Jホラーの煮凝りといった様相の、恐怖が凝縮された作品でした。
この映画には説明も理屈も、オチすらないと言っても過言ではないと思います。しかし、画面上の余白が、ヌメ〜としたカメラワークが、効果音が…
無駄な要素を削ぎ落し、いつ何が起こるかわからない緊張感、不安、不気味さと違和感。
「先生にはこのチャイムの音が聞こえませんか?」
「鶏肉」
「面接」
「椅子」
「刑事」
「鏡」
「インターフォン」…
映画ってストーリーの派手さで面白さが決められちゃうことが多いけど、一歩引いて演出的な面白さにも目を向けると楽しさ広がるよね。
この映画もストーリーというよりは、演出が楽しい映画だったように感じる。…
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