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フリーダム・オン・ファイヤー
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目次

『フリーダム・オン・ファイヤー』に投稿された感想・評価

4.0
第35回東京国際映画祭 鑑賞19作『フリーダム・オン・ファイヤー』

2022年最後の鑑賞作品は、2022年だからこそ見るべき、最もタイムリーな作品。ワールド・フォーカス特別上映枠『フリーダム・オン・ファイヤー』。
2014年のロシアによる一方的クリミア半島併合から続いていた21世紀の戦争は、2022年2月24日にロシアがウクライナ東部へ侵攻したことで、本格的侵略戦争として再び世界に激震を与えました。
この戦争は2022年11月現在も進行中で、長期戦の様相を呈しています。またその影響は、エネルギーや食品の価格高騰と、インフレの急進による世界経済への打撃として、着実に世界を蝕んでいます。
北方領土問題を抱える日本にとっては、他人事ではない大事件。防衛費予算規模の拡大等、戦争の足音が着実に迫りつつある恐ろしさを実感させられました。


本作は、『ウィンター・オン・ファイヤー:ウクライナ、自由への闘い』のエフゲニー・アフィネフスキー監督の最新作。
キーウ、マリウポリ、ハルキウ等の、ロシア軍の攻撃を受けた諸都市に暮らす市民や、現地を取材するリポーター等の報道関係者、そして実際に戦っている兵士。
侵攻の当事者たちへのインタビューを通して、戦争の背景に横たわるウクライナとロシアとの関係性を明らかにします。

自由主義と権威主義の戦いの構図は中国の台頭と連動して表面化してきたような印象ですが、まさか21世紀にもなって、ヨーロッパで最新兵器による戦争が起きるとは真剣に考えておらず、衝撃を受けました。
同時に、残酷極まる虐殺の形跡が世界中のニュースで流れても、「それはフェイクだ」と断ずることで乗り切ろうとする国のトップの姿から、大本営発表から何一つ進歩していない世界の実態に、改めて驚愕しました。
ポピュリズムとIT技術の悪魔合体の結果、「フェイクニュース!!」と喚き散らすトランプを大統領にまで上り詰めさせたわけですが、情報操作社会の行きつく先はディストピアに他ならないと思います。しかし、それを民意が望んで生み出す社会になっている。結果的に、権力者の暴走がひた進み、その犠牲となるのはいつの世も無辜の民……。
ウルトラマンのイデ隊員風に言えば、「為政者(犠牲者)はいつもこうだ。文句だけは美しいけれど」ですね。為政者の扇動によって、犠牲となるのはいつだって民衆。心ある者の声は圧殺し、イエスマンだけで固められた政府。真実はどこに?平和の日々はどこに?なんだか何もかもが嫌になってきてしまいます……。

太陽の光届かぬアゾフスタリ製鉄所地下に逃げ延びた若い母親。プーチンへの憎悪をあっけらかんと笑顔で口にする子供たち。街を、家を、家族を、失った人々。
この戦争が一刻も早く集結し、咎人が裁かれ、しかるべき罰を受ける日が来ることを祈っています。
para
4.1
2022.2.24 ロシアによるウクライナ侵攻をマリウポリ陥落までの期間、ウクライナ各地の惨状や人々のインタビュー映像で繋げたドキュメンタリー。

上映後、“ウクライナに栄光あれ“(ウクライナ語で)のシュプレヒコール。
今年の東京国際映画祭で鑑賞したどの作品よりも上映後に大きく、そして長く拍手が湧き上がり胸がいっぱいになった。

子どもたちを追った映像が多く、子どもの目から見た戦争、その言葉が印象に残る。
なぜお互い平和に暮らせないのか。
ある子どもは望みとして、明日戦争が終わりプーチンが死ぬことを挙げていた…

生命の危険を顧みず最前線を取材するジャーナリスト、映像作家に敬意を表します。
なお、ウクライナ人による映画ですが、エンドロール最後にアメリカの協力があったことがわかるため、若干プロパガンダ的なものも含まれているかもしれない。
ただそれを差し引いても、ロシアのしていることは許されないだろう。
侵攻当初人々の目には不安の色が濃かったが、暫くすると炎が灯った的な発言があり、
2014年(クリミア併合とマイダン革命)を境にウクライナ国民が大きく変化したことをロシアが認識出来ていなかったのか?なところも映画から伝わってきた。

恐らく突貫作業で制作されたであろうし、練られたものではないかもしれないが、戦時下で上映されることに大きな意味があると思う。

TIFF2022

ウクライナに栄光あれ!!
Naoya
2.5
2014年の“マイダン革命”を扱い、2月24日に開始されたロシア軍の侵攻を受けたウクライナの当時を描いたドキュメンタリー作。キーウ、マリウポリなど様々な都市の一般市民、従軍する兵士らにインタビューを行い、まさに生の声を聴く戦争映画になっています。日常が破壊され、日々恐怖に怯えなければならない様、当たり前が失われた世界が広がっており、戦争がもたらす悲惨さしかない現状が生々しく描かれています。それでも生きていく力を感じさせる、生きていかなければいけない強い意志を感じさせる内容もあり、プロバガンダ作でもある。戦時を描いており、生々しい描写もある。

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