全体的によく見るとかなりシンプルな出来だが、演出がとにかく面白い。この年代とは思えない奇妙だがちゃんと意図を感じられる硬派な演出がまさに、"職人監督の腕が光る良作"って感じ。そういう映画はしばらく見…
>>続きを読む画面分割に何の意味があるんだよと思っていたら、薄暗い方の画面に写っている物が死体だと、扉を開けた瞬間に判明するシーンで度肝を抜かれた。画面を割ること=切り取ることのメディア性とか、異常と正常の違いは…
>>続きを読むスプリット・スクリーンを多用して、犯人と犠牲者、死体とそれを発見する者、警察による様々な捜査場面を同時に観せるリチャード・フライシャー監督のスタイリッシュな演出が冴えわたる実録犯罪映画の大傑作ですね…
>>続きを読むこういう精神分裂ものは『クリーン、シェーブン』同様観てる側にも主人公の戸惑いや絶望感を伝えてくる
ラストの事情聴取のシーンは本当に怖いし悲しい
彼のもう一つの人格は女性蔑視がすごそう、性器に異物を入…
実際の連続殺人事件を扱った話
前半は容疑者不在で警察による進まない捜査の様子を淡々と、後半は一転して犯行、逮捕、取り調べまでを描いていている
度々分割画面になるのは何の効果を狙ってなのかよくわから…
【映画の「魔」】
黒沢清が『CURE』『蛇の道』を作る際に参考にした異常心理サスペンス。今観てもかなりはハイブローで危険な映画と言える。
分割画面を駆使した映像テクニックとじわじわ煽るような長回…
女性を狙う連続絞殺事件。日毎に増えていく被害者、高まる世間の批判、ボストン警察の威信を懸けた捜査。
イケメンのステータスを覆すトニー・カーティスの恐怖の芝居。尋問で信実を引き出す検事ヘンリー・フォン…