"それはリアルか妄想か"
約45分に凝縮された黒沢清監督の才能にただただ魅了させられる短編ホラーであり、影や光が織り成す視覚的恐怖や、音の畳み掛けによる聴覚的恐怖といった多彩なギミックで絶え間ない…
このレビューはネタバレを含みます
いつ何が起こるかわからない緊張感、不安、不気味さと違和感。
「先生にはこのチャイムの音が聞こえませんか?」
「鶏肉」
「面接」
「椅子」
「刑事」
「鏡」
「インターフォン」
「大量の空き缶と不快…
映画ってストーリーの派手さで面白さが決められちゃうことが多いけど、一歩引いて演出的な面白さにも目を向けると楽しさ広がるよね。
この映画もストーリーというよりは、演出が楽しい映画だったように感じる。…
無音の時も小さくどこかでチャイムが鳴っているような気がして、それが映画の中でわずかに音を流しているのか自分の耳が聞こえてるように感じてるだけなのか分からなくて気持ち悪かった。全ての人物の挙動が良い意…
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料理教室っていう設定がすごいいいなと思った。あんなに当たり前のように刃物に溢れた空間ってなかなかないし、視点を変えるだけで一気に怖い空間になる。頭の中を見せようとするシーンは何の躊躇もなくてびっくり…
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