲弊したり…と働いているコンビニではあまり良い待遇で働かされていない事が見える。
そこに加えて空間を狭く狭く映すカメラワークや内装のチープでノイローゼになりそうなBGMや全く音の無い空間で仕事をし続ける姿にも外国人労働者が劣悪な労働環境で働いている事を如実に伝えていて、酒コーナーでポツンと佇んでいるムハッバトをかなり引いて撮影する「狭さ」は白眉であると感じました。
店長も中々にクソっぷりを発揮していて、逃げ出した店員をとっ捕まえてリンチしたり人狼ゲームで人以下の扱いをしてきたり自分には子供いないから他人の子供を我が子のように接したり、足で子供に雑用させて上手くいかないと罵る…とやりたい放題である。

そんな本作は外国人労働者が置かれた「労働と搾取」「支配と被支配」を鋭く描いていて、移民労働者の目線でロシアの労働環境を描いているとは言うけれども、実際には日本含めた先進国の話ですと言われても全然成立するようなリアリズムな作品が強いです。
そこにカメラワーク・セットデザインの巧みさ、少しだけ入る非現実的な展開が良いアクセントになってて面白さ・怖さに直結している作品に感じました。

その後、ちょっとした事件があってコンビニという牢獄から離れて広がる空間に「これは希望の展開か…?」と思わせて、結局のところ「労働と搾取」という関係は「外国人労働者」という立場である以上は呪いとして避けられない運命にある事、どんなにより良い生活を目指してもそれを阻む出来事の連続の末にある最後の希望の場所は「お前の居場所はここしかないぞ?」と絶望を覚えさせる演出が恐ろしかったです。

途中から鈍重になって退屈にはなったものの、前半1時間のしんどさ・徐々に不安になっていく展開に圧倒された映画で面白かったです!

P.S.
東京国際映画祭で上映されたルーマニア映画の「R.M.N.」と同じテイストを感じさせるが、最低賃金すぎて現地で人が集まらないのとは違う「アットホームな職場すぎて、外国人労働者という背に腹は代えられない人が選択せざるを得ない」部分がショック度合デカすぎてヤバい映画だと思う。
映画ポスターの内側で破れてるダンボールも上手く象徴されていて「R.M.N.」に並んで日本公開して欲しいです!

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